普通の人ができることができない人へ贈る11の対処法
「なぜ自分は普通の人ができることができないんだろう?」
「みんなができることが自分だけできないのは辛い…」
みんなが当たり前にやっているコミュニケーションや段取りが昔からヘタクソで、それが原因で仕事でも人ができることができないと悩む人は少なくありません。
だからといって、普通の人が当たり前にできることができないと悩み続けるのは嫌ですよね。
そこでこの記事では、普通の人ができることができない人がやるべき対処法を11個紹介しました。
具体的には、
- みんなが当たり前にできることをできるようになる方法や、
- 人ができることができないままでもうまく生きていけるようになる方法」まで、
さまざまな対処法を紹介しているので、あなた自身に合いそうな方法から試してみてください。
どの方法に取り組んでも、できない自分に対する自己嫌悪感は大幅に減らせるはずです。
それでは、本題に入っていきましょう。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.みんなが当たり前にできることができない人が犯している本質的な3つの間違いとは?
まず最初に、非常に本質的なことをお伝えしておきます。
これを理解していると、「人ができることができなくて辛い…」という悩みを解決できる可能性が大幅に上がるはずです。
「人ができることができない」と悩む場合、その解決策は、普通に考えれば「みんなが当たり前にできることを自分もできるようになる」ことでしょう。
しかし、実は解決策はこれだけではありません。
なぜなら、「人ができることができない」と悩む裏には、以下のような心理があるからです。
「みんなが当たり前にできることができない自分が情けない」(自分に誇りや自信が持てない)
「普通のことができないせいで周りに迷惑をかけるのが嫌」
「仕事ができる人間や周りの役に立つ人間になりたい」
本質的にはこの気持ちが解消できれば、「人ができることができない」という悩みは軽くなります。
たとえばもし、「人ができることができないままでも、自分の長所を活かして周りの役に立ったり仕事で成果を出したりできて、自分ができない部分は周りがフォローしてくれる」という状況になったらどうでしょうか?
おそらくほとんどの人が、自分ができないことよりもできることに目を向けられるようになり、仕事や人間関係を今よりも楽しめるようになるはずです。
つまり、「人ができることができない」という悩みを解決するには、
- みんなが当たり前にできることを自分もできるようになる
ことだけでなく、
- 短所を失くそうとするのではなく、長所を伸ばして活かす
- できないことをひとりで抱え込まずに、周りを頼れるようになる
という方法も有効なんですね。
もちろん、「どうしても普通の人ができることを自分もできるようになりたい!」と思う場合には、その道で頑張ってみたらいいと思います。
ですが、私が今まで「普通のことができない…」と悩む人の相談に乗ってきてわかったのは、彼らは以下の3つの間違いを犯しがちだということです。
- 基本的なことを疎かにする
- 短所を改善しようとするばかりで長所を伸ばさない(短所を直す方が圧倒的に難しい)
- 何でも自分ひとりで解決しようとする
この3つの間違いさえ犯さなければ、どの方法で悩みを解決しようともうまくいくようになるでしょう。
では、具体的にはどんな方法を使えば、「普通のことができない…」という悩みを解決を解決できるのか?
それを第2章で詳しくお伝えしていきます。
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2.普通の人ができることができない場合の対処法11選
第2章では、普通の人ができることができない場合の具体的な対処法を紹介していきます。
あなたの今の状況を一番変えられそうだと感じる方法から試していくと、悩みの解決が早くなるはずです。
その対処法は、以下の11個です。
- 人と比べない
- 「こうしなければ」を捨てる
- 小さな「できた」に対して自分で自分を褒める
- できることからやる
- 人の力を素直に借りる
- ToDoリストを作る
- 報告・連絡・相談をする
- 整理整頓をする
- 知ったふりをしない
- 目標を立てる
- 得意分野を伸ばす
ひとつずつ詳しくシェアしていきますね!
2-1.人と比べない
人ができることができない場合の対処法1つ目は、人と比べないことです。
当たり前のことが当たり前にできる人とできない自分を比べたところで、自分が当たり前のことをできるようになるわけではありません。
比較したところで劣等感が増すだけなので、ハッキリ言って無駄です。
なので、できる人との比較は今すぐ辞めるようにしましょう。
当たり前のことが当たり前にできる人を見るときに重要なのは、比較ではなく、観察することです。
みんなができることを当たり前にできる人の中には、自分で努力や工夫をしてそれができるようになった人もたくさんいます。
彼らがやっていることを細かく観察すると、自分ができないことができるようになるためのヒントが得られるはずです。
たとえば、「仕事ができる人は良くメモを取っているから、自分もメモを取ろう!」と思ったとしましょう。
ですが、実際にメモを取っても、重要なことがメモできなかったり、仕事ができるようにならないかもしれません。
そしたら、「仕事ができる人は具体的にどんなメモを取っているのか?」まで観察してみる。
そして、それを真似してみる。
そういう風に「細部まで観察して真似をする」ということをしていくと、うまくいく方法が見つかりやすいでしょう。
すると、今までできなかったことが少しずつできるようになっていきます。
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2-2.「こうしなければ」を捨てる
人ができることができない場合の対処法2つ目は、「こうしなければ」を捨てることです。
「みんなが当たり前にできているんだから自分もできなければいけない」と思い込んでいると、短所ばかりを直そうとしてしまい、長所を伸ばすことができません。
短所を直すのは想像以上に難しいですし、短所を直せたところで普通のことが普通にできるようになるだけで、何か秀でたものを得られるわけでもないんです。
なので、頑張っても周りから評価が得られるわけではないという、非常に空しいことになってしまいます。
ですが、「みんなが当たり前にできているんだから自分もできなければいけない」という思い込みを捨てれば、自分にできることに目を向けられます。
たとえば、他の人は電話対応が当たり前にできるのに、自分はうまくできなかったとしましょう。
もちろん、電話対応ができるようになるように努力してみることはとても大切です。
しかし、ある程度頑張ってもどうしてもできるようにならないのであれば、電話対応以外の部分で仕事に貢献することを考えてもいいのです。
仮に、Excelのデータ処理が得意だったとしたら、
「自分はどうしても電話対応が苦手だからお願いしてもいいかな?その代わり、Excel関係の雑務処理は多めにやるからさ」
という感じで、苦手なことを周りにお願いして、自分の得意な面で会社に貢献することもできます。
もし、部署内にExcelが苦手なメンバーが多ければ、とても喜んでもらえるでしょう。
「みんなが当たり前にできているんだから自分もできなければいけない」という思い込みを捨てれば、人にできることを自分もできるようにしなくても、周りに迷惑を掛けず、周りの役に立つこともできますね。
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2-3.小さな「できた」に対して自分で自分を褒める
人ができることができない場合の対処法3つ目は、小さな「できた」に対して自分で自分を褒めることです。
小さな「できた」に対して自分で自分を褒めてあげると、モチベーションを維持することができ、できないことを克服しやすくなります。
たとえば、電話対応が苦手だとしましょう。
電話対応ができるか・できないかの2択で考えるから、できない間はしんどくなるのです。
そんなときは、電話対応の行動を細分化してみます。
まずは、電話をとることを目標にして、電話を取れたら「よく取れた」と自分を褒めて評価してあげましょう。
電話をとることができたら、次に自分の会社や名前を名乗り相手の名前を聞くことを目標にして、できたら褒めてあげます。
こうして一歩ずつ進んでいくことで、「目標に向かって前進している感覚」を得ることができ、モチベーションが上がるのです。
できないことをできるようになるために頑張るときは、モチベーションの維持も非常に大切なので、モチベーションが維持しやすいやり方で進められるといいですね。
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2-4.できることからやる
人ができることができない場合の対処法4つ目は、できることからやることです。
自分が苦手なことを一気にやろうとしても、いきなりできるようになることはありません。
何かをできるようにするには、できることからコツコツ積み重ねていく必要があります。
ここでも、電話対応を例に考えてみましょう。
まずは、電話対応という行動を細分化します。
たとえば、以下のような感じです。
- 電話を取る
- 会社名・部署名・自分の名前を名乗る
- 相手の名前や会社名を聞く(メモする)
- 取り次ぐ相手がいる場合は取り次ぐ
- 取り次ぐ相手がいない場合は用件を聞く(メモする)
- 折り返すよう伝えて電話を切る
- 取次ぎ相手に電話を折り返す旨と用件を伝えるメモを残す
次は、細分化した行動を以下の4つに分けます。
- 問題なくできること
- 少しつまずくがある程度できること
- あまりうまくできないこと
- 全くできないこと
そしたら、まず最初は「問題なくできること」「少しつまずくがある程度できること」を完璧にできるようにするのです。
すると、今よりも電話対応が少しスムーズにできるようになります。
その次は、「あまりうまくできないこと」を、「あまりうまくできないこと→少しつまずくがある程度できること→問題なくできること」のようにレベルを上げていく。
さらにそれができたら、最後に「全くできないこと」を、「全くできないこと→あまりうまくできないこと→少しつまずくがある程度できること→問題なくできること」のようにレベルを上げていく。
そうすると最後には、電話対応が完璧にできるようになります。
このように、できることを1つずつ増やしていくことが、できないことをできるようになる一番のコツです。
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2-5.人の力を素直に借りる
人ができることができない場合の対処法5つ目は、人の力を素直に借りることです。
苦手なことをひとりで抱えずに周りを頼れば、やり方を教えてもらえたり、代わりにやってもらえたりするからです。
そしたら、できないことができるようになるか、代わりにやってもらえて、できないことに悩む必要がなくなります。
周りを頼るときには、頼む相手にもきちんとメリットを提供することで、お願いを聞いてもらいやすくなります。
たとえば、代わりに別の仕事をやってあげたり、お礼にご飯をおごってあげたり、などですね。
逆に、お願いしても力を貸してもらえない場合には、自分だけが得をする頼み方をしていないか確認すると良いでしょう。
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2-6.ToDoリストを作る
人ができることができない場合の対処法6つ目は、ToDoリストを作ることです。
仕事や家事において、単にやるべきことが多くて頭が混乱しスムーズに物事がこなせないのであれば、ToDoリストを作ることで解決できます。
前日の夜に、次の日にやるべきこと・取り組む順番を考えておけば、混乱せずに物事を処理していくことができるからです。
まずは今日の夜に、明日やるべきこととその順番を書き出してみましょう。
1日にやり切れないほどの量を書いても意味がないので、きちんとやり切れる量を計算して書き出すことが大切です。
ToDoリストを効果的に使うには「6項目以内」にするのが良いとされています。
ただし、設定する項目をたとえば、「料理をする」と書くか「ご飯を炊く」と書くかによって1項目当たりの労力が大幅に変わるので、項目数は自分の書き方に合わせて調整してみてください。
ToDoリストが作れたら、翌日はそのリスト通りに行動していきましょう。
「次に何をすればいいか?」を常に考えなくて済むようになるので、頭がスッキリして混乱せずに行動できるようになるはずです。
最初は、ToDoリストの項目数が多すぎてやり切れなかったり、逆に少なすぎて物足りなさを感じたりするかもしれません。
その場合には、その日の夜に次の日のToDoリストを作る際に、項目数や項目の内容を調整していけばOKです。
次第に、自分に合ったボリュームのToDoリストが作れるようになります。
すると、仕事も家事も今までとは段違いにスムーズに進められるようになるはずです。
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2-7.報告・連絡・相談をする
人ができることができない場合の対処法7つ目は、報告・連絡・相談をすることです。
報告・連絡・相談をすることで、自分の頭の中を整理できたり周りの力を借りやすくなったりするので、普通のことができるようになるスピードが速くなります。
たとえば、仕事の進捗を報告するのと同時に、今の自分ができていることとできていないこともセットで報告すれば、何かアドバイスが貰えるかもしれません。
もしアドバイスが貰えたなら、今までできなかったことができるようになるキッカケになるかもしれませんよね。
逆に、報告・連絡・相談をしなければ、できないことをできないまま仕事を進めてしまい、最終的にはミスやクオリティ不足で怒られることになってしまいます。
自分にできないことを具体的に周りに伝えることもできないので、できないことをできるようになるための的確なアドバイスも貰えず、多くのチャンスを失うことになるでしょう。
できないことやうまくいっていないことを報告するのは嫌なことですが、多くの人が避けていることだからこそ、ちゃんとやると大きなメリットを手に入れられますね。
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2-8.整理整頓をする
人ができることができない場合の対処法8つ目は、整理整頓をすることです。
普通のことができない人の場合、ちょっとしたことですぐにパニックに陥ってしまうという傾向があります。
これは、もともとの素質が影響している可能性もありますが、普段の生活の中で思考力や脳のキャパを低下させてしまっている影響も大きいです。
実際にトロント大学の研究では、机の上や部屋が散らかっていると脳の処理能力が低下する、ということが分かっています。
すると、短期的に物事をうまく記憶できなくなったり、人の名前を思い出せなくなったりしてしまうのです。
具体的には、会話で相手の話が理解できなかったり、電話対応で相手の名前や要件をメモを取る前に忘れてしまったり、といった影響が出るでしょう。
そのため、人ができることができないというのは、机の上や部屋が散らかっていることが原因になっている可能性があるのです。
逆に言えば、整理整頓するだけで、人ができることができないという問題が解決できる可能性があるということ。
なので、机の上や部屋が散らかっている場合には、今すぐ整理整頓してみるといいですね。
ちなみに、仕事で悩んでいるからと言って職場のデスクの上を片付けるだけでは意味がなく、自宅も散らかっているなら自宅も片付ける必要があります。
ここで言う整理整頓は、自分の生活範囲のすべての環境を整える、と考えるといいですね。
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2-9.知ったふりをしない
人ができることができない場合の対処法9つ目は、知ったふりをしないことです。
知ったふりをして本当はわかっていない状態で物事を進めてしまうと、そのときはたまたまうまくいったとしても、同じことをもう一度うまくやるのが難しくなります。
すると、みんなが当たり前にできることがなかなかできるようになりません。
普通の人が当たり前にできることに対して、
「なぜそれをやる必要があるのか?」
「今のはどうやったのか?」
と聞くのは、恥ずかしいと感じることもあるでしょう。
しかし、恥ずかしくてもちゃんと聞くようにすれば、その仕事ややり方について理解できるようになり、次に同じことを頼まれても当たり前にできるようになるのです。
特に、本当はたいしたことができないのにプライドだけ高いというタイプは、自分でも気づかないうちに知ったふりをしてしまいがちなので注意したほうがいいですね。
おそらくこういうタイプの人は、自分でもその性格に気づいていて何とかしたいと本心では思っていることが多いので、その性格ごと改善するためにも、あえて恥ずかしい想いをしに行くというのはとても効果的です。
(逆に、プライドだけ高くて自分でもそれに気づいていないタイプは、もうどうしようもないですね(笑))
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2-10.目標を立てる
人ができることができない場合の対処法10個目は、目標を立てることです。
漠然と「普通のことが普通にできるようになりたい」と思っていても、なかなかできるようにはなりません。
きちんと「6月1日までに電話対応ができるようになる!」などと期日を設けることで、いつまでにやるべきかが明確になり、そのために行動を起こすことができます。
なので、本気で「みんなが当たり前にできることを自分もできるようになりたい」と思うなら、期日付きの目標を立てるといいですね。
目標の内容は、「●●のプロジェクトを成功させる」みたいな大きなものでなくてよくて、「電話対応ができるようになる」「報告・連絡・相談をできるようにする」みたいなレベルから始めると良いでしょう。
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2-11.得意分野を伸ばす
人ができることができない場合の対処法11個目は、得意分野を伸ばすことです。
普通の人ができることができないままでも、自分の長所を伸ばしてそれで会社や周りの人に貢献すれば、自分の価値を周りに認めてもらうことができます。
圧倒的な強みや得意があれば、会話でちょっとチグハグなことを言うくらいは、逆に面白いキャラクターだとも思ってもらえるようになりますね。
短所を改善するよりも、長所を伸ばす方が圧倒的にラクで楽しいので、得意分野を伸ばすことも現状を打開する非常に有効な方法です。
普通のことができないことを放置することになるので、半年くらいは怒られたり小言を言われたりしてしまいますが、その間に得意分野を伸ばして周りを驚かす成長ができるといいですね。
少し難しいですが、自分の弱点を理解してフォローしてくれる人を近くに置けると、さらに得意分野に集中していけるようになります。
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3.普通のことができなくて悩みやすい3つのタイプ
第3章では、普通のことができなくて悩んでしまいやすい3つのタイプを紹介します。
悩みやすいタイプ3つは、主に以下の3つです。
- HSP・繊細さん
- ADHD(注意欠如・多動症)
- ASD(自閉スペクトラム症)
ADHDなどの発達障害だからもう終わり、という話ではなく、自分の特性を理解し、弱点をフォローして強みを活かしていけば問題ありません。
実際、経営者にはADHDの疑いがある人も多いですからね。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
3-1.HSP・繊細さん
普通のことができなくて悩みやすいタイプの1つ目は、HSP・繊細さんです。
HSPは、エレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、繊細で感受性が強い気質を持っている人のことを言います。(参照:The Highly Sensitive Person)
些細なことでも深く考えすぎてしまうため、普通の人より仕事が遅くなり、周りと同じペースで仕事ができないと悩みやすいのです。
また、音や匂いに敏感で些細なことでも気にしてしまうため、「みんなは普通にしているのに、どうして自分はいちいち反応してしまうんだろう?」と悩んでしまうことも多いです。
そのため、集団や人ごみが苦手で長時間人といるとぐったりと疲れてしまうため、職場の飲み会やイベントが億劫に感じてしまいます。
しかし、些細なことでも気にしてしまったり深く考えすぎたりすることは、小さなミスにも気づけ、仕事が丁寧などの長所でもあります。
HSP・繊細さんだからこその長所を活かせれば、仕事をしていくと「ミスも少ないし、仕事が丁寧だね」との評価にも繋がるでしょう。
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3-2.ADHD(注意欠如・多動症)
普通のことができなくて悩みやすいタイプの2つ目は、ADHD(注意欠如・多動症)です。
ADHD(注意欠如・多動症)は、不注意・多動性・衝動性の3つの特性を持つ発達障害の1つ。(参照:ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療)
学生の頃は落ち着きのない子だなと思うだけで見過ごされてきたけれど、大人になって仕事に支障がでて発覚することもあります。
1つのことに集中できず周りのいろんなことに注意が向いてしまうため、会話に集中できず相手の話が理解できなかったり、メールの宛先を間違えるなどの些細なミスを繰り返したりしてしまいます。
結果として、なぜか自分には当たり前のことができないと悩んでしまうのです。
また、自分が興味を持てること以外には全く興味を持てないという特徴もあるので、仕事に全く興味を持てないと、向上しようという気持ちや勉強しようという気持ちが持てません。
その結果、いつまでもみんなが当たり前にできることができるようにならない(できるようになろうという気持ちすら起きない)こともあります。
そのため、ADHDの人が普通のことをできるようにするためには、
- 自分が興味を持てる仕事をすること
- 些細なこともメモして、注意が別のことに向いてしまってもすぐに思い出せるようにしておくこと
をしておくと良いでしょう。
3-3.ASD(自閉スペクトラム症)
普通のことができなくて悩みやすいタイプの3つ目は、ASD(自閉スペクトラム症)です。
ASD(自閉スペクトラム症)も発達障害の1つです。(参照:ASDについて)
ASDの人はコミュニケーションを苦手にする傾向があり、なぜこの人は怒っているのか、悲しんでいるのかなど人の気持ちが理解できないため、普通の会話ができないことに悩みやすくなります。
空気を読むのが苦手で、自分がよかれと思って発した発言で場の空気を壊すこともあり、「何で自分が発言するとシーンとなるの?」と悩むことも多いでしょう。
他にも、職場の暗黙のルールが理解できなかったり、予定が変わるとパニックになったりすることもあります。
ASDの人が取るべき対策は、「わからないことがあれば素直に聞いてしまう」ということです。
相手の気持ちや場のルールなどは誰かに聞けばすぐわかります。
わかると安心できるので、パニックにならずに済むようになりますよ。
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4.人ができることができない人はどんな仕事を選べばいい?
第4章では、普通の人ができることができない人が少ないストレスでできる仕事を紹介します。
普通の人が当たり前にできることを当たり前に求められる環境を選んでしまうからしんどいだけで、自分ができないことをあまり求められない環境ならストレスは圧倒的に少なくなるはずです。
具体的には、以下の3つの仕事がオススメです。
- 人との関わりが少ない仕事
- マイペースでできる仕事
- 特技を活かせる仕事
4-1.人との関わりが少ない仕事
普通の人ができることができない人が少ないストレスでできる仕事の1つ目は、人との関わりが少ない仕事です。
人と関わる仕事をしてしまうと、できる人とどうしても比べてしまったり、長時間人と関わることでぐったりと疲れてしまったりするからです。
人ができることができない人の中には、コミュニケーションが苦手でストレスを感じる方もいます。
全く人と関わらないのは難しいですが、人との関わりが最小限の仕事を選ぶとストレスが少なく長く働けるでしょう。
たとえば工場で部品をコツコツ作る仕事やデータ入力、エンジニアなどです。
自分の作業に没頭できて、人とのコミュニケーションが最小限に抑えられますよ。
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4-2.マイペースでできる仕事
普通の人ができることができない人が少ないストレスでできる仕事の2つ目は、マイペースにできる仕事です。
マイペースに仕事ができると時間やルールに縛られず、ストレスを最小限に抑えられるからです。
人ができることができない人は、時間に制限があると焦ってしまったり、急に「これやって」と言われると対応できずにテンパってしまう人もいます。
ですが現代は、在宅で仕事ができ、労働時間も自分で決められマイペースにできる仕事があります。
たとえば、ライターやプログラマーなどですね。
そういう仕事の中から自分にできそうだと思う仕事を選ぶと良いでしょう。
4-3.特技を活かせる仕事
普通の人ができることができない人が少ないストレスでできる仕事の3つ目は、特技を活かせる仕事です。
自分の得意なことや特技を活かせる仕事を選ぶと長く続けられますし、楽しく仕事ができるようになるからです。
たとえば、絵が得意なら芸術家やイラストレーター、文章が得意ならWebライターや作家などです。
得意なことや好きなことには、スキルアップをするにも楽しみながらできるでしょうし、新たな可能性が広がりますよ。
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まとめ
この記事では、人ができることができない人の対処法をお伝えしました。
まとめると以下の通りです。
「人ができることができない」という悩みの本質的な解決方法
- みんなが当たり前にできることを自分もできるようになる
- 短所を失くそうとするのではなく、長所を伸ばして活かす
- できないことをひとりで抱え込まずに、周りを頼れるようになる
普通の人ができることができない場合の対処法11選
- 人と比べない
- 「こうしなければ」を捨てる
- 小さな「できた」に対して自分で自分を褒める
- できることからやる
- 人の力を素直に借りる
- ToDoリストを作る
- 報告・連絡・相談をする
- 整理整頓をする
- 知ったふりをしない
- 目標を立てる
- 得意分野を伸ばす
今はまだ、みんなが当たり前にできることが出来なかったとしても、その現状を変えていくことはできます。
具体的な方法はしっかりお伝えしましたので、あとはあなたの状況に合う方法を選んで人生を好転させていってください。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
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聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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