はっきり言う人が怖い・うざい・苦手・傷つく場合の対処法6選
「はっきり言う人が怖いな…」
そう感じたことはありませんか?
しらべぇのアンケートでは約3割の人が、相手が誰であろうと自分の意見をはっきり言うと答えました。
出典:フリーランスは自分の芯が強い? 相手を選ばず意見をはっきり言える人の割合は…
そのため、はっきり言ってくる人が周りにいるという状況は珍しくありません。
ですが、人が傷つくことをズバズバ言われると、ちょっと怖いですよね…。
実際、はっきり言う人が苦手だったり、うざいと感じている人もたくさんいます。
それでも、はっきり言う人の心理を理解し、正しく対処すれば、恐怖感やストレスはなくなります。
「はっきり言う人は自分の間違いを教えてくれる優しい人だ」と考える人もいますが、あなたもそう考えられるようになるかもしれません。
この記事では、はっきり言う人の心理や特徴、それにどう対処すればいいのかを解説します。
これでもう、はっきり言う人に対して怯えることはなくなるでしょう。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.本当は優しい?!はっきり言う人の心理・特徴7つ
はっきり言う人には、優しい人もいれば自己中な人もいます。
自分の近くにいるはっきり言う人の心理や特徴がわかれば、「この人はこういう理由でズバズバ言うのかー」と余裕をもって受け止めたり受け流したりしやすくなります。
そこで第1章では、はっきり言う人の心理・特徴を7つ紹介しますね。
- 相手のために教えてあげたい
- マウントを取りたい
- 嘘が苦手
- 正義感が強い
- 自己中心的
- 自己肯定感が高い
- 素直
それぞれ見ていきます。
1-1.相手のために教えてあげたい
はっきり言う人の心理・特徴1つ目は、相手のために教えてあげたいという心理です。
「相手のために教えないと!」という善意ではっきり伝えるが、言い方が分からず言葉がきつくなってしまうことも多々あるようです。
テレビで毒舌が話題の放送作家、野々村 友紀子さんも著書で以下のように語っています。
こう見えて、褒めるときも怒るときも、相手の気持ち、最適な言葉、最適なタイミング、最適な伝え方はなにか?それを全力で考えてものを言っているのは確かです。
引用元:野々村 友紀子(2020)「ハッキリものを言って嫌われる人、好かれる人の伝え方」クロスメディア・パブリッシング(インプレス); 四六判版
まぁ、はっきり言う人には、善意であろうが好意であろうが相手に圧をかけてしまっていることには気づいていただきたいものですが(笑)。
それでも、悪意がない場合だったら、「こういう言い方になっちゃう人なんだなー」と客観視すれば、怖さが和らぐはずです。
善意でズバズバ言う人は、意外と相手を傷つけたり委縮したりさせてしまうことを気にしていることもあります。
なので、もし言えるのであれば、
「アドバイスはありがたいし、これからもお願いしたいのですが、言い方が少し怖いのでもう少しマイルドにしてもらえると嬉しいです」
などと伝えると、改善してもらえる可能性がありますね。
1-2.マウントを取りたい
はっきり言う人の心理・特徴2つ目は、マウントを取りたいという心理です。
はっきり意見を言うことで、自分の方が正しいと思わせたいという心理もあります。
noelのアンケートでは、約半数の人がついマウンティングをしてしまうと回答しており、意外にあなたも経験があるのかもしれません。
出典:マウンティングとは?マウンティングする人の特徴・心理としてくる人への対処法
人が傷つくことでもズバズバ言うことで相手を怖がらせて、感情的に優位に立とうとしているんですね。
こういうタイプに対しては、心の中で相手に対してマウントを取れるようになるのが一番効果的です。
たとえば、
「人間性や実力で相手からの尊敬を勝ち取れず、怖い言い方で相手をビビらせることでしか他人に対して優位に立てない、とても残念な人なんだな」
と心の中で思っておけば、ズバズバ言われても、「はいはい」と流すことができます。
ただし、上記のようなことを直接相手に言ってしまうと怒らせてしまうので(笑)、あくまで心の中でそう思うまでにとどめておきましょう。
1-3.嘘が苦手
はっきり言う人の心理・特徴3つ目は、嘘が苦手なことです。
嘘がつけないので、はっきり思ったことを言うパターンもあります。
あなたの周りにも忖度なしではっきり言う人はいませんか?
しらべぇのアンケートでは、約半数は嘘がつけないと回答しています。
出典:嘘がつけない人は半数以上 しかし素直に言い過ぎるとトラブルも…
自分にも相手にも噓をつかず自分の意見を言うのは、自分の人生をちゃんと生きているとも言えます。
こういうタイプに対しては、「この人は誰かと敵対したりしたいわけではなく、自分を曲げたくないだけなんだな」と思うと心に余裕ができますね。
集団の中で自分を曲げない人がいるとうざいと感じるものですが(笑)、今の時代で自分をしっかりと持っていることは悪いことではないと個人的には思います。
1-4.正義感が強い
はっきり言う人の心理・特徴4つ目は、正義感が強いことです。
正義感が強いため、間違っていることは正さなきゃいけないと感じているんですね。
しらべぇのアンケートでは、年代が上がるほど自分は正義感が強いと答えています。
出典:自分は正義感が強いと思う人は要注意? 「お前の理想を押し付けるな」の声も
残念ながら、その正義感が”老害”となってしまうパターンも多いです。
あなたの周りにもいちいち口をはさんでくる年上の人はいませんか?
正直、ウザいですよね(笑)。
そのような人は自らの正義感で発言しているのかもしれません。
1-5.自己中心的
はっきり言う人の心理・特徴5つ目は、自己中心的ことです。
自己中心的=協調性がないということなので、「自分の意見は言う」「周りの意見なんか知らない」と自分のことしか考えていない人もはっきりと言う傾向があります。
前述の嘘がつけないパターンとは違い、自分を持っているというよりかは単純にわがままなケースが多いです。
自己中でわがままなタイプは関わっても損することが多いので、「なんか言ってんな」と受け流した方がいいですね。
1-6.自己肯定感が高い
はっきり言う人の心理・特徴6つ目は、自己肯定感が高いことです。
周りから自分を認められている人は自分の意見をはっきりと言えるので、結果的にそれがズバズバ言うという印象になってしまうことがあります。
内閣府の調査でも、自己肯定感が高いと意見をはっきり言えるということが判明しています。
自分には長所があると感じている者ほど自分に満足しており(その逆もしかり、以下同)、また自分の考えをはっきりと相手に伝えることができる。
引用元:第3部 有識者の分析
自己肯定感が高い人が言うはっきりとした意見は、相手の意見やアイデアに対して自分の考えを述べても、相手の人間性や存在価値を否定するものではありません。
あくまで、その場の目的(会社の利益追求や仕事の完遂)を達成するために議論しているだけなんですね。
実は、これはちょっと厳しい話かもしれませんが、自己肯定感が低い人は自己肯定感が高い人に対して恐れや苦手意識を持つことがあります。
なので、この場合には自己肯定感を高めることが一番の対策になりますね。
1-7.素直
はっきり言う人の心理・特徴7つ目は、素直ことです。
素直な人は悪気なく、思ったことを話してしまいます。
約8割の人が「素直になれず悩んだ経験がある」と答えているので、素直なこと自体は良い傾向です。
出典:素直になれない人の特徴!素直になれない10の原因&自分を変える方法
素直な人は純粋であることが多いので、はっきり言うこと以外では愛らしい部分もあるはずです。
そういう部分を見つけてあげて、「はっきり言う人だけど、基本的には愛らしい良い人だな」と思えたら余裕をもって接することができるようになります。
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2.はっきり言う人が怖い・苦手・うざいと感じる原因4つ
そもそもなぜ、はっきり言う人に対して怖い・苦手・うざいなどと感じてしまうのか。
その心理的な原因を4つ紹介します。
原因がわかっていると対処しやすくなりますので、しっかりと確認しておきましょう。
- 過去に苦い経験がある
- 雰囲気に圧倒されてしまう
- 声が大きい
- 基本的に日本人は優しい
2-1.過去に苦い経験がある
はっきり言う人が怖い・苦手・うざいと感じる原因の1つ目は、過去に苦い経験があることです。
はっきり言われて怒られたなどの経験があるため、それを思い出してしまうことで怖いという感情が湧いてくるパターンです。
しらべぇのアンケートでは、10代と50代・60代が比較的はっきり言う人の割合が多くなっています。
出典:フリーランスは自分の芯が強い? 相手を選ばず意見をはっきり言える人の割合は…
相手に一切の悪意がなかったとしても、自分の中にある幼少期の経験やトラウマ・過去の失敗経験などが反応してしまえば、心理的には怖いと感じてしまいます。
この場合は、過去のトラウマや失敗経験をしっかり向き合って乗り越える必要がありますね。
2-2.雰囲気に圧倒されてしまう
はっきり言う人が怖い・苦手・うざいと感じる原因の2つ目は、雰囲気に圧倒されてしまうことです。
はっきり言ってくるので、その意見が正しいと感じてしまい、雰囲気に圧倒されてしまいます。
「言い返したら怒られそう…」と感じてしまいますよね?
必ずしも正しいことを言っているとは限りませんが、その雰囲気に飲み込まれてしまうとなかなか言い返せなくなってしまいます。
2-3.声が大きい
はっきり言う人が怖い・苦手・うざいと感じる原因の3つ目は、声が大きいことです。
相手の声が大きいと、どうしても萎縮してしまいますよね。
怒鳴り声だとしたらなおさらです。
メラビアンの法則では、人の印象の約4割は聴覚の要因とされています。
そのため、声の高さや話すスピード、声の大きさでその人の印象が左右されるのです。
はっきり言う時に大きな声を出す人も多く、怖いと思ってしまう原因の一つですね。
2-4.基本的に日本人は優しい
はっきり言う人が怖い・苦手・うざいと感じる原因の4つ目は、基本的に日本人は優しいことです。
世界から見た日本人の好ましい特徴として、礼儀正しい、親切などが上位に来ています。
出典:日本人から見た“日本のイメージ”を大調査!オリンピックイヤー2020年までに改善したほうがいいことは?
これは、日本の治安の良さなどにもつながっているので非常に良い特徴ではありますが、逆に言えば、厳しく言われたり激しく議論することに慣れていないとも言えます。
慣れていないから、少しはっきり言われただけでも委縮してしまうんですね。
たいして外国人(特に欧米の人)は、学生時代からディベートしたり自分の意見を主張したりするのが当たり前なので、はっきり言われることにも慣れています。
そのため、相手がズバズバ言ってきたとしても怖がることは少ないのです。
ということは、議論することに慣れることも、はっきり言う人に対する苦手意識を克服する1つの方法だといえそうですね。
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3.はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法6つ
ここからは、具体的にはっきり言う人が怖いと思う苦手意識を克服する方法をお伝えします。
今回お伝えする方法は以下の6つです。
- 教えてくれていると思う
- 必要な存在だと認識する
- 自分が必ずしも正しいと思わず耳を傾ける
- はっきり言う人の考えを聞いてみる
- 自己肯定感を高める
- 受け流す
それぞれ見ていきますね。
3-1.教えてくれていると思う
はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法の1つ目は、教えてくれていると思うことです。
はっきり言う人の心理・特徴の章で、悪気はなく善意ではっきり言っている人がいることを紹介しました。
そのように、「自分のことを思って言ってくれているんだな」と思うようにしてみましょう。
相手に悪意がないと思えれば、怖いと思わなくなるはずです。
3-2.必要な存在だと認識する
はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法の2つ目は、必要な存在だと認識することです。
特に大人になると、はっきり言ってくれる人、叱ってくれる人は貴重な存在になってきます。
学生のころは先生にたくさん怒られたけど、大人になってから怒られた経験が減ったという人も多いはずです。
漫画家のJamさんは、著書で叱ってくれる人についてこのように言っています。
優しさってなんでしょう?
幼いころは、ただ、褒めたり甘やかしたり、楽しい気持ちにしてくれるのが、優しい人だと思っていました。
でも、大人になってからは、甘やかすだけではなく、ときには憎まれる覚悟で、嫌なことも言える人ほど、優しい人はいないと思いました。
はっきり言ってくれる人が、自分たちがやりたくない役回りを担ってくれているんだなと思うと、感謝の気持ちが出てきます。
3-3.自分が必ずしも正しいと思わず耳を傾ける
はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法の3つ目は、自分が必ずしも正しいと思わず耳を傾けることです。
一度耳を傾けて、正しいことだったら聞き入れてみましょう。
「怖いとか苦手とかいったん置いといて聞いてみよう」という姿勢によって、恐怖感と一歩距離を置くことができます。
言い方がきついと聞き入れにくいかもしれませんが、「教えてくれていると思う」「必要な存在だと認識する」と合わせて実践してみると、うまくいきやすいです。
3-4.はっきり言う人の考えを聞いてみる
はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法の4つ目は、はっきり言う人の考えを聞いてみることです。
「なぜそこまではっきり言うのか」
その考えを聞くことで、意外な発見があるかもしれません。
はっきり言う人の心理をいくつか紹介しましたが、実際に生の声を聞くと理解できる部分も多いはずです。
友人や上司など関係はさまざまだと思いますが、一歩踏み出して聞いてみましょう!
3-5.自己肯定感を高める
はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法の5つ目は、自己肯定感を高めることです。
自己肯定感が低いと、自分が間違っているから相手の意見を飲まなきゃいけないと思ってしまいます。
また、自己肯定感を高められれば「はっきり言う人の考えを聞いてみる」のも行動に移しやすいですよね。
自己肯定感を高めて、自分の意見を言えるようにしていきましょう。
3-6.受け流す
はっきり言う人が怖い苦手意識を克服する方法の6つ目は、受け流すことです。
ここまで、はっきり言う人に対してどう行動するかを紹介してきましたが、言い返すだけが正義ではありません。
心理カウンセラーの水希さんも、著書で以下のように語っています。
本音をぶつけたところで、逆ギレされても困るし、そこまで言う必要もないと思っている。
実際にこのように思っている人も多いのではないでしょうか?
そう思っているなら、受け流すのもストレスを溜めない対処法の一つです。
一度耳を傾けることは必要ですが、理不尽だったり自分に必要のないことなら受け流すこともしてみましょう。
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まとめ
はっきり言う人が怖いと感じてしまう人は少なくありません。
しかし、はっきり言う人にも心理や特徴があり、怖いと思ってしまう原因があります。
本記事で紹介した対処法を実践して、はっきり言う人を怖いと思わなくしていきましょう。
今後の人生のストレスが圧倒的に減りますよ!
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
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右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
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