本来の自分を取り戻す方法10選!自分の良さをなくさないために
自分を取り戻す大切さに気付いている、自己認識能力が高いあなたへ。
現代社会では、SNSによって様々な価値観による意見が溢れ、仕事や恋愛の場面で自分を見失いやすくなりました。
実際に、以下のような相談メールがたくさん届いています。
「異常なほど周りに気を使ってしまう性格のせいで、自分を見失ってしまった」
「他人の意見を優先していたら、自分の意見や気持ちがわからなくなった」
「元の明るい自分を取り戻すために、本来の自分を取り戻す方法を知りたい」
もし、自分を見失ったままであれば、周りに振り回されるばかりで、自分の幸せなど後回しになり、他人に都合よく利用される人生になりかねません。
この記事では、「本来の自分を取り戻す方法を10個」「これから自分を見失いにくくする方法」をお伝えしていきます。
最後まで読むことで、あなたは以下のようなメリットを手に入れることができるでしょう。
- 本来の自分を取り戻すことができる
- 自分の意見や気持ちを表現できるようになる
- 異常なほど周りを気遣ってしまう性格が改善する
- 周りに流されるだけになることがなくなる
- 自分を取り戻した後にまた自分を見失うことを防ぐ方法がわかる
本来の自分を取り戻して生きていきたい人は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.自分を取り戻した状態とは、自分の考えのもとに行動が出来ている状態
本来の自分を取り戻すためには、まずは「自分を取り戻せた状態とはどういう状態なのか?」を明確にしておかなければいけません。
到達したい状態(=目標・ゴール)が定まっていなければ、いくら改善方法に取り組んでも、自分を取り戻せたかどうか判断できないからです。
では、自分を取り戻せている状態とは、具体的にどんな状態なのか?
それは、
『自分の価値観や考えをもとに自分の行動を選べている状態』
です。
たとえば、学校の先生に対して「なぜあなたは学校の先生になったのですか?」と質問したとしましょう。
自分を見失っている人や自分がない人は、
「親に勧められたからです」
というように、学校の先生になるに至った理由が、他人や世間体がもとになってしまいます。
こういうタイプの人は、普段の生活でも
「同僚や先輩がみんな行くから、会社の忘年会に行く」
「周りが残業しているから、自分も残業する」
というように、周りに合わせて行動するだけになり、自分がどんどんなくなっていってしまうのです。
そんな風に、自分の人生を生きている感覚がないのは嫌ですよね。
対して、自分の考えをもとに行動ができている人は、
「学生の頃から人に教えることにやりがいを感じていたからです」
などと、学校の先生になるに至った自分の価値観や気持ちを答えることができます。
このように、仕事や恋愛・日常生活において選択している行動が、自分の価値観や考えに基づいていれば、自分を取り戻せていると言えるのです。
つまり、本来の自分を取り戻すためには、自分の価値観や考えをもとに自分の行動を選べている状態を作ればいいということ。
自分の価値観や考えをもとに自分の行動を選べている状態を作るには、以下の3つを行うことが大切です。
- 自分の価値観や判断基準を明確にすること
- 自分の価値観や判断基準をもとに行動すること
- 定期的に自分の行動を振り返り、価値観や判断基準をもとに行動できているか確認すること
この3つのことを習慣化すれば、必ず本来の自分を取り戻すことができますし、もう自分を見失うこともなくなるでしょう。
より具体的な「本来の自分を取り戻す方法」については、次の第2章で詳しくお伝えします。
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2.本来の自分を取り戻す方法10選
第2章では、本来の自分を取り戻す方法を具体的にお伝えします。
お伝えする方法を1つやるだけでも自分の素直な感情や意見を出しやすくなりますし、2つ3つと取り組んでいけば、より本来の自分に戻っていくことができるでしょう。
その方法は、以下の10個です。
- 1.日記を書く
- 2.今の自分を受け入れる
- 3.自分の価値観を言語化できる質問に答える
- 4.やりたくないことを明確にする
- 5.人に相談してみる
- 6.スマホやSNSをみる時間を減らす
- 7.自分で決断する癖をつける
- 8.人生において成し遂げたいことや目標を決める
- 9.毎日必ず1つは新しいことや興味があることに取り組む
- 10.他人の期待に応えようとしない
1つずつ詳しく見ていきますね。
2-1.日記を書く
本来の自分を取り戻す方法の1つ目は、「日記を書く」ことです。
日記を書くことによって自分の考えや悩みなどが言語化でき、本来の自分がどう考えているのかがわかるようになります。
また、書いた日記を定期的に見直すことにより、自分の考えや悩みがどう変化していったかもわかるので、本来の自分を観察する手段になるのです。
日記を書いていれば、自然と自分の価値観や人生・恋愛での理想などが何らかの形で書かれることになるはずです。
内容を見直したときに、自分の価値観や理想がわかったら、その価値観や理想の軸に普段の行動を選んでいけば、自然と本来の自分を取り戻すことができます。
ちなみに、学習院大学の研究によると、普段から日記を書いて定期的に読み返す人は、そうでない人に比べて自己表明・対人積極性が高いことがわかっています。(参照:日記行動が持つ青年期的意義と心理効果についての探索的研究)
さらに、日記を読み直すことで自分の成長を感じることができ、ポジティブな感情を得られることもわかりました。
これは、前向きな気持ちになれて、自分の感情や意見を積極的に表現できるようになる、ということです。
まさに、本来の自分を取り戻せている状態ではないでしょうか。
日記に書く内容は、その日にあったことでも悩んでいることでも好きなことを書いて構いません。
誰かに見せる必要もないので、誰にも言えないことや吐き出したい想いを綴っても良いでしょう。
そうはいっても、何を書いたらいいかわからないという場合は、まずは以下のような内容から書き始めてみるのがオススメです。
- 行動して良かったこと・楽しかったこと3つ
- 行動してうまくいかなかったこと1つ
- 1日/1週間のなかで特に意識して選択した行動1つ
- 1日/1週間のなかで特に感謝した人
2-2.今の自分を受け入れる
本来の自分を取り戻す方法の2つ目は、「今の自分を受け入れる」ことです。
そもそも「本来の自分」とは、自分の良い部分も悪い部分も含んでいるものです。
自分の良い部分だけを受け入れようとし、悪い部分を否定していたら、本来の自分を取り戻すことはできません。
仮に「周りに気を使いすぎてしまう」という短所があった場合、それを否定してしまったら、「周りに気を使いすぎる自分はダメだ!」と自己否定し、自信を失うだけです。
自信を失えば、余計に本来の自分を出すのが怖くなり、いつまでたっても周りに合わせた自分を演じ続けることになってしまいます。
それは苦しいですよね。
ですが、良い部分だけでなく悪い部分もちゃんと受け入れることで、たとえば、
「今の自分には周りに気を使いすぎてしまう悪いクセがあるから、まずは1日1回から周りを気にせずに自分の思ったことをやる・言うことに挑戦してみよう」
などと、受け入れて改善する、という行動をとることができます。
短所を改善する、もしくは、短所が出にくい環境に自分を置く、ということができれば、自然とプラスな自分を出していけるようになりますよね。
そのため、今の自分を受け入れることで、本来の自分を取り戻すことができるのです。
自分を認める力のことを、心理学では「セルフコンパッション」と言います。
このセルフコンパッションには以下の三大要素があり、その3つに取り組むことでセルフコンパッションを高める(=今の自分を受け入れる)ことができるようになります。
- 自分に対して優しく接する(Self-kindness)
- 自分も周りも似たようなものだと考える(Common humanity)
- 今この瞬間をそのまま受け入れる(Mindfulness)
まずは上記の3つのうち1つからでも取り組むようにすると、今の自分を受け入れやすくなるのを感じられるはずです。
セルフコンパッションを高めると、ポジティブさや問題解決能力が上がることもわかっているので、本来の自分を取り戻した上でさらに良い自分になれますね。(参照:Self-Compassion, Stress, and Coping)
2-3.自分の価値観を言語化できる質問に答える
本来の自分を取り戻す方法の3つ目は、「自分の価値観を言語化できる質問に答える」ことです。
自分の価値観を認識し、その価値観をもとに行動していけば自分らしく生きていけるわけですが、自分の価値観をちゃんと言葉にできている人はそれほど多くありません。
また、自分の価値観はわかっていると思っても、具体的にわかっていなければいざというときに選択に迷ってしまうこともよくあります。
そのため、本来の自分を取り戻すために、自分の価値観を具体的にしておくことは非常に大切です。
組織心理学者のターシャユーリックは、著書「insight(インサイト)」にて、自分の価値観を深めるための質問として以下の6つを公開しています。
これらの質問に答えてみることで、自分の価値観が今よりも明確になり、価値観をもとに行動していきやすくなるでしょう。
「価値観」を探る問い
- あなたはどんな価値観で育てられましたか?自分のいまの思考体系は、それらの価値観を反映しているものですか、それとも育てられたものとは違う視点で世界を見ていますか?
- 幼い頃や思春期における最も重要な出来事および経験はなんですか?それらが自分の世界にどう影響を与えましたか?
- 職場や私生活で、どんな人たちを一番尊敬していて、その人たちのどんなところを尊敬していますか?
- 一番尊敬していないのはどんな人で、なぜそんな風に思いますか?
- これまでで最高(最悪)の上司は誰ですか?そう思うのは、その上司が何をしたからですか?
- 自分の子どもを育てたり、他人を指導するにあたり、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?
もっと自分の価値観や理想を明確にしたい場合は、当ブログで提供している「DISCOVERY Method」も役に立ちます。
自分を知るための15の質問が掲載された電子書籍で、すでに1500人以上の方が参加されており、参加された方からは、
「今まで以上に自分のことがよくわかり、周りに振り回されたり自分を見失ったりしにくくなって生きやすくなった!」
などの感想が届いています。
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2-4.やりたくないことを明確にする
本来の自分を取り戻す方法の4つ目は、「やりたくないことを明確にする」ことです。
やりたくないことを明確にし、やりたくないことを辞め、自分のやりたいことや興味が持てることに費やす時間を増やせば、自然と本来の自分を取り戻すことができます。
逆に言えば、自分を押し殺して、やりたくないことを我慢してやり続ける時間ばかりが続いたら、本来の自分が消えていくのは自然なことと言えるでしょう。
やりたくないことを明確にするには、ノートやスマホのメモにやりたくないことを書き出していくのが一番簡単です。
書き出す時のコツは、大きなことから些細なことまでできる限り具体的に書くこと。
具体的に書けば書くほど、やりたくないことを辞める方法が具体的に思いつきやすくなります。
書き出すことができたら、1つずつでいいので、実際にやりたくないことを辞めていくようにしましょう。
辞められた項目は、ノートやメモにチェックを入れていくといいですね。
そうやって人生の中からやりたくないことを減らいしていくたびに、穏やかで明るい気持ちになっていき、本来の自分が取り戻せていることを実感できるはずです。
2-5.人に相談してみる
本来の自分を取り戻す方法の5つ目は、「人に相談してみる」ことです。
周りの人からアドバイスを貰うことで、自己分析の精度は大幅に上がります。
実際、心理学者のジョシュア・ジャクソンが、600人の男女を対象に調査を行ったところ、以下のような結果になりました。(参照:Your Friends Know How Long You Will Live: A 75-Year Study of Peer-Rated Personality Traits)
- 本人の性格は、本人よりも友人の性格判断の方が圧倒的に正しかった
- 寿命についても、本人の予測より、友人の予測の方が正確だった
多くの人は、「自分のことは自分が一番わかっている」と思いがちですが、現実的にはそうではないんですね。
人間はだれしも「自分をよく見せたい」「自分をよい人間だと思いたい」と思っているので、どんなに客観的に自分を分析しようとも、多かれ少なかれ自分をよく評価しすぎてしまい、正確性が下がるのです。(参照:認知バイアス-Wikipedia-)
そのため、周りの人からアドバイスを貰うことで、本来の自分を今まで以上に知ることができ、もともとの自分に戻りやすくなります。
1つ、実際にあった事例をお話ししましょう。
吉川さんという方が私の元に相談に来てくれたときのことです。
「以前は明るく活発に行動できていて楽しかったのに、最近は周りに気を遣うばかりで、疲れが溜まり、性格も暗くなり、良かったころの自分が消えてしまいました。自分で考えてもどうすることもできず、どうしたらよいでしょうか?」
という相談内容でした。
私からもいろいろなアドバイスはしましたが、多角的に分析をしたほうが良いので、相談の中で「友人にも話を聞いてみるといいよ」ということをお伝えしたのです。
後日、吉川さんが友人からもらった言葉が、以下のようなものでした。
「吉川はさ、昔から、目標を持って勉強に取り組んでいるときとか興味があることに夢中になっているときが一番楽しそうだったと思うよ。
自分がハマっていることがあると、こっちが遊びや飲み会に誘っても遠慮なく断るから、付き合い悪りぃーな、と思うこともあったけど、楽しそうな顔をしてたからなんか憎めなかったし。
お前は、会社や世の中でうまくやろうとするより、自分がハマれるものとか実現したい目標とかを持っているかどうかの方が大事なタイプなんじゃないの?」
これを聞いた吉川さんはハッとし、自分が最近ハマれるものや目標を持っていなかったことに気づけたんだそうです。
今では、自分が実現したいことを目標に掲げ、目標に向かっての楽しみながら頑張れるようになったと報告してくれました。
自分が自分らしく振舞えていたときに付き合いがあった人で、良いことも悪いこともいい意味で遠慮なく話してくれる人に話を聞けるのが理想的です。
身近な人に改めて自分のことを聞くのは恥ずかしいかもしれませんが、恥ずかしさを乗り越えて聞くだけの価値は十分にあるでしょう。
2-6.スマホやSNSをみる時間を減らす
本来の自分を取り戻す方法の6つ目は、「スマホやSNSをみる時間を減らす」ことです。
スマホやSNSをぼーっと眺めている時間を、自分のやりたいことや興味があることに取り組む時間に変えれば、自分の気持ちに素直に従える時間が増えますよね。
その時間は、本来の自分の良い部分が出やすいはずです。
逆に、スマホでSNSやニュースを眺めている時間は、他人や世間の価値観・解釈をインプットするばかりで、自分らしく生きている時間ではありません。
自分の人生をより楽しく幸福にするために時間を使わず、どうでもいい他人の情報ばかりを集めていたら、自分を見失いやすくもなってしまうでしょう。
筑波大学の研究では、1日のスマホの使用時間が長い人ほど、不眠傾向で集中力が低下するという結果が出ています。(参照:パッションがスマートフォン依存、精神的健康、不眠傾向に与える影響)
スマホやSNSを長く見続けることに良い効果はありませんので、たいして必要ないSNS・ゲーム・ニュースなどのアプリは今すぐ削除したほうがいいですね。
本来の自分を取り戻すには、本来の自分でいられる時間を、少しでも増やそうとすることが非常に大切です。
2-7.自分で決断する癖をつける
本来の自分を取り戻す方法の7つ目は、「自分で決断する癖をつける」ことです。
自分で決断するということは、自分で考え、自分なりの意見を持ち、判断する、ということなので、そこに自分らしさは自然と生まれます。
たとえば、会社の飲み会に対しても、ただ周りに流されて行くのではなく、行くにしろ行かないにしろ、自分の意見を持って決めることが大切です。
「行きたくないから行かない」と、自分の気持ちをベースに決めてもいい。
感謝は言葉と行動で示すべきだ、という自分の価値観に従って、「普段は行かないけど、お世話になった先輩の送別会だから今回は行く」と決めてもいい。
会社の飲み会以外でも、普段着る洋服や恋愛のパートナー選びまで、小さなことから大きなことまで自分で決めていることが多ければ多いほど、本来の自分で生きていくことができます。
ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian教授の研究によると、人は1日最大35,000回もの選択をしているそうです。(参照:35,000 Decisions: The Great Choices of Strategic Leaders)
無意識で選択していることも多いので、これだけの選択を全て自分の意志を持って決断していくのは難しいかもしれません。
ですが、思っている以上に私たちは自分の人生における大事な選択を、周りや他人にゆだねてしまいがちです。
周りのみんなが大学に進学するから自分も進学するとか、みんなが就職するから自分も就職するとか、告白されたからその相手と付き合うとか。
その選択をゆだねている回数が多ければ多いほど、自分らしさはなくなってしまいます。
なので、本来の自分を取り戻すには、まずは1つでも多くの選択を、自分の意志を持って決断できるよう意識していけると良いですね。
2-8.人生において成し遂げたいことや目標を決める
本来の自分を取り戻す方法の8つ目は、「人生において成し遂げたいことや目標を決める」ことです。
自分が人生において成し遂げたいことや目標は、言い換えると「自分が生きている理由・頑張っている理由」とも言えます。
自分が何のために生きているかが明確で、仕事や勉強を頑張るときにも「この目標を達成するために、こう頑張るんだ!」と意識できていれば、自分を見失うことはありませんよね。
「生きている理由」とか「人生で成し遂げたいこと」などと言うと、なんだか壮大な気がしますが、掲げる目標は別に大きなことでなくても構いません。
- 憧れていた仕事に就く
- 大切な人との幸せな時間を守る
- 10か国に海外旅行に行く
などでも良いのです。
「自分のやりたいことをやる」「自分が大事にしたいものを大事にする」のが自分らしさですからね。
目標が周りから見てちっぽけなものや自己中なものであっても、自分がその目標を意識することで自分らしく生きられるのであれば、周りの目など気にせずその目標を大事にしましょう。
それが、本来の自分で生きるということです。
逆に言えば、人間は「自分が生きている理由・頑張っている理由」がなくなると、自分を見失ったような感覚になります。
そのため、もし今自分を見失っている場合は、自分が生きている理由や頑張っている理由がなくなっていないか自分に問いかけてみましょう。
もしなくなっているならば、自分の人生における目標を再設定するタイミングだと言えますね。
2-9.毎日必ず1つは新しいことや興味があることに取り組む
本来の自分を取り戻す方法の9つ目は、「毎日必ず1つは新しいことや興味があることに取り組む」ことです。
主体的に新しいことや興味があることに取り組もうとすれば、必然的に自分の価値観や気持ちに従って行動することになります。
それは本来の自分で生きている時間なので、毎日新しいことや興味があることに取り組めば、本来の自分を取り戻せるようになるのです。
自分の価値観や目標はすぐに明確にならないこともあります。
その場合でも、ちょっと興味があることや試してみたいことは少なくともいくつかは思いつくはずです。
新しくオープンしたお店に行ってみるとか、作ってみたかった料理を作るとか、一人旅に行ってみるとか、何でもいい。
そうやって人生に対して主体的になる(=自分の意志で行動する)ことで、本来の自分を取り戻していけるようになるからです。
もちろん、自分の価値観や目標が明確になっている場合には、自分の価値観や目標にあった新しいことに挑戦していけるといいですね。
最初は、1日20分でも30分でも構いません。
まずは新しいことや興味があることに取り組む時間を確保し、少しずつ伸ばしていけるようにしましょう。
その時間が長くなったとき、自然と本来の自分で楽しく生きていけるようになっているはずです。
2-10.他人の期待に応えようとしない
本来の自分を取り戻す方法の10個目は、「他人の期待に応えようとしない」ことです。
自分の考えや気持ちを考慮することなく他人の期待に応えることを優先すると、次第に自分の考えや気持ちを考えなくなってしまいます。
すると、自分で自分のことがわからなくなり、自分を見失ってしまうのです。
19世紀生まれのユダヤ系オーストラリア心理学者、アルフレッドアドラーの考え方を書いた「嫌われる勇気」では、他人の期待に応える生き方を以下のように述べています。
他者の期待を満たすようにすること、そして自分の人生を他人任せにすること。
これは、自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。
そのため、本来の自分を取り戻すには、他人の期待に応えることを最優先にしないことが大切です。
もちろん、他人の期待に応えること自体が悪いわけではありません。
自分の考えや気持ちを踏まえた上で、その場面では目の前の人の期待に応えたほうが良いと判断したのであれば別に良いでしょう。
本来の自分を取り戻す上で大切なことは、自分の考えや気持ちをもとに判断することだからです。
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3.自分を見失う人の6つの特徴
本来の自分を取り戻す方法とは別に、自分を見失う人の特徴も把握しておくと、より本来の自分を取り戻しやすくなります。
自分を見失う人の特徴に当てはまる行動や考え方を辞めれば、必然的に本来の自分に戻ることができるからです。
その、自分を見失う人の特徴は、主に以下の6つになります。
- 1.ほとんどの誘いや頼まれごとにYESと答えてしまう
- 2.責任を取ることから逃げる
- 3.信頼できる相談相手がいない
- 4.辛い状態がずっと続くと思い込む
- 5.自分に優しく出来ない
- 6.小さいころから親の言いなりだった
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1.ほとんどの誘いや頼まれごとにYESと答えてしまう
自分を見失ってしまう人の特徴1つ目は、「ほとんどの誘いや頼まれごとにYESと答えてしまう」ことです。
自分の気持ちを抑えて周りのことばかりを優先していると、自分の気持ちや意見を考えることが少なくなっていきます。
その結果、いつの間にか自分の気持ちや意見を全く考えなくなり、いざというときに自分の気持ちや意見が自分でわからなくなってしまうのです。
たとえば、本当は嫌なのに、以下のような要求に簡単にYESと言ってしまってはいないでしょうか。
- 上司からの無茶振り
- 急な飲み会の誘い
- 恋人からの高額なプレゼント要求
自分の気持ちや考えと実際の行動が乖離していると、強いストレスや疲労感を感じるようになります。
精神的な疲れが溜まれば、どんなに明るく活発だった人だって、元気を失い鬱っぽくなってしまうものなので、何でもかんでもYESと言うのは気を付けたほうが良いですね。
3-2.責任を取ることから逃げる
自分を見失う人の特徴2つ目は、「責任を取ることから逃げる」ことです。
責任を取ることから逃げてしまうと、自分の意見を表明することができなくなるので、自分を見失いやすくなります。
たとえば、友人たちと旅行の計画をしているときに、友人たちが行きたい場所と自分の行きたい場所が違ったとしましょう。
このとき、「私はここに行きたい!」と主張することで、友人たちの気分を害したり、話がまとまらなくなったりする可能性があります。
もしかすると、今後はその友人たちから旅行に誘われることがなくなってしまうかもしれません。
友人たちとの関係が険悪になってしまった場合に、その責任を自分でとれるかどうか。
責任の取り方は、友人たちに謝るでも、その友人たちとの関係は諦めて新たな友人を作るでも、なんでも構いません。
自分のした行動の責任は自分でとると覚悟が決まっていれば、自分の意見を主張することができるでしょう。
逆に、自分のした行動の責任を取ることから逃げてしまえば、自分の意見を主張することが怖くなります。
自分がしたことでマイナスの出来事が起きた場合に、対応する自信・覚悟がないからです。
すると、自分の意見など主張せず、無難に周りに合わせるしかなくなってしまい、どんどん自分を見失っていくことになるのです。
アイルランドの文学者バーナード・ショーは責任について以下のように述べています。
自由とは責任を意味する。だから、たいていの人間は自由を恐れる。
引用:バーナードショー名作集
他人任せの人生の方が、考えなくていいし責任も無いから楽ではあります。
ですが、そういった人生は自由も自分らしさもない窮屈なものになってしまうので、本来の自分で生きていきたい場合には責任から逃げないほうが良いですね。
3-3.信頼できる相談相手がいない
自分を見失う人の特徴3つ目は、「信頼できる相談相手がいない」ことです。
信頼できる相談相手がいない場合、落ち込んだりうまくいかないことがあったりしても、全て自分で解決しなければいけません。
しかし、うまくいっていないときほど自分を信じられなくなるものです。
すると、自分の考えよりもネットや本の誰かの考え方ばかりを信じてしまい、いつの間にか自分の考えや気持ちがわからなくなってしまうことがあります。
もちろん、自分の人生をより良いものにするために、自分にはない考え方やノウハウを取り入れることはとても大事なことです。
ですが、それはあくまで、自分が人生で大事にしたいことを大事にするため、実現したい目標を実現するために取り入れるべきであって、そうした自分の軸がない状態で他人の考えを鵜呑みにすると自分が消えてしまいます。
信頼できる相談相手がいれば、本来の自分を取り戻すためにすべてを自分で解決する必要はありません。
自分らしく生きる方法を一緒に考えたり、アドバイスしてくれたりするので、他人の考えを鵜呑みにして自分を見失う可能性が大幅に減ります。
実際に相談しなくても、「自分にはいつもで相談できる人がいる」と思えていれば、安心感があり、ネガティブな感情に飲まれてしまうこともなくなるでしょう。
3-4.辛い状態がずっと続くと思い込む
自分を見失ってしまう人の特徴4つ目は、「辛い状態がずっと続くと思い込む」ことです。
人は大きな失敗や挫折の直後は
「この状態がずっと続くかも…」
「もう全てがうまくいかないんじゃないか…」
と思い込んでしまいがちです。
そんな風に思い込んでしまったら、もともとがどんなに明るい性格だったとしても、暗くネガティブになってしまいますよね。
すると、明るい性格の自分はどこかにいってしまいます。
しかし、どんな辛い状況でも1ヶ月も1年もずーっと同じ状態であることはほとんどありません。
意図していなかった異動を会社に命じられて最初は辛かったとしても、1年もすれば異動先の仕事に慣れたり、仕事の楽しさを見つけられたり、仲の良い同僚を作れたり、することができるでしょう。
転職・起業など、自ら積極的に現実を動かして解決する選択肢をとることもあります。
ペットをなくしてしまった悲しみですら、時間が解決してくれることが非常に多いはずです。
どんな失敗や挫折・悲しい経験も、その気持ちがずっと続くわけではないとわかっていれば、ネガティブな感情に飲まれてしまうことが無くなります。
すると、自分を見失い、落ち込み続けることはなくなるでしょう。
3-5.自分に優しく出来ない
自分を見失う人の特徴5つ目は、「自分に優しく出来ない」ことです。
自分に厳しすぎる場合、失敗を認めることができず、短所を受け入れることもできません。
すると、無意識に本来の自分ではなく「何でもできる完璧な人間」を目指そうとしてしまいます。
しかし、現実的には、欠点のない何でもできる完璧な人間になるのは無理です。
それでも完璧な人間を目指そうとするので、最終的には、見栄を張ったり、実績を盛ったりして、完璧な人間を演じようとしてしまいます。
その結果、本来の自分とはどんどん離れていき、自分を見失ってしまうのです。
特に、完璧主義の人は自分に優しくできない傾向が強いので、自分が完璧主義っぽいと感じる場合には自分を見失うことが癖にならないように注意が必要ですね。
日本心理学会で公開された論文では、自分に対して思いやりを持てない人ほど自分の弱さに劣等感を覚え、過去の失敗に囚われやすいことがわかっています。(参照:自己への思いやりを支える個人特性に関する探索的検討)
自分に優しくできないことは、百害あって一利なしですね。
3-6.小さいころから親の言いなりだった
自分を見失う人の特徴6つ目は、「小さいころから親の言いなりだった」ことです。
小さいころから親の言う通りに行動してきた人は、自分で考えるクセがついていません。
また、失敗しても親が全部フォローしてくれていたので、自分の失敗を自分でフォローする経験がなく、何かを決断するときの恐怖が人一倍強くなってしまう傾向もあります。
その結果、自分で決めず、自分で考えず、ということになり、自分が何なのかわからなくなってしまうのです。
親の言いなりになってしまうケースは、以下のようなものがあります。
- 親が過保護で何でもしてくれてしまうケース
- 家系などを理由に自分の道が家や伝統で決められてしまっているケース
- 自分の思い通りにならないとキレる毒親で、親の言いなりにならなければいけなかったケース
私は、やりたいことや自分軸発見に関してこれまで1500名以上にアドバイスをしてきましたが、親からの影響が強い人は、
「大学進学や就職先も親に決めてもらっていたので、今さら自分で何を決めればいいかわからない」
「いつも自分のやりたいことではなく、親が認めてくれそうなことを選んで取り組んでしまう」
と、自分のことが自分でわからない・自分のことを自分で決められない、と悩んでいる人が非常に多いです。
そのため、小さいころから親の言いなりで自分を見失っている場合には、まずは親の影響から抜け出す必要がありますね。
4.自分を取り戻す時間を1日1回作ると自分を見失いにくくなる
第2章でお伝えした「本来の自分を取り戻す方法」に取り組めば、遅かれ早かれ自分を取り戻すことができるでしょう。
ですが、現代社会はストレスまみれで、自分の思い通りにはいかないことばかりです。
なので、自分を取り戻して終わりでは、また自分を見失ってしまう可能性が高いんですね。
その対策として、1日1回は本来の自分を取り戻す時間を作ることで、何度も自分を見失うことを防ぐことができます。
具体的には、以下のようなことに1日1回は取り組むようにするのがオススメです。
- 本来の自分を取り戻した後も日記を書く習慣を続ける
- 自分の価値観を言語化する質問に定期的に答える(価値観は少しずつ変化するので、その変化を把握するとより本来の自分がよくわかる)
- 自分らしさを思い出せるような本を読む
- やりたいことや興味があることに挑戦し続ける
- 仕事・家族・趣味などの優先順位が間違っていないか確認する
他にも、あなた自身が「これをやっているときは本来の自分に戻れる」と感じることがあれば、それをやるのも良いですね。
自分と向き合うことは、一般的にはあまり緊急性が高いことではないため、どうしても後回しにしてしまいます。
しかし、自分を見失ってしまえば、生きる意味を失い、つまらなく後悔ばかりの毎日になってしまうでしょう。(そして、それを実感していますよね)
そうならないためには、優先的に自分と向き合うことに取り組むべきなのです。
後回しにしないためには、意識して時間を確保することが重要です。
オススメの方法は、自分の1日の行動を記録してみること。
Googleスケジュールや日記帳に実際の行動をできる限り細かく記録してみましょう。
ご飯を食べた時間やスマホでSNSを見ていた時間など、5分10分単位で記録していけるといいですね。
実際に記録してみると、なんとなくYouTubeをみたりダラダラしてしまっている時間が意外と多いことに気づくと思います。
「出勤前の20分は割と余裕があるな」
「ご飯の後に結構動画みちゃってるな」
という感じで。
無駄な時間に気づいたら、その時間の使い方を辞めて、自分と向き合う時間に充てるようにしましょう。
すると、無理することなく自分と向き合う時間・自分を取り戻す時間を確保することができるはずです。
5.自分を取り戻すヒントをくれる本3選
第5章では、自分を取り戻すヒントになる本を3冊紹介します。
自分に関して様々な角度から分析してみることはとても大事なことなので、1冊くらい読んでみると、より自分を取り戻しやすくなるはずです。
5-1.超ストレス解消法 イライラがイライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
自分を取り戻すヒントをくれる本のオススメ1冊目は、「超ストレス解消法 イライラがイライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」です。
自分を取り戻す時にストレスは1番の敵になります。
ストレスが溜まっていると、自分の考えをまとめる時の思考力が低下するからです。
本書では科学的に信憑性のあるストレス解消法が100個紹介されています。
筆者の鈴木祐さんによるとストレス解消は「質より量が大事」とのこと。
参考までに取り組みやすそうな内容をいくつかご紹介しますね。
- 自然を感じれる場所でウォーキング
- 瞑想
- アロマオイル
- 5本の指でおでこを軽く叩く
- 頭の中でリセットボタンをイメージして押す
ストレスに強くなれば自分と向き合う力もつくので、より早く自分を取り戻すことができるようになります。
5-2.苦しかった時の話をしようか
自分を取り戻すヒントをくれる本のオススメ2冊目は、「苦しかった時の話をしようか」です。
著者の森岡毅さんが「やりたいことが見つからない」と就職活動に悩む娘に対してのアドバイスを綴った本です。
自分の強みは必ず自分の好きなことの中にあると主張した上で、自分の特徴を理解するための具体的な方法も書かれています。
君がコントロールできる変数は、
1.己の特徴の理解
2.それを磨く努力
3.環境の選択
最初からこの3つしかない。
自分を取り戻す上で、自己理解は欠かせない作業です。
本書を読めば、自分自身の特徴や強みについてじっくり考えることができますよ。
5-3.無駄に悩まない理想の自分になれる超客観力
自分を取り戻すヒントをくれる本のオススメ3冊目は、「無駄に悩まない理想の自分になれる超客観力」です。
自分を取り戻すには、自分を冷静に分析できる客観力が必要です。
本来の自分と、今の自分を客観的に比較することで、具体的な解決法を見つけることができます。
しかし、人は自分が思うほど客観的に自分を見ることができていません。
思い込みは人の脳に生まれつき備わったメカニズムなので、定期的に「本当の自分」を意識する作業をしておかないとすぐに元どおりになってしまうものなのです。
自己理解を深める質問に定期的に答えることによって、客観力を維持することが出来ます。
もっと自己理解を深める質問に答えたい、具体的な方法を知りたいという方におすすめです。
6.【実例】周りを気にして自分を見失った人が本来の自分を取り戻すことができた話
最後に1つ、実例として、周りを気にして自分を見失った人が本来の自分を取り戻すことができた話を紹介します。
これは、実際に私の元に相談に来てくれた人の話です。
あるとき、赤川さんという女性の方がこんな相談で来られました。
「学生時代は明るく振る舞えて友人たちと楽しく過ごしていたのに、今では仕事は我慢ばかりで、ストレスが溜まり、明るく前向きに過ごすことすらできなくなりました。
自分のやりたいことを見つけて楽しいことに取り組めば明るさを取り戻せるはず!と思って、やりたいこと探しをしているものの、いつまでたってもやりたいことが見つかりません。
ちょっとやりたいことを見つけてやってみても、すぐに、これは自分のやりたいことではないな、と感じ、すぐにまたやりたいこと探しに戻ってしまうのです。
いったいどうしたら、自分の本当にやりたいことを見つけ、楽しく過ごしていた頃のような自分に戻れるのでしょうか?」
相談に来てくれた赤川さんは、表情が(特に目の周りが)ドヨンとし、精神的に相当落ち込んでいるようでした。
かなり限界に近いのか、これ以上の負担がかかると崩れ落ちて泣いてしまうんじゃないか、と感じるほどだったのです。
そこで私は、最初に精神的にリラックスできる簡単な方法をお伝えしつつ、本来の自分を取り戻す方法をお伝えしました。
併せて、
「必ず、明るく楽しく過ごせていたときの自分を取り戻すことはできます。協力しますので、もう安心してくださいね」
とお伝えしたところ、少し表情が明るくなったので、何とかなりそうだな、とも感じましたね。
後日、本来の自分を取り戻す方法を実践した赤川さんから報告のメールが届きました。
そのメールには、こんなことが書いてありました。
(長文だったので何とかかいつまんで短くしていますが、それでも少し長いかもしれません。でも、自分を取り戻すヒントは盛りだくさんです)
「私は今まで、自分では気づかないほどに、周りの人の目や親の目を気にしていたんだなと気づくことができました。
自分のやりたいことを探していたときも、『自分の親が認めてくれそうなことはどれか?』と考えて探していたのです。
その結果、見つかるやりたいことは、自分が本当にやりたいことではありませんよね。それでは、すぐに違うと感じるのも当然の話です。
同じように、仕事でも周りの評価ばかりを気にして、自分の考えを押し込めていたなとわかりました。
思えば、進学も就職も親のアドバイス通りにしてきて、今までの人生で自分のことを自分で決めたことがあまりありませんでした。
ですが、私が学生時代に友人たちと明るく過ごせていたのは、親のことなど気にせずに楽しんでいるときでした。
良くも悪くも親の視界から外れ、若さゆえに周りの目など気にせずただただ楽しんでいる瞬間。
居酒屋や旅行先のホテルでバカ騒ぎしたり、今までやったことがないことに挑戦しスリルを味わったり。
いつの間にか、こういうことができなくなっていたんですね。
それが大人になることだと、悪い意味で割り切ってしまっていたのかもしれません。
しかし、それでは、自分がいつまでたっても窮屈なままだなと思いました。
良い意味で周りを気にせず自分のやりたいことをやることが、明るく過ごしていたころの自分に戻る方法だとわかったので、大人として最低限のルールを守りつつも、周りを気にせず自分のやりたいことを探して挑戦したいと思います。
今度こそ、本当に自分のやりたいことに。
また、やってみたらご報告させていただきますね。
ここまで来れただけでも、落ち込んで解決策が見えなかったちょっと前の自分からすると、大きな前進です。
本当にありがとうございました!
この時点で、私としては、「もう大丈夫だな」と思いましたね。
それから1カ月ほどたった頃、また、赤川さんから報告のメールが届きました。
そのメールには、
「周りを気にせず、自分の価値観や気持ちに従ってやりたいことを見つけた結果、今は毎日をすごく楽しむことができています。
周りからも『最近明るくなったね』と言われ、自分が昔のように戻れていることを実感でき、とても嬉しいです。
気遣いをしすぎないようにした結果、一部の人は離れていきましたが、より良い関係になれた人の方が多く、今の方が人間関係も充実するようになりました。
良かったころの自分を取り戻せて本当に良かったです!」
と書いてありましたね。
今はどんなに落ち込んでいたとしても、赤川さんのように本来の自分を取り戻すことは必ずできます。
彼女のように、諦めない気持ちを持ち、小さなことからでもいいから一歩踏み出して行動に移すことがとても大事ですね。
ここまでこの記事を読んでいるあなたなら、自分を取り戻す方法を調べるという行動はできているわけですから、この調子で行動を止めなければ、自分を取り戻すのは時間の問題だと思います。
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7.まとめ
この記事では、主に「本来の自分を取り戻す方法」をお伝えしました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
本来の自分を取り戻す方法10選
- 1.日記を書く
- 2.今の自分を受け入れる
- 3.自分の価値観を言語化できる質問に答える
- 4.やりたくないことを明確にする
- 5.人に相談してみる
- 6.スマホやSNSをみる時間を減らす
- 7.自分で決断する癖をつける
- 8.人生において成し遂げたいことや目標を決める
- 9.毎日必ず1つは新しいことや興味があることに取り組む
- 10.他人の期待に応えようとしない
いきなり全ての方法をやろうとする必要はありません。
まずは自分が取り組みやすそうだと感じることから始めるだけでも十分です。
1つ1つ確実に取り組んでいくことで、本来の自分を取り戻していけるようになります。
もし今、目標を見失いやりたくない仕事をするだけの毎日だったり、周りに過剰に気を使い精神的に疲れていたりしても、その状況から抜け出すことができるでしょう。
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
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聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
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