将来やりたいことがない高校生の大学の選び方|将来の夢がない場合はどう選ぶ?
「やりたいことは特にないけど、大学には行っておきたいな~」と、考えている高校生はたくさんいると思います。
しかし、「やりたいことがないから、大学はどうやって選べばいいか分からない!」と、迷子になる高校生も多いようです。
今回はこの記事で、「将来の夢がない人や、やりたいことがない高校生の大学の選び方」をご紹介します。
「将来の夢や、やりたいことがないのに大学に行ってもいいのかな?」と思っている高校生もいると思いますが、ここで「武田塾」が行った「大学に行く理由ランキング」を見てみましょう。
大学に行く理由ランキング
- 第1位 就職のため 50.0%
- 第2位 学歴の取得 47.4%
- 第3位 学びたい学問や資格のため 40.5%
- 第4位 やりたいことを見つけるため 33.6%
- 第5位 教養・人間性を身につけるため 27.6%
- 第6位 みんなが行くから 19.0%
- 第7位 なんとなく 9.5%
第4位に「やりたいことを見つけるため」と入っていますよね。
今現在やりたいことがなくとも、大学に行ってやりたいことを見つける高校生もいます。
第1位の「就職のため」も、「やりたい職業が明確になっていて、大学卒業の証が欲しい」という状況と、「やりたいことはないけど、大学を卒業しておけば就職に有利だから」という人もいます。
この結果から、「将来の夢や、やりたいことがなくても大学に行く人は多数いる」という事が分かります。
将来の夢や、やりたいことがないまま大学に行くことは悪いことではありません。
では、そのような状況でどうやって進学する大学を選べばいいのか?
大学への進学に興味はあるけど、将来の夢ややりたいことがない高校生はぜひ、この記事を参考にしてみてください。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.将来の夢ややりたいことがない高校生は意外と多い
将来の夢ややりたいことがない高校生の大学の選び方を紹介する前に、「将来の夢やなりたい職業がある学生」はどのくらいいるのか、気になりませんか?
実は、「将来の夢やなりたい職業がない」という高校生は意外と多いんです。
高校3年生の約半分が「将来の夢やなりたい職業がない」と答えているアンケート結果があります。
それは予備校で有名な「東進」が行った、「将来の夢やなりたい職業はありますか? 」というアンケートです。
引用:東進ハイスクール・東進衛星予備校 NEWS RELEASE
アンケート結果は、高校3年生の約半分が将来の夢やなりたい職業がないという結果でした。
中1~高3全体を見ても、しっかりとした目標を持っている人は多いわけではないんです。
あなたの周りには、将来の目標に向かって勉強を始めている人でいっぱいかもしれません。
しかし、視野を広げてみればあなたと同じように、将来に対する目標がない人もたくさんいます。
将来の夢やなりたい職業がないからといって、落ち込んだり焦る必要はありません。
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2.将来の夢がない人ややりたいことがない高校生の大学の選び方5つ
「大学に行けばやりたいことが見つかるかもしれない」
「大学を卒業していると給料が高くなるから」
将来の夢ややりたいことがなくとも、これらのような理由で大学への進学を希望する学生はいます。
しかし、明確な目標ではないので、いざ大学を選ぼうとすると、「どういう基準で大学をえらべばいいの?」と、疑問が出てきますよね?
そんな将来の夢がない人ややりたいことがない人は、以下の5つの方法で大学や学部を選ぶと失敗しにくいです。
- 希望する条件を整理してみる
- 希望しない条件を整理してみる
- 学部は自分の好きなことや興味のあるもので決める
- 診断ツールを利用してみる
- オープンキャンパスに参加してみる
1つずつ詳しくみていきますね。
2-1.希望する条件を整理してみる
将来やりたいことがない高校生の大学の選び方1つ目は、「希望する条件を整理してみる」です。
日本には約780校もの大学が存在します。
東京だけでも約140校。
その中から大学を選んでいてもキリがないので、自分の希望する条件を書き出してみましょう。
- 偏差値
- 就職状況
- 通学時間
- 通学エリア
- 学部
など
自分が希望する条件に当てはまる大学をピックアップすれば、選択肢をかなり絞れるはずです。
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2-2.希望しない条件を整理してみる
将来やりたいことがない高校生の大学の選び方2つ目は、「希望しない条件を整理してみる」です。
上記の、「希望する条件を整理してみる」とは逆に、「希望しないこと」を書き出してみましょう。
希望したくない条件も一緒に書き出すことで、より自分が希望する条件が明確になります。
希望しない条件の例は、以下の通りです。
- 家から遠いところは嫌だ
- 就職状況の悪い大学は嫌だ
- 難しい授業は嫌だ
など
希望しない条件に当てはまる大学は選択肢から排除して、入学してからの「こんなはずじゃなかった…」を防ぐようにできるといいですね。
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2-3.学部は自分の好きなことや興味のあるもので決める
将来やりたいことがない高校生の大学の選び方3つ目は、「学部は自分の好きなことや興味のあるもので決める」です。
大学では専門的なことを学ぶことになるので、興味・関心のある学部でないと、4年間に渡る長い授業についていけなくなり、挫折します。
なので、将来やりたいことがまだなかったとしても、少しでも興味関心を持てることから選ぶと良いでしょう。
たとえば、以下のような内容を基準にするのはアリですね。
- 好きな教科
- 得意な教科
- 小さいころから好きだったこと
- 継続していること
など
将来的には、好きなことや得意なこと・興味関心があることは変わってしまうかもしれません。
しかし、将来の興味関心の変化を現時点で予測することは不可能です。
そのため、現時点では、今の好きなことや得意なこと・興味関心から選ぶのが正解ですね。
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2-4.診断ツールを利用してみる
将来やりたいことがない高校生の大学の選び方4つ目は、「診断ツールを利用してみる」です。
学部や学問が沢山ありすぎて、「結局、何学部に行けばいいの?」と迷子になる学生も多いのでは?
そんな時は「適学診断ツール」を利用してみましょう。
自分にとっての適切な学部や学問を、質問に答えていくだけで簡単に診断してもらえます。
インターネットで検索すれば、この手の診断ツールはたくさん出てきますが、その中でも、「スタディサプリ 進路」の「適学・適職診断ツール」がおすすめです。
会員登録なしで、回答をチェックシートにチェックするだけで診断できます。
学部だけでなく自分に適した職種を診断してくれる「適職診断ツール」もあります。
診断結果に出てきた職種から逆算して、どんなことを学べばいいのかを判断することも可能です。
自分がどんなことに向いているのか、どんなことに興味があるのか、自分でも気づかなった自分の魅力に気づくきっかけにもなりますので、診断ツールの利用も検討してみてください。
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2-5.オープンキャンパスに参加してみる
将来やりたいことがない高校生の大学の選び方5つ目は、「オープンキャンパスに参加してみる」です。
部屋の中に閉じこもって考えていても結論が出ない場合は、ぜひ大学のオープンキャンパスに参加してみてください。
ホームページやパンフレットだけでは感じることのできない、大学の雰囲気を感じることができ、入学後のビジョンが鮮明になるでしょう。
オープンキャンパスとは、受験生やそのご家族に大学のことをより深く知ってもらうために開く学校説明会のようなものです。
大学の説明会に立ち会い、大学についての知識を深めたり、大学の生徒や教授の雰囲気を肌で感じることで、自分のやりたいことや興味のあることが鮮明になってきます。
複数の大学のオープンキャンパスに参加して、大学ごとの特徴や雰囲気を照らし合わせてみましょう!
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3.大学を決めるときに陥ってしまう「イケない思考回路」
大学を決めるときに陥ってしまうイケない思考回路が3つあります。
- 人の意見を鵜呑みにする
- 進路を選択することに恐れている
- 将来の夢が見つかる「キッカケ」を待っている
これらの思考回路に陥いると、進路先の大学を決めるのに時間がかかったり、大学入学後に苦労することがあります。
大学選びに苦労している人はこの3つの思考回路に陥っていないか確認してみましょう。
3-1.人の意見を鵜吞みにする
1つ目は、「人の意見を鵜呑みにする」です。
「親に言われたから」
「みんながそうするから」
このように人の意見を鵜呑みにし進路を適当に決めると、入学後に苦しい想いをします。
勧められた大学や学部があなたにとって興味関心のないものだとしたら、その分野をずっと勉強する羽目になるからです。
【学部は自分の好きなことや興味のあるもので決める】でも記述した通り、自分の興味・関心のある分野を選択しないと、モチベーションがあがらずに欠席が増え、単位を落としたり、休学や退学に繋がる原因にもなります。
これから先の人生、自分で選択してく機会が増えます。その第一歩だと思い、自分で考え、少しでも興味関心のある大学へ入り努力することが大切です。
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3-2.進路を選択することに恐れている
2つ目は、「進路を選択することに恐れている」です。
「この大学で本当にいいのかな?」
「この大学でうまくやっていけるのかな?」
やっとの思いで大学が決まっても、このような不安が頭によぎることもあります。
人生を左右する選択ですので慎重になってしまいますが、大切なのは「入学してからどう過ごすか」です。
自分にピッタリな大学を見つけて入学しても、大学生活の中で挫折することだってあります。
それは、入学後の「成功のハードル」を高く描きすぎてしまうからです。
将来の夢ややりたいことがない人が大学を決めるときは、入学した後にどのように頑張っていくかを考えるようにしましょう。
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3-3.将来の夢が見つかる「キッカケ」を待っている
3つ目は、「将来の夢が見つかる「キッカケ」を待っている」です。
普通に生活をしていくうえで、将来の夢ややりたいことが見つかる「キッカケ」が突然に訪れる人は、そんなに多くはありません。
「大学に入学したら、やりたいことが見つかるだろう」
大体の人がそう思っていることでしょう。
しかし、大学の講義を言われた通りにこなしているだけの「受け身」だけの生活では、将来の夢ややりたいことが見つかる「キッカケ」を探し出すことはできません。
大学の授業やサークル、アルバイトなどの活動を通して、やりたいことを探し出せる「キッカケ」をたくさん作っておきましょう。
次のグラフはタウンワークが行ったアンケート結果で、「大学生のうちにやっておくべきこと」のランキングとなっています。
これらの回答も参考にしてみてください。
引用:タウンワーク 大学生のうちにやっておくべきことランキング
- 高校生のときには、人生の先輩たちが考える「大学生のうちにやっておくべきこと」をチェックする
- 大学生のときには、人生の先輩たちが考える「就活の前にやっておくべきこと」をチェックする
- 20代のときには、人生の先輩たちが考える「20代のうちにやっておくべきこと」をチェックする
というように、自分よりも年齢が上の人たちが考える「○○のうちにやっておくべきこと」をチェックして、その中から選ぶ方法は意外と外しません。
なので、やりたいことがまだない場合には、この方法が有効なのです。
そして、これらの経験や体験を通じて、
- やりがいを感じたこと
- 貢献できたこと
- 自信が付いたこと
などが明確になっていき、将来の夢ややりたいことへ繋がっていきます。
入学後は、「キッカケ」を待っているだけの受け身的な行動ではなく、積極的に行動しましょう。
そして定期的に将来設計や、自己分析を行う時間を設けることをおすすめします。
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4.将来の夢・やりたいことがない場合の志望動機の書き方
大学を決めて志望理由書を書く時に、こんな疑問を抱くと思います。
「将来の夢がないから、志望理由書になんて書けばいいか分からない!」
「将来の夢ややりたいことがないことを、素直に書いても平気なのかな?」
できることなら、最初から印象の悪いイメージはつけたくないですよね。
結論から言うと、将来の夢や将来像は無理に志望理由書に書かなくても大丈夫です。
大学側も、「学びながら将来像を考えてほしい」と考えている場合もありますし、大学に来るすべての人が将来に対する目標があるとは思っていません。
噓を書いても見破られる可能性があるので、自分を偽ることだけはしないようにしましょう。
志望理由書に将来の夢を問われるような項目があるのならば、正直な今の気持ちを書くようにします。
例えば、以下の通りです。
「将来の夢はない(定かではない)が、大学で学び、様々な体験を交えながら決めたい」
他にも、これらのようなことを書いてみるのも手です。
- 選んだ分野のどういったところに魅力を感じるか
- 選んだ分野に対するやりたいことへの熱意
志望理由書に、将来の夢や将来像を嘘をついてまで書くと印象が悪いので、正直な今の気持ちを打ち明けたうえで、入学後どのような活動をしていきたいかを明確に記載するようにしましょう。
5.最も大切なのは【大学に入学してから】
「大学に入学したからそのうちやりたいことも見つかるさ!」という意識で学生生活を送っていると、将来の夢ややりたいことは見つかりません。
大学入学後に、将来の夢ややりたいことを見つけるうえで本当に大切なことは、
「どのような学生生活を送るか?」
です。
【将来の夢が見つかる「キッカケ」を待っている】でも記述した通り、将来の夢ややりたいことは突然訪れては来ません。
サークル・アルバイト・ボランティアなど、幅広く積極的に活動をし、コミュニティや視野を広げることが大切です。
大学に入学できたからと安心せずに、将来の夢ややりたいことの「キッカケ」をつかめるように、積極的に活動していきましょう。
大切なのは大学に入学してからです。
就職活動では、学生時代にどのような活動をしたかもポイントになります。
頑張ったことが多ければ、就職活動時にアピールできるネタになるでしょう。
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まとめ
将来の夢ややりたいことがないと、どうやって大学を選べばいいか分からなくなりますよね。
そんな時はこの記事でご紹介した、「5つの方法」を試してみてください。
- 希望する条件を整理してみる
- 希望しない条件を整理してみる
- 学部は自分の好きなことや興味のあるもので決める
- 診断ツールを利用してみる
- オープンキャンパスに参加してみる
自分が過ごしやすいような大学を選ぶこともすごく大切なことですが、最も重要なのは、「入学してから、どのように過ごすか」です。
与えられた場所、環境でどのように努力し活動してきたかが、今後の人生で役に立ちます。
最適な大学を選ぶことは通過点でしかありません。
その後の頑張り次第で、あなたの将来が決まっていくのです。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
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重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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