仕事で何がしたいかわからない30代40代がやるべき仕事の選び方
「もう30代なのに、自分が仕事で何をしたいかわからない…」
「40代でもやりたい仕事を見つけることはできるのか?」
「やりたくもない仕事をあと20年も30年も続けていきたくない」
そんなモヤモヤを解消する、理想の仕事を選ぶための3ステップを解説します。
1番のポイントは、「最初に自己分析を行うこと」。
自己分析を行えば「自分が重視すべき軸」を論理的に見つけることができ、仕事選びでの最高の武器になります。
私も以前は、自分のやりたいことなどなく、何の仕事をしたいのかわからない状態でした。
ですが、自己分析をやるようになってから、今まで気づきづらかった長所をはじめ、自分でも納得の「やりたいこと」がたくさん見つかり感動しました。
今回は仕事選びのステップ1として、20万部を突破した人気著書、八木 仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から自己分析方法をご紹介。
ステップ2でやりたいことを実現する方法の探し方、ステップ3で仕事を選ぶ方法をまとめていきます。
流れに従って自己分析を進めていけば、自分のやりたい仕事が見つかるはずです。
自己分析をして分かった自分の価値観や適性は、趣味や人間関係など仕事以外でも人生を充実させるためにめちゃくちゃ使えます。
なので、紙やスマホのメモ帳を用意して、この機会にぜひ実践してみてくださいね。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.徹底的な自己分析をすれば、30代40代でも自分に合う仕事が見つかる
1番最初に自己分析をすれば、仕事選びの成功率はグッと上がります。
理由は、「何がしたいかわからない!」が解消され、自分が輝ける仕事選びの軸が明確になるからです。
「毎日仕事が楽しい!」
「好きな仕事で人の役に立てて充実!」
そんな、考えるだけでワクワクできるような仕事を選ぶ軸として、自己分析は非常に有効です。
逆に、自己分析なしの仕事選びは、後悔のもと。
実際、マイナビが2022年の卒業予定者を対象に行った調査では、約3人に1人が「就活前に自分の適性を把握しておくべきだった」と回答しています。
引用:大学生とつくる就活応援ゼミ『「もっと早くやっておけば…」 22年卒が就活で感じた後悔と成長』
就活する学生ですら、自分の適性に合わない仕事を選んで後悔し始めているのです。
実際に、10年15年と仕事をし続けてきた30代40代であれば、適性に合わない仕事をし続けて大変な思いをしたこともたくさんあるでしょう。
仕事で評価されない、仕事が楽しくない。
だからこそ余計に、自分のやりたい仕事や適性に合う仕事を選ぶ大切さがわかるのではないでしょうか。
そうはいっても、自分のやりたい仕事や適性は、漠然と考えるだけではなかなか見えてきません。
だからこそ、1番最初に自己分析をして、自分の軸をもつことが大切です。
自己分析を1度行えば、仕事選びのときだけでなく、転職のときの面接や自己PRに使えます。
仕事内での問題解決や、心地よい暮らし作りなど、人生を充実させるコンパスとしてもこの先ずっと使うことができるでしょう。
自己分析をするとわかること
- 自分の興味関心や強みがわかる
- 自分の価値観に合う仕事がすぐに見分けられる
- 面接やPRでも活用できる
- 仕事や生活で困ったときの判断基準になる
- 何をすれば人生が充実するのかわかるようになる
これらの効果を得ることができれば、少なくとも今よりは自分に向いている仕事を選びやすくなりますよね。
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2.仕事で何がしたいかわからない状態を抜け出す方法【3ステップで完結】
第2章では、仕事で何がしたいかわからない状態を抜け出す方法をお伝えしていきます。
以下の3つのステップを順に進めていくことで、自分に合う仕事選びができます。
- 自己分析でやりたいことを見つける
- やりたいことを実現する方法を知る
- 企業分析で仕事を選ぶ
なおこの記事で紹介する自己分析は、20万部を突破し、中田敦彦のYouTube大学でも紹介された八木 仁平さんの著書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を参考にしています。
私も実際に行いましたが、これからの人生にちょっとワクワクしてしまうくらい、自分の活かし方ややりたいことが明確になりました。
質問は全部で15個あるので、実際に答えをメモしながらやってみてください。
(時間は1~2時間かかると思うので、この記事をブックマークしておいて、隙間時間にちょこちょこ進めるのがオススメです)
2-1.【ステップ1】自己分析でやりたいことを見つける
ステップ1では自己分析を通して「やりたいこと」を明確にします。
自己分析のステップは以下の4つです。
- 価値観を知る
- 得意なことを知る
- 好きなことを知る
- 上記3つを満たす「やりたいこと」を分析する
「価値観・得意なこと・好きなこと」とは、自分を活かしてイキイキ働くための要素。
そのため、「やりたいこと」は「価値観・得意なこと・好きなこと」の3つをすべて満たしていることが重要です。
引用:八木 仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
逆に、どれか1つでも欠けた「やりたいこと」は、仕事選びにおいては失敗の原因になってしまいます。
たとえば、ラーメンが好きだからラーメン屋になった場合、「好きなこと」だけで仕事を選んでおり、「得意なこと」と「価値観」は考えられていません。
結果、自分の長所が活かされにくく「飲食店は全然向いていなかった」と後悔する可能性が高まります。
また「ラーメンを通してこんな風に幸せになってほしい!」といった価値観がなければ、お客さんに喜ばれることも減ってしまい、売り上げも伸びません。
「価値観・得意なこと・好きなこと」の3つすべてがそろっていれば、好きなことを得意な方法で目的をもって行えるので、充実した仕事になります。
では早速、1つ目の「価値観」から見ていきましょう。
2-1-1.価値観を知る
「価値観」とは、「自分にとって大事なこと」。
最初に価値観を分析する理由は、自分が大事にしたいことがわかれば、仕事にも人生にも、大きな1本の軸がもてるからです。
「自分がこう生きたい!」という自分の人生の目的と、「人にこんな影響を与えたい!」という仕事の目的、これが1本の線で繋がっている時に仕事に夢中になることができます。
それでは早速、5つの質問で自分の価値観を探っていきましょう。
2-1-1-1.価値観を見つける5つの質問
以下の5つの質問に対し、思いつくことを自由に何個でも書き出してみてください。
価値観を見つける5つの質問
1.尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは?その人のどんなところを尊敬している?
→なぜ尊敬しているか?という部分に自分の価値観が隠れている
2.幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えた出来事or経験は?自分の価値観にどう影響を与えた?
→価値観の根本は幼少期に作られる
3.今の社会には何が足りないと思う?
→理想と現実のギャップを埋めることがやりたいことに繋がる
4.「自分って人生で何を大事にしてそう?」とまわりの人に聞く(そう思った具体的なエピソードも聞けるとよい)
→自分で気づいていないことも、周りは気づいていたりする
4.自分の子どもを育てたり、他人に助言したりするときに、一番伝えたい行動・伝えたくない行動は?
→周りの人に伝えたい価値観は「仕事の目的」に通じる
終わったら、これまでの自分の回答を眺めてみましょう。
似たような単語や共通点がいくつかあるのではないでしょうか。
次は出てきた単語をグループ分けします。
2-1-1-2.価値観をグループ分けする
まずは自分が書いたエピソードから、価値観となるキーワードをどんどん書き出します。
この後グループ分けをするので、マインドマップのソフト・アプリを使ったり、1枚の付箋に1つのキーワードを書いたりして、単語を並び替えられるようにしておくのがおすすめです。
価値観キーワードの例
- 優しさをもつ
- 快適に暮らす
- 休暇を楽しむ
- 挑戦し続ける
- 伝統を重んじる など
キーワードを書き終わったら似たもの同士でグループ分けをします。
引用:八木 仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
たとえば、「相手目線」「人を尊重する」といったキーワードがある場合には「寄り添い」というグループにまとめる、という感じです。
このグループ分けで、自分の価値観を5つ程度のグループにまとめます。
なお、価値観を定めるときの注意点として、「自分でコントロールできないこと(他人の評価や行動)は価値観から省く」ようにしてください。
価値観から省くキーワード例
- 憧れの存在になる→憧れてくれるかどうかは相手次第
- 人気者になる→まわりの評価次第
- 尊敬される→まわりの評価次第
- 愛される→相手の行動次第
など
もちろん上記の価値観も、欲求やモチベーションとしてはOKです。
しかし、自分でコントロールできないことを目標として設定すると幸福度を下げてしまいます。
そのため、自分でコントロールできない価値観が出てきた場合は、グループ分けをする前に「なぜ?」「そうなったら何がしたい?」という深堀をし、その先にある自分の価値観を見つけるようにするといいです。
たとえば私は、「実績を作る」を1つの価値観にしていました。
しかし実績は、人からの評価によって得られるものですよね。
そのため「なんで実績が欲しいんだろう?」と深堀をして、「自信」「居場所」という価値観に変換しました。
深堀することで、自分が本当に欲しいものがより明確になります。
2-1-1-3.価値観をランクづけする
価値観探しもいよいよ終盤。
自分の軸をより明確にするために、まとめた価値観に優先順位をつけましょう。
ランクづけのポイントとしては、価値観を土台にして上位の価値観が達成される順位にすること。
引用:八木 仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
たとえば、「楽しさ」と「自分らしさ」の2つを比べる場合は以下のように考えます。
「自分らしくいられるからこそ楽しさを感じる!」と思った場合
「自分らしさ」が「楽しさ」に繋がるということだから…
- 土台の価値観・・「自分らしさ」
- 上位の価値観・・「楽しさ」
となる
価値観ランキングを作ると、自分が最初に満たすべき土台の価値観を知ることが可能。
判断に迷ったときに土台の価値観を基準に判断できるようになったり、生活の満足度を上げたりするのに役立ちます。
価値観ランキングのメリット
- 最初に満たすべき価値観がわかる
- 迷ったときの判断軸になる
- 何を優先して生きればいいかがわかる
- 芯の通った人生にできる
2-1-1-4.仕事の目的をもつ
価値観のパートの最後は、価値観の中から仕事の目的をもつこと。
仕事の目的とは、「なんのために仕事をしたいか」「まわりにどんな影響を与えたいか」ということ。
価値観ランキングの中から、どんな価値を他の人に広げていきたいかという「仕事の目的」を考えてみましょう。
仕事の目的の例
- 「安心感」という価値観→人が安心・リラックスできる場を作る
- 「挑戦」という価値観→新しいことに挑戦する人を応援する
- 「希望」という価値を選んだ場合→自信がない人が一歩踏み出せる希望を与える
自分がこれまで他者に働きかけた(=価値を与えた・与えようとした)エピソードを10個書き出すと、より仕事の目的が明確になります。
たとえば私は、
「数学が苦手な友達に勉強を教えてあげた」
「仕事の後輩に困っていることがないか聞いた」
などのエピソードを挙げました。
このようにエピソードを書き出したら、そこで1番多く出てきた価値観キーワードを仕事の目的にしてみましょう。
注意点は、「人を笑顔にする」「幸せにする」は仕事の目的にならないこと。
なぜなら、そもそも仕事というものが人の笑顔や幸せを増やすことを目的に行うものだからです。
そのため、
「どんな気持ちになってほしい?」
「どんな風に幸せにしたい?」
という深堀によって、奥にある本当に提供したい価値を見つけてみてください。
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2-1-2.得意なことを知る
価値観がわかったら、次に自分の得意なことを探りましょう。
ここでの得意なことは、「他人より優れていること」ではなく「無意識に自然とやってしまうこと」というのがポイントです。
成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン(中略)簡単にいうと、「クセ」のようなものが「得意なこと」です。
たとえば、以下のようなイメージです。
仕事選びで役立つ「得意なこと」
×サッカー:練習してできるようになったこと
○計画を立てて準備をすること:自然といつもそうしていること
もしかすると、「得意なことなんて自分にはないよ」と思うかもしれません。
しかし、自然とやれるからこそ自覚しづらいだけで、誰にでも必ず得意なことはあります。
さっそく以下の質問で自分の得意なことを明らかにしていきましょう。
2-1-2-1. 5つの質問で「得意なこと」を知る
得意なことを知るための質問は以下の5つです。
些細なことでもいいので、思いつく経験をどんどん書いていきましょう。
「得意なこと」を知る5つの質問
1.これまでの人生で充実していた体験は?
→得意なことはやっていても苦じゃなく、充実感を得られる
2.最近イラっとしたこと・心がザワついたことは?
→自分が当たり前にできるからこそ他人に不快感を覚える
3.仲のいい人に自分の長所を聞く
→自分にとっては当たり前なことでも、他人には当たり前じゃない
4.明日仕事をやめるとして、もっとやりたかったことは?
→「やりたかった」と思うことは、充実感があること
5.これまでの人生で成果が出たことは?どうやって出した?(自慢できるような輝かしいものじゃなくてOK)
→成功体験には自分の長所が隠れている
特に最後の成功体験の質問は、得意なことがたくさん見つかる重要な質問です。
少し大変ですが、1つ1つの成功体験についてさらに以下の8つの追加質問をすると、より得意なことが明確になります。
「成功体験」を深堀する8つの質問
- 充実した状態に入る前に何をした?
- そのときの環境の特徴は?
- 具体的にどんな行動をとっていた?
- その行動をとっていたのはどんな思考から?
- 当時は何を意識していた?
- 何がモチベーションになっていた?
- いつその充実感は終わった?どうすれば継続できた?
- 当時、もっとこうすればよかったなと感じていることは?
2-1-2-2.「得意なこと」をまとめる
エピソードから出てきた「得意なこと」を端からどんどん書き出しましょう。
目標は10個以上です。
得意なことの例
- 先を見越して計画を立てる
- 他人の長所に目を向ける
- 快適な空間を作る
- 興味のあることに幅広く取り組む など
2-1-2-3.得意なことランクをつける
出てきた得意なことに3段階で評価つけます。
得意なことの3段階評価
- ◎・・充実感があり、成果に繋がる
- 〇・・充実感がある
- △・・まだ確信がもてない
特に◎評価の得意なことを把握すれば、効率的かつ強力に自分を活かすことができます。
2-1-3.好きなことを知る
「価値観」「得意なこと」がわかったら、最後の要素である「好きなこと」を見ていきます。
好きなこととは、興味や関心を感じる分野。
「なんで?どうして?どうすれば?と自然と疑問や探求心が湧いてくること」は、特に興味関心が強いと考えてよいでしょう。
好きなことを考える際の注意点は以下の2つです。
好きなことを考える際の注意点
1.どんなことが楽しいのか?もセットで考える
→野球が楽しい理由が「チームプレイ」の場合、チームでできる仕事を選ぶことが重要だから。1人で野球ショップ開いても充実しづらい。
2.純粋に「面白い」「楽しい」と思えることを考える
→「役に立つ」は興味関心があることには入れない。
たとえば、「需要があるから、プログラミングに興味がある」は、需要がなくなってしまうとやる理由もなくなってしまうので「好きなこと」に入れません。
自分からすすんで「関わりたい」、「ワクワクする」と感じられることが大切です。
では5つの質問で好きなことを見ていきましょう。
2-1-3-1.好きなことを見つける5つの質問
好きなことを知るための質問は以下の5つです。
「好きなこと」を見つける5つの質問
1.今お金を払ってでも勉強・体験したいことは?
→興味のあるジャンルはモチベーションが続く
2.本棚にはどんなジャンルの本がある?
→関心のあるジャンルがわかる。(本がない場合は書店を一周してみるのがおすすめ)
3.これに出会えて「よかった!」「救われた!」と思える分野・ジャンル・物は?
→心が動いたもの、情熱をもっているものがわかる
4.これまで生きてきた中で「お礼を言いたい仕事」は?
→「やってもらって嬉しかったことを、今度は自分がやりたい」という思いをもちやすい
5.これまで世の中に対する怒りを感じたことは?
→関心がある部分だからこそ、物足りなさに気づく
2-1-3-2.好きなことを分析する
エピソードから自分が興味関心をもっているキーワードを抽出します。
好きなこと(+どんなことが楽しいか)の例
- 動物(動物と触れ合うこと)
- 筋トレ(変化を目で見て実感すること、健康になること)
- 人間関係(人と話すこと)
- 哲学(思考を深めること・1人で考えること)
- 飲食(人に喜んでもらえること・自分の手で作ること) など
以上で「好きなこと」探しは完了です。
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2-1-4.やりたいことを分析
自己分析の最終ステップです。
「価値観」「得意なこと」「好きなこと」の3要素を満たす「やりたいこと」を見つけましょう。
手順は以下の2つです。
「やりたいこと」を分析する2ステップ
- 「得意なこと」と「好きなこと」を掛け合わせる
- 「価値観」に沿ってやりたいことを絞る
順に解説します。
2-1-4-1.「得意なこと」と「好きなこと」を掛け合わせる
「2-1-2-3.得意なことランクをつける」で書いた優先順位の高い「◎の得意なこと」と「好きなこと」を片っ端からかけ合わせます。
ポイントは、質よりも量を重視すること。
1つずつの掛け合わせでなく、3つ以上の要素を組み合わせてもOKです。
組み合わせと関係なく、書いている途中でふと思いついたアイデアも追加していきましょう。
「得意なこと」×「好きなこと」の例
[快適な空間を作る(=得意なこと)]×[動物と触れ合う(=好きなこと)]
→小動物と触れ合いながらリラックスできる休憩スペースを作る
[初対面の人と楽しく話す・新しいアイデアを提案する(=得意なこと)]×[ファッションを考える(=好きなこと)]
→1対1でファッションについてのアイデアを提案する
2-1-4-2.価値観に沿ってやりたいことを絞っていく
考えた案に「提供できる価値」がつくことで仕事になります。
「2-1-1-4.仕事の目的をもつ」で見つけた仕事の目的を基準に、今出たアイデアをふるいにかけてみましょう。
引用:八木 仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
最終的に仕事の目的に繋がったものが、「好きなこと」「得意なこと」「価値観」を満たす「やりたいこと」です。
やりたいことの例
- 好きなこと・・ファッション
- 得意なこと・・1対1でアイデアを提案する
- 仕事の価値・・自信がない人に希望を与える
→『自信がない人に希望を与えるために、明るくなれるファッションのアイデアを1対1で楽しく提案する』
こうして「好きなこと」「得意なこと」「価値観」の3つを満たす「やりたいこと」は、意志をもって意欲的に取り組める、自分に合った仕事になります。
反対に、仕事の価値に繋がらなかったものは趣味として取り組むのが良いでしょう。
ボツになったアイデアも、人生を豊かにする趣味として活かすことができます。
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2-2.やりたいことは後から修正・変更可能
実際に自己分析をやってみると、今まで見えづらかった自分の特性にたくさん気づくことができたのではないでしょうか。
私自身も、「やりたいことはなんだろう」と漠然と考えるより何倍も向かいたい方向が明確になりました。
しかし同時に、こんな不安もよぎるかもしれません。
- ちゃんと自己分析できているか不安
- これで「やりたいこと」を確定していいの?
- 実際にやってもしっくりこなかったらどうしよう
このときポイントになるのは、「やりたいこと」は後から修正できるということです。
著書でも、「やりたいこと」は、行動しながらブラッシュアップしていくものだと説明されています。
実際にやってみて、違和感を感じたら、ちょっと立ち止まり、修正してみてください。
その繰り返しで「本当にやりたいこと」に近づいていくことができます。
1回自己分析をすれば、しっくりこないことがあっても、得意なこと・好きなこと・価値観のどれが満たされていないのかを確認することができます。
問題点を少しずつ修正していくことで、どんどん自分に合ったスタイルに近づけていくことが可能>です。
自己分析でわかった大きな軸を武器に、少しずつ行動を起こしてみましょう。
2-3.自己分析がうまくいかないときの5つの方法
- どうしても自己分析が進まない
- 自己分析だけじゃ物足りない
そんなときは以下の方法を試してみるのもおすすめ。
どれか1つだけを基準にして仕事を選ぶのはリスクがありますが、仕事選びの補助になるでしょう。
2-3-1.適職診断
ネットでできる無料の適職診断も、自分の特性や向いている仕事を知るツールとして有効です。
機械的な適職診断だけで仕事を選ぶのは不安が大きいですが、職業や自分の可能性を知るきっかけになります。
2-3-2.まわりの人に聞いてみる
自己分析の答えづらい質問は、まわりの人に聞いてみるのもおすすめです。
特に身近にいる恋人や幼なじみ、親などは、色々なヒントをくれる可能性があります。
2-3-3.エージェントの活用
転職・就職エージェントは、数ある企業からおすすめの就職先を提案してくれます。
もちろん、「何がしたいかわからない」という悩みも相談可能。
特にオンラインで相談できるエージェントは気軽に利用できておすすめです。
2-3-4.やりたいこと以外の軸で考えてみる
「どうしてもやりたいことが見つからない!」という場合は、別の視点から仕事を絞ってみましょう。
やりたいこと以外を軸にする例
- 身につけたいスキル
- やりたくない仕事を明確にする
- 必要とされたことのある仕事
- できること
もちろん好きなことや得意なことを加味した方が、仕事の満足度は高まります。
しかし、別の軸で候補を絞っておくことも、仕事選びに役立つでしょう。
2-3-5.目の前にあることから軸を見つける
目の前の仕事や勉強をより一生懸命やってみると、自分の特性やこだわりに気づくきっかけになり得ます。
たとえば、「最近チームでの活動が楽しく感じる」「発言してみたら思ったより反応がよかった」などです。
単純に成果や状況の改善にも繋がるので、一石二鳥です。
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2-4.【ステップ2】やりたいことを実現する方法を知る
やりたいことがわかれば、あとは仕事を選ぶだけです。
記事内で紹介した自己理解メゾットを提唱している八木さんは、「やりたいことさえ見つかれば、実現手段は自然と見つかる」と語っています。
実は、「やりたいこと」が見つかれば、自然と実現手段が見つかり始めます。(中略)
世の中の情報を見るときに「自分の『やりたいこと』に役立つ情報はないだろうか?」というアンテナが立ってどんどん情報が集まってくるようになるのです。
何気なく見ているテレビやSNS、雑誌などにある関連情報に目が留まりやすくなり、やりたいことが実現できるというわけです。
しかし、もっと意欲的に情報収集したいという思いも湧きますよね。
やりたいことの実現方法や、仕事の選択肢を広げる方法には、以下のようなものがあります。
情報収集の例
職業や企業を知ることはもちろん、始められそうなことがあれば副業やSNSで小さく始めてみるのもおすすめです。
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2-5.【ステップ3】企業分析で仕事を選ぶ
最後にステップ3として仕事を選びましょう。
ここで初めて給料や福利厚生、勤務地などで仕事をフィルタリングします。
希望の条件に合う仕事が見つかれば、希望と熱意をもって頑張れそうですよね。
「何を基準に仕事を選べばいいかわからない」という場合は、他の人の基準を参考にしてみてはいかがでしょうか。
アクサダイレクト生命の調査によると、重要視されている仕事選びの基準は「仕事内容」「勤務形態」「給料」です。
引用:アクサダイレクト生命『アクサダイレクト生命、新型コロナ下での仕事観の変化を調査
上記のアンケートを参考に自分が重視したい点を見つけることで、より後悔の少ない仕事選びに繋がるはずです。
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3.仕事で何がしたいかわからない30代40代がやってはいけないNG行動4選
「やりたいことがわからない」といっても、安易な仕事選びは後悔に繋がりかねません。
最後に、失敗しやすいNGな仕事の選び方4つをご紹介します。
- 1.憧れの人がやっている仕事に就く
- 2.とりあえず資格をとっておく
- 3.給料だけで決める
- 4.世間体で決める
3-1.憧れの人がやっている仕事に就く
憧れの人と同じ職業に就いても、同じように自分がイキイキと働けるかは別問題。
理由は、他人の「得意なこと」と、自分の「得意なこと」は違うからです。
たとえば、子どもに人気な職業としても挙げられるYouTuber。
私もYouTubeをやっていますが、実際にYouTubeを長く続けられる人はそれほど多くありません。
YouTubeの大変なところ
- 地道な編集作業
- 細かいアングル調整
- 企画を考え続けないといけない
動画編集や撮影が得意な人であれば楽しいかと思いますが、苦手な人は苦痛に感じるでしょう。
憧れの人の要素をうまく取り入れるには、「どこに憧れるのか?」「何が楽しそうなのか?」を自問するのがポイント。
表面的に同じことをするだけでなく、少しでも自分の特性に合わせた方法を検討することで充実した仕事に結びつきやすくなります。
3-2.とりあえず資格をとっておく
とりあえずで資格をとると、逆に自分の可能性を狭めてしまう危険性があります。
なぜなら、「資格を活かさなきゃ」で選択肢を絞りがちだからです。
また、「仕事で有利だから」という理由で選んだ資格には、自分の興味関心が伴っていない場合もあります。
結果、資格を活かせる仕事に就いたとしても、モチベーションは保ちづらいでしょう。
少しでもいいので、「社会的に有利」だけでなく、「得意なこと・好きなこと・価値観」を意識することが、可能性を広げる資格選びに繋がります。
3-3.給料だけで決める
給料を重視しすぎると、自分の特性と仕事内容にミスマッチが起こりやすくなってしまいます。
「お金があっても満たされない」「毎日仕事に行きたくない」という日々は、理想の生活と言い難いですよね。
仕事の満足度に関する調査では、「今の仕事に満足する」と感じる人の理由の多くは「仕事のおもしろさ」「人間関係の良さ」という結果が出ています。
引用:エン・ジャパン『仕事の満足度に影響する要因は?仕事に満足する理由は、仕事のおもしろさや人間関係。不満につながる理由は、給与。―『エン転職』ユーザーアンケート調査結果発表―』
また高収入を重視した仕事選びでは、トラブルが起こることもあります。
高収入ワークのトラブル例
- 「試用期間だから」と、結局安い給料しか払われない
- 高い成果を求められ、ハードワークになる
- 見合う成果を上げられず、降格になる
参考:DIAMOND online『給与が面接時の約束と違う!そんなトラブルはなぜ起こる』、キャリコネニュース『年収1000万円以上だけど激務な人の声「残業は月200時間。死にます」「平日は寝るだけのために家に帰る生活です」』
もちろん、高収入な仕事の中には自分も社会も幸せになれる素晴らしい仕事がたくさんあります。
しかし、収入だけでなく仕事内容や社風などを重視した方が満足度は上がりやすいでしょう。
3-4.世間体で決める
まわりからの評価や期待に合わせて仕事を選ぶのは得策ではありません。
自分が幸せになれる方法は、他人にはわからないもの。
そのため、他人にとってステータスとなる仕事が、自分にとっても満足できる仕事とは限らないのです。
さらに、有名大企業ももはや安泰ではないのが現状。
変化の激しい時代では、「名前」だけで企業を選ぶことはハイリスクと言えます。
体裁や他人の意見を尊重するより、自分の意志で仕事を選ぶ方がメリットは大きいでしょう。
\ すでに1,191人も参加してくれました /
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/ 自分を知ることができるでしょう \
まとめ
得意な仕事・やりがいのある仕事は1人1人違います。
そのため、満足度の高い仕事を選び、幸せな人生にするために重要なのは、なによりも「自分を知ること」です。
「なにがしたいかわかない」と感じた今こそ、自己分析を行って、自分にピッタリの軸を見つけるチャンスです。
仕事選びの3ステップ
- 自己分析で自分のやりたいことを見つける
- やりたいことを実現する方法を知る
- 企業分析で仕事を選ぶ
自己分析は仕事選びだけでなく、仕事での課題解決や、充実した暮らしづくりにも有効。
「何がしたいかわかない」を解決し、自分が活きる人生の軸をもちましょう。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
お仕事の依頼はこちらから↓↓
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「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
先に参加した方々からは、以下のような感想も届いています。
重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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