自分の機嫌の取り方8選|すぐ不機嫌になるのを直したい人へ
「機嫌が悪くなると自分でもどうにもできない...。周りの空気も悪くしちゃって最悪。」
「いつも機嫌がいい人ってどうやって気分をコントロールしているの?」
機嫌が悪くなると、なにもかも嫌になってしまいますよね。
この記事では、「8つの自分の機嫌の取り方」だけでなく、「機嫌が悪くなってしまう原因」もお伝えしていきます。
原因に対処し、機嫌をとる習慣を取り入れることで、より自分の機嫌をコントロールしやすくなるはずです。
もちろん、人それぞれ不機嫌になってしまう原因は違います。
なので、あなたの原因にあった対策を選ばないと、「対策をしているのに自分の機嫌が取れずさらにイライラする!」ということになりかねません。
そこでこの記事では、私が今までに試した方法や300件以上の相談にのってきた経験のなかで、実際に効果のあった方法を全てお話することにしました。
ちょっと長い記事ですが、きっと、あなたに合う方法があるはずなので、マッチする部分を見つけてみてくださいね。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.自分の機嫌をとる方法は、不機嫌スイッチを押さない対策を前もって立てること
自分の機嫌を取るカンタンな方法は、不機嫌スイッチを押さない対策を前もってたてておくこと。
自分で自分の機嫌を取れる人は、不機嫌になりそうな出来事が起こっても、不機嫌にならないように前もって対策を立てています。
逆に自分で自分の機嫌が取れない人は、不機嫌にならなくてすむ対策を立てていないので、ストレートにダメージを受けて不機嫌になってしまうんです。
実際の例をもとにお話しますね。
子育て中の主婦Aさんと、Bさん。
Aさんは機嫌が悪くなりやすく、感情のコントロールが苦手です。
一方、Bさんはいつもニコニコ上機嫌で、怒っているところを見たことがありません。
そんな2人のもとへ、同じ内容のLINEがそれぞれの夫から届きました。
「今日、飲んで帰るわ」
Aさんはこの一文をみて、不機嫌モードに突入。
「私だって自由に遊んだりしたい!いつも子供の世話は私にばかり押し付けて!飲んでる暇があるなら、たまには早く帰ってきて、私のことをねぎらってくれてもいいじゃない!!」
不機嫌モードになってしまったAさんですが、いくら機嫌が悪いからといって子供を放置するわけにはいきません。
イヤイヤご飯の準備をし、イライラしながら子供をお風呂にいれ、「早く寝なさいよ!」と寝ない子供に八つ当たり。
でも、子供の寝顔を見ると後悔が襲ってきます。
「この子は何も悪くないのに、また嫌な思いをさせちゃった...」
一方Bさんは、LINEを見た瞬間「やったー!」と喜びました(笑)。
夫が飲みに行く日は、大好物のピザをデリバリーすると決めているからです。
「今日はご飯作らなくてもいいし、洗い物もナシ。ラッキー!」
ピザは子供も大好きなので、Bさんだけでなく子供も嬉しそう。
家事をする手間が省けたため、Bさんは時間にも心にも余裕があります。
子供とゆっくりお風呂につかり、「今日もいい一日だった」と幸せな気分でベッドに入りました。
このことから分かるのは、いつも機嫌よくいられる人は『イラッ』『ムカッ』と感じないわけではなく、不機嫌スイッチが入りそうになったら、不機嫌を作動させない対策を前もって立てているということ。
つまり、「すぐに機嫌が悪くなっちゃう」「自分の機嫌の取り方が分からない」という人も、不機嫌スイッチを押さなくて済むシステムを自分の中に作れば、不機嫌モードに突入するのを防ぎやすくなります。
不機嫌モードに入らなくて済む方法さえ分かれば、家庭でも職場でもプライベートでも応用可能。
もちろん、人それぞれ不機嫌になるポイントは違うし、価値観も違うため、あなたにピッタリ合った方法を知ることが大事です。
そこで、次の章では「機嫌が悪くなってしまう原因」についてお伝えします。
あなたがどのパターンで機嫌が悪くなりやすいのかを知ることで、対策を立てやすくなりますよ。
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2.人はなぜ不機嫌になるのか?|自分の機嫌が悪くなる原因を知ることが解決の第一歩!
不機嫌になってしまう原因は、大きく分けると3つのパターンがあります。
まずは、自分がどのようなときに不機嫌になりやすいのか、分析してみましょう。
自分の地雷ポイントが分かると、爆発させる前に処理できるようなりますよ。
不機嫌になってしまう原因は以下の3つです。
- 1.「自分はこれくらいできなきゃダメ!」という基準が無意識にある
- 2.相手に「これくらいしてくれないとダメ!」「こういうことをしちゃダメ!」という基準を無意識に設けている
- 3.体調が悪い
2-1.「自分はこれくらいできなきゃダメ!」という基準が無意識にある
機嫌が悪くなってしまう1つ目の原因は、「自分はこれくらいできなきゃダメ!」という基準が無意識にあること。
自分の理想像にこだわって背伸びしてし続けていると、苦しくなって不機嫌につながるからです。
例えば、
- SNSにおしゃれな写真をアップして幸せそうに思われたい
- 自分には難しすぎる仕事を任されたけど、「できない人」と思われたくなくて断れない
- オシャレな人だと思われたい
- みんなに良い人だと思われたい
など。
等身大の自分よりも、大きな自分を目指し続けているため、いつまでたっても自分に満足できません。
その結果、できない自分に絶望したり、必要以上に劣等感や敗北感につきまとわれ、暗い気持ちになりやすくなります。
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2-2.相手に「これくらいしてくれないとダメ!」「こういうことをしちゃダメ!」という基準を無意識に設けている
機嫌が悪くなってしまう2つ目の原因は、相手に「これくらいしてくれないとダメ!」「こういうことをしちゃダメ!」という基準を無意識に設けてしまっていること。
自分にも厳しい頑張り屋さんほど、自分のルールや価値観を、相手の人にも求めてしまうことがあります。
「私だってガマンしているんだから、あなたもガマンするのが当然でしょ?」
「私は職場のみんなが働きやすいように考えて行動や発言をしているのに、どうしてあなたは自分のことしか考えられないの?」
というように、「相手の成長のため」「環境を乱さないため」良かれと思ってのことなのですが、自分ルールからはみ出た行動をとられると相手のことを許せなくなりイライラ・モヤモヤしてしまいます。
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2-3.体調が悪い
機嫌が悪くなってしまう3つ目の原因は、体調が悪いこと。
健康と精神は連動しているので、どこか具合の悪い場所があると、それだけで機嫌が悪くなりやすくなってしまいます。
とくに、睡眠不足は体調不良の原因にもなりやすいだけでなく、感情のコントロールができなくなるということも分かっているんです。
(参考論文:睡眠がメンタルヘルスに与える影響に関する研究動向と今後の展望)
「すぐにイラっとしてしまう」「モヤモヤした気分を引きずってしまう」ときは、睡眠不足が原因かもしれません。
できれば6~8時間の睡眠時間を確保するのが理想ですよ。
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次の章では、「機嫌が悪くならないためにはどうすればいよいのか?」具体的な解決策についてお話します。
3.不機嫌体質を改善する!自分の機嫌が悪くなる原因を人生から排除する4つの方法
機嫌が悪くなってしまう原因は地雷のようなもので、誰の心の中にも眠っています。
ただ、不機嫌になりやすい人は、地雷の数がちょっと多いのかもしれません。
そこで、地雷の数を減らす具体的な方法についてお話していきます。
全部で4つあるので、ひとつずつ見ていきましょう。
- 1.自分への期待を手放し、今の自分を認める
- 2.相手への期待を手放し、相手を受け入れる
- 3.健康的な食事と運動習慣を当たり前にする
- 4.感謝ノートをつける習慣を持つ
3-1.自分への期待を手放し、今の自分を認める
不機嫌体質を改善する1つ目の方法は、自分への期待を手放し、今の自分を認めること。
ありのままの自分を受け入れずに、背伸びばかりしていると、自分への失望や虚無感から心がささくれてしまうからです。
心がささくれていると、ちょっとしたことにも痛みを感じやすくなり、感情のバランスを保ちにくくなってしまいます。
もちろん、向上心を持つことは素晴らしいことです。
でも、自分にないものを追い求めてばかりいたら、上限がありませんよね。
だから、自分をメッキでベタベタにぬりたくるようなことは、思い切ってやめてしまいましょう。
具体的にはこんな感じ。
・SNSにおしゃれな画像をアップしなくちゃ
→人と張り合うためにSNSを使っているなら距離をおく。
・自分には難しすぎる仕事を任されたけど、「できない人」と思われたくないから断れない
→完璧な人と思われなくてもいい。人間だもの。
・オシャレな人だと思われたい
→ムリに飾り立てる必要はない
・みんなに良い人だと思われたい
→みんなにいい人だと思われる必要はない
みたいに。
「いやいや、そんな人になりたくないんだけど。カッコイイ自分でいたいし、人から好かれたい!それに、そんな生き方で楽しいの?幸せになれるの?」
と思うかもしれませんね。
でも、ありのままの自分を受け入れると、もっと人生が楽しくなり、もっと魅力的な人になれます。
「自分にメッキをぬる」というのは、「他人から見てどう見えるかという視点で自分を作り上げること」です。
つまり、本当の自分を隠して生きているということ。
だから、メッキがはがれかけるたびに、本当の自分と理想の自分とのギャップや、頑張ったのに成果が出ない自己嫌悪に苦しめられ、不機嫌になってしまいます。
では、「メッキの自分」から「ありのままの自分」へ変わると具体的にどんな変化があるのかみてみましょう。
・幸せそうに思われたい
→自分が幸せと心から感じることをする
・できない人に思われたくない
→できないことは人に助けてもらって、できることに全力投球。自分が助けられる時に恩返しをすれば良し
・オシャレだと思われたい
→流行よりも自分の価値観や満足度を重視
・みんなに良い人だと思われたい
→みんなから好かれなくても大丈夫
ありのままの自分を受け入れてあげると、のびのびと自由に生きやすくなるように思いませんか?
本当の自分を認められるようになると、人との比較で生み出していた偽物の自己肯定感を作り続ける必要がなくなります。
不完全な自分でも、受け入れてくれる人がいることに気付けるからです。
他の誰かみたいにならなくても、あなたはあなたのままでOK。
だから、今、自分に無いものを必死に身に着けて周りの人に受け入れてもらおうと頑張っているなら、少し視点を変えてみましょう。
自分にないものを無理にカスタムしようとするのではなく、自分の持ち味を最大限に発揮するというふうに。
今の自分を認めてあげることができると、他人からの評価や他人との比較にふりまわされなくなるので、心穏やかに生きられるようになりますよ。
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3-2.相手への期待を手放し、相手を受け入れる
不機嫌体質を改善する2つ目の方法は、相手への期待を手放し、相手を受け入れること。
相手を自分の思い通りにしようとすると、期待していた成果が得られるまで不機嫌になってしまうからです。
第1章で登場した「不機嫌になりやすいAさん」と「いつもご機嫌なBさん」を思い出してもらうと分かりやすいと思います。
Aさんの不機嫌スイッチは、旦那さんが期待に応えてくれないことでした。
- 子育てに協力してほしかったのに、夫ばかり楽しんでいる
- いつも頑張っている自分をねぎらってほしかったのに、夫だけ息抜きしてる
- 何度も言っているのに、使いきったトイレットペーパーを新しいものに交換してくれない
ここで「夫に期待するな」と言えば、Aさんだけが損をして、夫だけがいい思いをするように思うかもしれませんね。
そこで、Bさんはどのように夫を受け止めていたか振り返ってみましょう。
- 夫が楽しむなら、私もピザとって楽しちゃお
- 夫も仕事頑張ってるけど、私も頑張ってるんだから、たまには息抜きも必要よね
- トイレットペーパー使い切ったまんま。ちょっとムカついたから高級チョコレート買って気分転換しよう
2人の思考を比較してみると、
Aさんの特徴は、夫が中心にいて、自分がふりまわされていること。
Bさんの特徴は、自分が中心にいて、夫にふりまわされないこと。
つまり、相手に期待するということは「私が機嫌良くいられるか不機嫌になるかはあなた次第ですよ」と、すべてを相手に丸投げしている状態とも言えます。
そう考えるとちょっと怖くないですか?
だって、あなたの主導権を握っているのは、他の誰かということだから。
なので、相手に期待しないということは、結果的に自分を自由に解放することになります。
そして、相手に振り回されるのではなく、自分の思うように生きられるようになるんです。
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3-3.健康的な食事と運動習慣を当たり前にする
不機嫌体質を改善する3つ目の方法は、健康的な食事と運動習慣を当たり前にすること。
ちょっと体調が悪いだけで、気分も下がってしまいますよね。
心に余裕をもつためにも、バランスの良い食事と運動で健康を維持できるようにしましょう。
イライラしやすいときには、セロトニンという脳内物質が不足している場合もあります。
(参考:セロトニンの増加が心身に及ぼす効果)
セロトニンのもとになるトリプトファンというアミノ酸は、食べ物から摂取しなければ体内で合成することができないので、意識して食べることが大事。
「なぜかイライラするな」というときには、セロトニンの原料になる大豆製品や乳製品、バナナ、アボカドなどを食事にとりいれてみるといいですよ。
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3-4.感謝ノートをつける習慣を持つ
不機嫌体質を改善する4つ目の方法は、感謝ノートをつける習慣を持つこと。
感謝ノートというのは、感謝するべきポイント見つけてノートに書き出すものです。
感謝ノートをつける意義は、自分に起こっている良いことに目が向きやすくなること。
人は不機嫌になると、どうしても良いことよりも悪いことに意識が向いてしまいます。
たとえば、職場で不機嫌になったとき、隣の席の人が心配してコーヒーを入れてくれたとしましょう。
でも、イライラしているときって、心から「ありがとう」って思えなくないですか。
せっかくの好意さえも邪魔くさく感じてしまったり、何もなかったかのようにサラッと流してしまったり。
それなのに、他の誰かがやってしまった小さなミスには過剰に反応し、火山が噴火したみたいに、とめどなく怒りが込み上げてきたりして。
ふだんから「不機嫌になりやすい」と感じている人は、良いことよりも悪いことに目が向きやすくなっている状態かもしれません。
そこで、役に立つのが感謝ノート。
一日の最後に今日あった感謝ポイントを振り返ってまとめて書いてもいいし、感謝の気持ちを感じたら、そのたびに書き出してもいいです。
「今日は何個みつけられたかな?」とゲーム感覚でやってみてください。
最初は、「なにも感謝することなんてなかった」と書くことが見つからないかもしれません。
それでもまずは1週間続けてみてください。
不思議とスラスラ書けるようになってきますよ。
感謝というとすごく特別なことと思ってしまうかもしれませんが、ちょっとしたことでいいんです。
たとえば、
- 今日もバスが時間通りに来て、会社に遅刻しないですんだ
- たまたま寄った喫茶店のコーヒーがすごく美味しかった
- いつもは私が食器洗いをしているけど、家族が洗ってくれていた
- 今日も近所のおばちゃんが、元気に話しかけてきてくれた
- いつも洗濯してくれてありがとう
- 雨風をしのげる家がある
- あたたかい布団で眠ることができる
- 天気が良くて気持ちよく過ごせた
みたいに。
ふだんなら、何気なく見過ごしてしまったり、「そんなの当たり前」と思っていることでOK。
むしろ「当たり前」と思ってしまっていることに気づくことが大事です。
「自分に期待しない」「相手に期待しない」にも連動していることですが、何かをしてもらうことが当たり前ではないと改めて認識できると、期待を捨てることができ、「~してくれなかった」という嫌なことに直面しなくなります。
それから、感謝ポイントを見つけられるように意識していると、今までと違った角度から物事をみられるようになるんです。
感謝ポイントを見つける上級者になると、会社で上司から怒られても「叱ってくれてありがとう!」と思えるようになりますよ。
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以上、こちらの章では、不機嫌体質を改善する方法をお伝えしました。
しかし...。
生きていればイラっとすることはあるし、つい不機嫌モードに引き込まれそうになることもありますよね(笑)。
そんな時、いち早く不機嫌から立ち直る方法があるんです。
詳しくは次の章でお伝えしますね。
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4.自分の機嫌の取り方8選|不機嫌になってもすぐに機嫌を直せることも大事!
不機嫌体質を改善することも大事ですが、生きていれば理不尽なことだって起こるし、イライラ・モヤモヤの原因は自分の意志とは関係なく降りかかってきます。
そこで、不機嫌になりそうなアクシデントが起こったときにも、自分で自分の機嫌をとって心をすぐに立て直せる方法を知っておけば安心。
全部で8つの方法があるので、あなたにピッタリの方法を見つけてみてくださいね。
- 1.感情的になる前に必ず深呼吸する!
- 2.トイレットペーパーに自分の感情を書き出して、流す
- 3.「これ食べたら機嫌が良くなる!」という美味しいものを食べる
- 4.運動する
- 5.お気に入りのアロマやお香を準備しておく
- 6.見るとやる気が上がる動画や写真をまとめておく
- 7.ゆっくりお風呂に入る
- 8.いつもより早めに寝て、睡眠時間を長めにとる
4-1.感情的になる前に必ず深呼吸する!
自分の機嫌を取る方法の1つ目は、感情的になる前に必ず深呼吸すること。
いくらあなたの言い分が正しくても、感情的になって、相手にひどい言葉を浴びせてしまったり、嫌な態度をとってしまうと、あなたが信用を失う可能性があります。
そこで、「イライラしてきた」「怒りの感情が爆発しそう」と気づいたら、大きく深呼吸してみましょう。
ポイントは、怒りが爆発する前に深呼吸すること。
効果的な呼吸法は、5秒かけて大きく息を吸って、15秒かけて肺の中の空気を出し切るイメージで息を吐きます。
深呼吸をすると、副交感神経のスイッチが入るので気持ちを落ち着けることができるんです。
それから、脳内物質の働きで、怒りのピークは怒りを感じてから6秒後にやってきます。
つまり、「ムカッ」と感じたら深呼吸をして、まず6秒こらえることができれば、少しずつですが怒りは勝手に収まっていくんです。
(参考:脳科学から「怒り」のメカニズムに迫る! カチンと来ても6秒待つと怒りが鎮まるワケ)
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4-2.トイレットペーパーに自分の感情を書き出して、流す
自分の機嫌を取る方法の2つ目は、トイレットペーパーに自分の感情を書き出して流すこと。
トイレットペーパーと一緒に、自分の中の黒い感情が水に流されていくのを視覚化できるからです。
「こんなこと思ったらダメだよね」と自分の気持ちを否定せずに自由に書いてくださいね。
別に誰に見られるものでもないので、汚い言葉を使おうが、どんなにひどい内容だろうがかまいません。
視覚を通して嫌な気分が消え去ったと脳に認識させることができるので、気持ちを切り替えやすくなりますよ。
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4-3.「これ食べたら機嫌が良くなる!」という美味しいものを食べる
自分の機嫌を取る方法の3つは、「これを食べたら機嫌が良くなる」というものを食べること。
食べることは、とても簡単に気分転換できる方法です。
感情をコントロールできなくなってから「何食べよう?」と考えるのは難しいので、前もって食べるとご機嫌になれるものを持ち歩いたり、好きなお店をリストアップしたりしておきましょう。
ちなみに、辛い物を食べるとエンドルフィンというホルモンが分泌されます。
エンドルフィンには、気持ちを落ち着けて幸せな気分にさせてくれる働きがあるんです。
なので、辛いものが好きな人は辛いものを用意しておくといいかもしれませんね。
もちろん、人それぞれ食べたときに幸福感を得られるものは違うので、自分が1番美味しいと感じられるものがベストです。
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4-4.運動する
自分の機嫌を取る方法の4つ目は、運動すること。
運動をすると、強制的に意識を体を動かすことに向けられるからです。
外に出てウォーキングしたり、自転車に乗ったりすることでもいいですし、仕事中なら手をグー・パーと開いたり閉じたりを繰り返すだけでもOK。
それから、無理やりにでも顔の筋肉を動かして笑ったような表情を作るのも効果的。
作り笑顔だったとしても脳は笑っていると勘違いしてくれるので、自然とポジティブな気分になれますよ。
4-5.お気に入りのアロマやお香を準備しておく
自分の機嫌を取る方法の5つ目は、お気に入りのアロマやお香を準備しておくこと。
良い香りをかぐと、自律神経が刺激されて心を落ち着けることができるからです。
気分をリフレッシュさせたいときには、柑橘系やハーブ系の香りがおすすめ。
とは言っても、香りの好みは人それぞれなので、あなたが「落ち着くなぁ」と思える香りが1番です。
好きな香りのハンドクリームやリップクリームでも応用できますよ。
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4-6.見るとやる気が上がる動画や写真をまとめておく
自分の機嫌を取る方法の6つ目は、見るとやる気が上がる動画や写真をまとめておくこと。
現実世界とは違うものに触れることで、不機嫌になってしまった現実から意識を引きはがし、気分を切り替えやすくなるからです。
どんな内容のものでもいいのですが、笑顔になると脳が勝手にポジティブモードにスイッチを入れてくれるので、クスっと笑えるおもしろいものや可愛くてニヤニヤしちゃう動物の動画などがおすすめ。
4-7.ゆっくりお風呂に入る
自分の機嫌を取る方法の7つ目は、ゆっくりお風呂に入ること。
お風呂にはリラックス効果があります。(参考:おすすめの健康入浴法)
お風呂に浸かると、筋肉の緊張がふわ~っととけて、体の力が抜けていきますよね。
そうすると、脳が緊張状態から解かれたと判断するので、心も解放されてモヤモヤした気分がスッキリ晴れやすくなるんです。
シャワーを浴びるだけでは得られない効果なので、ぜひゆっくりお風呂に入ってくださいね。
4-8.いつもより早めに寝て、睡眠時間を長めにとる
自分の機嫌を取る方法の8つ目は、いつもより早めに寝て、睡眠時間を長めにとること。
機嫌が悪い時は、さらに嫌なことを引き寄せてしまいやすい状態です。
一度リセットするためにもさっさと寝てしまいましょう。
嫌なことがあると寝付きにくくなってしまうかもしれませんが、眠れないからといってストレス発散しようと夜更かしすると睡眠不足になってしまいます。
睡眠不足になると、集中力が散漫になるのでミスが多くなったり判断力がにぶったりしてさらに嫌なことが重なり、不機嫌ループにはまってしまう可能性もあるんです。
十分な睡眠をとると気分もスッキリするので、メンタルが安定しないときにはたっぷり眠ることを心がけてみてくださいね。
5.機嫌が悪くなってしまうのは、一人で頑張りすぎのサイン
「機嫌を悪くするのをやめたい」と思っているのに、やめられないのって苦しいですよね。
やめたいのにやめられなかったことって、誰しも経験があると思います。
ちょっとイメージしてほしいのですが、あなたが機嫌を悪くすると、周りの人はどんな反応をしますか?
私が思い浮かんだのは、
- 「どうしたの?」と優しく声をかけてくれる
- 「本当はこうしてほしかったんだよね?」と本心をくみとってくれる
- 「困っているなら手をかしてあげようか?」と助け船を出してくれる
- 「こんなになるまでよく頑張ったね」と認めてくれる
- うるさく話しかけてこなくなる
- 腫れ物をさわるように、大切にあつかってくれる
こういう周りの反応って、実は、機嫌が悪くなる前にしてほしかったことじゃないでしょうか。
つい機嫌が悪くなってしまう人は、本当は相手に伝えたい、誰かに分かってほしい気持ちがあるのに、自分の中に閉じ込めてしまうクセがあるのかもしれません。
私は、いろいろな人とお話をさせていただく機会が多いのですが、機嫌が悪くなってしまうと悩んでしまう人は、とても細やかで繊細な心を持っている方が多いです。
だから、「私ならできるのに」「私なら分かるのに」「私なら気づくのに」という自分のなかでは「ふつうのこと」を当たり前だと思ってしまうことがあります。
そして、機嫌を悪くすることで自分の本心に気づいてほしいのではないでしょうか。
これが機嫌を悪くするメリットであり、機嫌が悪くなるのをやめられない本当の原因です。
でも、一番の問題点は、機嫌が悪くなることではありません。
問題の本質は、あなたが誰にも助けを求めずに、自分一人で背負ってしまおうとすることです。
「私がガマンすればいいんだよね」
「もうキャパオーバーだけど、これくらいできないとダメ」
「本心を言ったら、他の人に迷惑かけちゃう...」
だから、本音は言わずに、私の中に閉まっておこう。
そうすると、「私がガマンしているんだから、あなたもガマンしなさい」「なんで当たり前のことができないの」と感じることが増え、不機嫌になってしまうループが起こります。
このループを止める方法は、不機嫌になりそうと感じたら、自分の心の声をしっかりと聞いてあげること。
「こんなささいなこと」と思う必要はありません。
「できない」「助けてほしい」「嫌な気持ちになった」自分を認めてあげましょう。
そして、正直に伝えること。
あなただけがガマンする必要はないんです。
「そんなワガママは言えない」
と思うかもしれませんが、本当にワガママな人というのは、相手の事を一切考えられない人のこと。
だから、相手の気持ちを考えて言えない時点で、ワガママな人ではありません。
伝えたからといって、あなたの要望が100%通るとは限りませんが、お互いの妥協点まで歩み寄ることがでるし、モヤモヤと暗い気持ちを引きずる時間は確実に減らせます。
いつも機嫌よくいられる人の特徴は、決してワガママなわけではなく、ゆるくラクに生きられるように、相手に気持ちを伝えたり、ストレスを真に受けない抜け道を探したりするのが上手なことです。
だからあなたも、「不機嫌にならないように頑張らなくちゃ」とさらに上を目指そうとするのではなく、もっと肩の力を抜いて自分に優しくしてあげるといいと思いますよ。
自分に優しくすることができれば、優しさの連鎖がおこり、もっとラクに穏やかに過ごすことができるようになるはずです。
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まとめ 『自分の機嫌の取り方8選|すぐ不機嫌になる自分はコレでいなくなります』
この記事では、
- どうして機嫌が悪くなってしまうのか?
- 不機嫌になりやすい体質を改善する方法
- 不機嫌になってしまったときの回復方法
についてお話してきました。
不機嫌になってしまう人は、自分に厳しく、相手のことを深く考えられるとても優しい人が多いです。
それなのに、不機嫌になってしまうせいで、怖い人と誤解されたり、せっかく積み上げた信頼を崩してしまったり、すごくもったいないんですよね。
なので、不機嫌になってしまったときには、自分で自分の機嫌をとれるように、以下の8つの方法の中から、あなたに合った方法を取り入れてみてください。
- 1.感情的になる前に必ず深呼吸する!
- 2.トイレットペーパーに自分の感情を書き出して、流す
- 3.「これ食べたら機嫌が良くなる!」という美味しいものを食べる
- 4.運動する
- 5.お気に入りのアロマやお香を準備しておく
- 6.見るとやる気が上がる動画や写真をまとめておく
- 7.ゆっくりお風呂に入る
- 8.いつもより早めに寝て、睡眠時間を長めにとる
誰よりも頑張り屋さんのあなたが、穏やかに楽しい毎日を過ごせますよう願っています。
ちなみに、自分軸を明確にすれば、他人に振り回されにくくなり、機嫌が悪くもなりにくくなります。(心が安定するので)
自分軸を明確にする方法については、次のページで紹介している【DISCOVERYメソッド】でノウハウをお配りしています。
参加は無料ですので、ぜひ手に入れてみてくださいね。
自分の機嫌が取れないという悩みがさらに解消しやすくなるはずです。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
お仕事の依頼はこちらから↓↓
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自分のやりたいことや自分軸の見つけ方がわかります。
「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
先に参加した方々からは、以下のような感想も届いています。
重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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