心が壊れてる人の特徴15項目|壊れた心の治し方も5つ紹介します
「苦しい、ツラい。自分はもう心が壊れてしまったんじゃないか?」
「でも大変な時期なんて誰にでもあるもの…」
「病院に行くなんて大げさな気がする…」
精神的にすごく追い詰められても、人を頼っていいのか、自力でもう少し踏ん張るべきなのか分からなくなってしまうこともありますよね。
しかし、心の重大なSOSをスルーすると、ますますツラくなってしまうかもしれません。
私の友人に、軽度うつの経験者の方がいます。
彼女は当時、心が壊れてしまったときのサインが分からず、「自分の問題は自分で解決しないと」と1人で抱え込んでいました。
しかし、うつの診断がついた瞬間、「我慢しすぎていたんだ」「もっと早くから人を頼ってよかったんだ」と痛感したそうです。
今回はそんな私の友人の話も踏まえ、「心が壊れている人の特徴を15個」「壊れた心の治し方5つ」をご紹介します。
1人で我慢するほどツラいことはありません。
「あなたの現状」と「心が壊れてしまった人の特徴」を照らし合わせ、一緒に解決策を見ていきましょう。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.心が壊れてる人の特徴15
心が壊れてしまうと、「気持ち」「見た目・体」「日常生活」に変化が起きます。
なので、「気持ち」「見た目・体」「日常生活」に分けて、心が壊れてしまったときに出てくる特徴を見ていきますね。
この特徴を見ていけば、心が壊れるとどうなるのかもわかります。
まずは1番感じやすい、気持ち面の特徴です。
1-1.心が壊れてる人の気持ち面の特徴
心が壊れてる人の気持ち面での特徴は以下の6つです。
- 1人でいたい・話したくない
- 興味を失う
- 1日中落ち込んでいる
- 自分を責めている
- 心が不安定
- 無気力
(参照:アルバ・メンタルクリニック『脳とこころの病気』、久保田 浩也『間違いだらけのメンタルヘルス』、厚生労働省『うつ病』)
順番に見ていきましょう。
1-1-1.一人でいたい、話したくない
心が壊れてる人の特徴1つ目は、「一人でいたい、話したくない」と思う回数が増えることです。
精神的に限界になってくると、人と関わるのがツラくなります。
会話ではエネルギーを消耗するので、「あまり話しかけられたくない」と思ってしまいませんか?
以前なら行っていた誘いも、気持ちの理由で断ることが増えます。
1-1-2.興味を失う
心が壊れてる人の特徴2つ目は、あらゆることに興味を失うことです。
心が疲れてしまい、今まで興味があったことも含め、あらゆることに興味がなくなります。
楽しいと思えることがなく、テレビや趣味にも面白みを感じられません。
ちなみに、私が感じたことがあるのは、楽しさを抱く隙間が心に残っていない感覚。
そのときは、「楽しいことがしたい」という気持ちすら湧きませんでした。
1-1-3.日中落ち込んでいる
心が壊れてる人の特徴3つ目は、日中落ち込んでいることです。
精神が限界に近づくと、1日中暗い気持ちがくっついてきます。
上記の「1-1-2.興味を失う」でも紹介した通り、心が疲れると楽しみや面白みを感じる機会が減少。
その分、ネガティブになる時間が増えてしまうんですね。
私自身も「一生このツラさから抜け出せない気がする」と思い、余計に落ち込んでしまうことがありました。
1-1-4.自分を責めている
心が壊れてる人の特徴4つ目は、自分を責めていることです。
もしかするとあなたも、気づくと自分の非ばかり責めていませんか?
- もっとこうするべきだった
- 自分はなんてダメなんだろう
- もう自分をやめたい
というように。
心が壊れてしまうと、思考がネガティブに偏ります。
特に苦しいのは、「ツラい」と苦しんでいる自分に対しても罪悪感や自己嫌悪感を持ってしまうこと。
暗い考えばかり浮かんでしまい、解決策が見えなくなってしまいます。
1-1-5.心が不安定
心が壊れてる人の特徴5つ目は、心が不安定なことです。
精神的に余裕がないと、小さなことにイライラし、怒りが爆発してしまうこともあります。
同時に自責の気持ちや不安も大きいため、感情の起伏も大きくなりがちです。
その結果、「またイライラしてしまった」「相手に嫌な思いをさせてしまった」など、さらに大きな自己嫌悪に繋がる可能性もあります。
1-1-6.無気力
心が壊れてる人の特徴6つ目は、.無気力になることです。
心が疲れすぎると、なにに対してもやる気が起きなくなってきます。
- なにもしたくない
- 動きたくない
- 全部がどうでもいい
- とにかく1人で静かにしていたい
などなど。
実際に私の友人は、うつだった時には「なにかをしよう」という気力が持てなかった、と言っていました。
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1-2.心が壊れてる人の見た目・体面の特徴
心が壊れていれば、当然身体にも影響が出てきます。
そのため、体の変化も心の状態を知る重要な手掛かりです。
心が壊れてる人の見た目や体調に起きる変化は以下の4つが挙げられます。
- 原因不明の体の不調がある
- 表情がない
- 身だしなみが乱れている
- 涙が出る
(参考:久保田 浩也『間違いだらけのメンタルヘルス : 「心」が病気になる前に、打つ手はないのか』、厚生労働省『うつ病』)
こちらも1つ1つ見ていきましょう。
1-2-1.原因不明の体の不調がある
心が壊れてる人の特徴7つ目は、原因不明の体の不調があることです。
心当たりのない体の不調は、心の疲労が原因かもしれません。
- 頭痛
- 胃の不快感
- 肩こり
- 疲労感 など
私自身も、気持ちがしんどいときには疲労感を強く感じました。
心の重さに比例して、体も重くなった記憶があります。
1-2-2.表情がない
心が壊れてる人の特徴8つ目は、表情がないことです。
最近、表情をあまり変えていない気がしませんか?
精神的な余裕がないと、喜びや驚きを感じたり、表情を変えたりすることが減ってしまいます。
私も気持ちが落ちている時期は基本的に無表情で、疲れた雰囲気を出している自覚がありました。
笑う余裕なんてなくなってくるんですよね。
1-2-3.身だしなみが乱れている
心が壊れてる人の特徴9つ目は、身だしなみが乱れていることです。
精神的にいっぱいいっぱいになると、自分に気を回す余裕がなくなってきます。
- 髪がボサボサ
- 服がしわだらけ
- 靴が汚れている
などなど。
以前より清潔感やおしゃれを気にする気力がない場合、心の余裕がなくなっている可能性が高いです。
1-2-4.涙が出る
心が壊れてる人の特徴10個目は、ふとしたときに涙が出ることです。
ちょっとしたことに涙もろくなったり、なにも起こってないのに突然涙が出たりすることもあります。
理由は、心が壊れてしまうと、感情をコントロールしきれなくなってくるからです。
「涙もろさ」は、うつ病の初期症状としても挙げられています。(参考:社会医療法人 博友会『「最近なんだか涙もろい…」原因はうつ病の初期症状かもしれません』)
「ツラい時期に涙が出やすいのは当たり前」と思わず、1つのサインとして受け止めましょう。
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1-3.心が壊れてる人の日常生活面での特徴
最後に日常生活での特徴です。
心が壊れていると、日常生活でも変化が起こってきます。
以前と今の生活を比べながら考えてみてください。
- よく眠れない
- 起きられない
- 休みや遅刻が増える
- 食欲がない
- 日常生活が負担に感じる
(参考:久保田 浩也『間違いだらけのメンタルヘルス : 「心」が病気になる前に、打つ手はないのか』、厚生労働省:『うつ病』)
1つ1つ詳しくみていきます。
1-3-1.よく眠れない
心が壊れてる人の特徴11個目は、よく眠れなくなることです。
心が弱ってしまい、布団に入ってからネガティブな考えが巡ると、寝つくのが困難になります。
私の場合は寝つくことはできても、連日の悪夢で不眠になってしまいました。
心と体の回復には睡眠が欠かせません。
そのため、「精神的にツラくて寝つけない」→「心も体も回復しない」→「余計にツラくなる」という負のスパイラルにはまってしまう危険があります。
1-3-2.起きられない
心が壊れてる人の特徴12個目は、朝起きられないことです。
寝つけない・眠りが浅い日が続くと、朝起きるのがツラくなります。
睡眠が不十分だと脳や体が十分に回復しないので、目が覚めてもなかなか体を起こせません。
私自身も「起きなきゃ」という気持ちと、鉛のように重い体と心のギャップが毎朝とてもツラかったです。
また、起きようと葛藤しているうちに、起きられない自分を責める気持ちや、また頑張らなきゃいけない現実に圧倒される感覚もありました。
1-3-3.欠席や遅刻が増える
心が壊れてる人の特徴13個目は、欠席や遅刻が増えることです。
心の弱りや睡眠不足は、欠席や遅刻に繋がります。
- 睡眠不足などによる生活リズムの乱れ
- 無気力
- 疲労感
こうした体調や心の状態が積み重なっていけば、どんどん会社や学校に行く足が重くなるでしょう。
起きた瞬間から「ふつうの1日」を過ごすことが果てしなく大きな負担に感じることはありませんか?
日常からどうしようもなく逃げ出したくなる感覚は、心の大きなSOSです。
1-3-4.食欲がない
心が壊れてる人の特徴14個目は、食欲がなくなることです。
睡眠と同じくストレスの影響を受けるのが食欲。
頑張って食事をしてもおいしさを感じられない場合もあり、うつ病になると「砂を噛むような味気なさ」を感じる方もいます。(参考:磐田こころのクリニック:『うつ病について』)
また、うつの症状が短い時間だけ現れる「プチうつ」では、本格的なうつ病に比べて過食や過眠の傾向が強いのが特徴。(参考:たわらクリニック:『放っておくと大変!プチうつを徹底解説』)
食欲や睡眠時間が減ったときはもちろん、増えたときも要注意です。
1-3-5.日常生活が負担に感じる
心が壊れてる人の特徴15個目は、日常生活が負担に感じることです。
精神的に余裕がないと、日常生活さえ大きな負担に感じてきます。
- 料理
- 洗濯
- 食器洗い
- 入浴
- 着替え
といったごく普通のことですらしんどいと感じてしまうのです。
その結果現れるのが、部屋や身だしなみの乱れ。
だんだんと心の状態が目に見える形で現れてきます。
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2.心が壊れやすい人の9つの特徴・原因
それでは、心が壊れやすい人の特徴や原因にはどんなものがあるでしょうか。
心が壊れてしまってはいないけど、その可能性があるかどうかがわかります。
もちろん以下の要素を持っているからといって、必ず心の問題を抱えるわけではありません。
しかし、傾向として理解しておくだけでも、自分の心を守ることに役立つでしょう。
- 完璧主義
- 責任感が強い
- 良心的すぎる
- 作り笑いが多い
- 自分の意見が言えない
- 楽しみがない
- ツライ人間関係に身を置いている
- 大きな環境の変化が重なる
- 休む暇がない
(参考:アルバ・メンタルクリニック:『脳とこころの病気』、久保田 浩也『間違いだらけのメンタルヘルス : 「心」が病気になる前に、打つ手はないのか』)
1つずつ詳しくみていきましょう。
2-1.完璧主義
完璧主義は、細かい点にも気を配って仕事をやり遂げられる点が大きな強み。
しかし、「~であるべき」という考えを持ちやすく、自分で自分に精神的負荷をかけがちです。
たとえば、以下のように。
- 80点とっても、落とした20点に落ち込む
- ミス1つで企画全部が失敗したかのように考える
- 自分の足りない点ばかり責める
特に、完璧さを他人にも求めてしまうと、余計にストレスが増加。
イライラや不満を抱えやすくなってしまいます。
2-2.責任感が強い
責任感が強すぎる場合も、心の負担が大きくなります。
たとえば、以下のような傾向がある場合は要注意です。
- 「自分がやらないと」と1人で抱え込んでしまう
- 失敗したときに責任を感じすぎてしまう
- 休んではいけないと考える
責任感を持って最後までやり遂げられる人は、周囲からも信頼され、大きな仕事も任されやすい存在。
その反面、仕事過多になり、強すぎる責任感に押しつぶされてしまう恐れもあるので、「どこまで責任を持つべきか」はよく考える必要がありますね。
2-3.良心的すぎる
「他人に親切にしよう」「他の人を優先しよう」といった考えが強いと、いつの間にか自分を犠牲にしてしまうことがあります。
人を思いやれる気持ちは素晴らしいもの。
しかし、気を利かせすぎると、精神的な疲労を抱えやすくなってしまいます。
2-4.作り笑いが多い
無理な作り笑いは精神的な疲労に繋がると言われています。(参照:医療法人社団 平成医会『笑顔が与える様々な効果』)
多少の愛想笑いなら、誰にでも経験がありますよね。
しかし、笑顔でいることに疲れてしまう場合、作り笑顔が負担になっている可能性があるので注意しましょう。
2-5.自分の意見が言えない
「他人からの評価を強く気にしてしまう」と思ったことはありませんか?
相手に嫌われたくない気持ちが強いと、人に意見を合わせやすくなります。
結果、言いたいことを我慢をしてしまい、心にモヤモヤが溜まりがちです。
2-6.大きな環境の変化が重なる
引っ越しや転職といった大きな環境の変化は、期待やワクワク感を与えてくれるだけでなく、緊張や不安の原因にもなります。
そのため、環境の変化が重なるほど精神的な負担は大。
自覚する以上に心の負担が大きい場合もあるので、注意が必要です。
2-7.ツラい人間関係に身を置いている
一緒にいて「ツラい」と感じる人との関係を続けると、大きなストレスになります。
特に、人格を否定してくる人や高圧的な態度の人が身近にいる場合は危険。
相手に影響されて、自分でも「私はダメな人間なんだ」と考えてしまう可能性もあります。
2-8.楽しみがない
小さな楽しみは気分をリフレッシュさせてくれます。
しかし、日常に楽しみがないと、なかなか気分転換ができません。
結果、嫌な気分を引きずってしまい、心も壊れやすくなってしまいます。
2-9.休む暇がない
時間に追われる生活は、常に焦りとストレスを感じている状態。
あっという間に精神が限界になってしまいます。
さらに、疲労が原因でミスをしてしまうと、あとの予定にも悪影響。
余計に焦りとストレスを抱えてしまう危険性もあります。
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3.壊れた心の治し方5選
では、心が壊れてしまった場合、どのような対処をすればよいのでしょうか。
もし心が壊れてしまったとしても、壊れた心が戻らないわけではありません。
壊れた心を治すには、1番重要なのは休養です。
ここからは、休養を第一として、以下の5つの治し方をご紹介します。
- 休む
- 軽くする
- 回復させる
- 専門家を頼る
- 自分ができることにフォーカスする
順番に見ていきましょう。
3-1.心と体を休ませる
壊れた心の治し方の1つ目は、心と体を休ませることです。
心と体を休ませるには、具体的に以下の方法があります。
- いやすい場所に身を置く
- 1人でゆっくりする
- 予定を入れない
- 頑張らないことを自分に許す
- 仕事を減らす
などなど。
精神的にいっぱいいっぱいになってしまったら、とにかく休むことが大切です。
厚生労働省やクリニックのホームページには、心の病の代表であるうつになったときも、1番大切なのは休養だと書かれています。
うつ病の治療で、特に大事なのが休養です。心と身体の両方を休ませることが、何よりも治療につながります。
うつ病の治療を考える前に、まず、心身の休養がしっかりとれるように環境を整えることが大事です。
とはいえ、「休みたくても休めない」という気持ちもあるかもしれません。
しかし、あなたはすでにたくさん頑張っています。
仕事量の調整を直接上司に相談しづらいときは、人事や相談用の部署、信頼できる同僚などに相談するのも手です。
仕事や予定を入れることをいったんやめ、まずはゆとりを作ってみましょう。
3-2.心を軽くする
壊れた心の治し方の2つ目は、心を軽くすることです。
心と体を休めつつ、余裕があるときは心を軽くする方法を取り入れてみてください。
たとえば、以下のような方法があります。
- 深呼吸する
- 自分を慰める・褒める
- リラックス法を見つける
- 信頼できる人に相談する
「心が壊れやすい人の特徴」で見たとおり、まじめで優しい性格の人ほど心の負担を抱えやすいです。
しかし、今のあなたに大切なのは休息。
普段持っている責任感や他人への思いやりはいったん横に置き、「私はよくやっている」「必要な休むのは悪いことじゃないんだ」と自分に声をかけてみてください。
自分をねぎらうだけでも、だいぶ気持ちが楽になるのではないでしょうか。
また、「相談」は心を軽くするのにとても効果的だと言われています。
心のなかにため込んでいることを言葉にして吐き出すだけで、問題が解決されないとしても、気分は確実に楽になります。
つらい、苦しい、悲しい、どうしようもない、死にたい。そんなネガティブな感情でさえもリセットされるのです。
「相談しても意味がない」というのは大きな間違いだと知っておきましょう。
実際に私の友人がうつになったときも、人に話を聞いてもらうと心がだいぶ軽くなったそうです。
身近な人に相談しづらい場合は、カウンセラーや医師といった専門家の力を借りてもよいでしょう。
私の友人もメンタルクリニックで軽度うつを改善することができました。
3-3.心を回復させる
壊れた心の治し方の3つ目は、心を回復させることです。
心にゆとりができてきたら、だんだん気持ちが上向きになっていくと嬉しいですよね。
もちろん、「心を回復させなきゃ」と気負う必要はありません。
心のゆとりを大切にしながら、ムリなく取り入れてみてください。
具体的には、以下のような方法を取り入れると良いでしょう。
- 心地いい音楽を聴く
- 好きなことをする
- 読書をする
- 新しい人と繋がる
- 体を回復させる(食事、運動、睡眠、喫煙などの見直し)
- 専門家を頼る
音楽や読書などの1人でできることをはじめ、人との繋がりを持つことも心の健康によいと言われています。
例えば趣味やSNSでの繋がりは、職場や家庭内でイヤなことがあったときに、気兼ねなく相談できる場になります。(参考:樺沢 紫苑『人生うまくいく人の感情リセット術 (知的生きかた文庫) 』)
また睡眠・食事といった生活の基盤を整えることは、心の健康のベースになります。
健康的な生活習慣のつみかさねは毎日によいリズムをもたらします。人はそれを土台として、ストレスに立ち向かうことができるのです。
ムリのない範囲で生活を見直せば、心の回復にもプラスになるはずです。
- 栄養バランスを見直す
- ウォーキングなどの軽い運動を取り入れる
- なるべく同じ時間に寝る
- 飲酒量を減らす
ということも無理をしない範囲でできるといいですね。
3-4.専門家を頼る
壊れた心の治し方の4つ目は、専門家を頼ることです。
もしかすると、自分1人の力で心を回復させるのはとてもハードルが高いと感じるかもしれません。
そんなときは、専門家を頼ることも1つの方法です。
もちろん、病院やクリニックに行くのは気が引ける人も多いとは思います。
しかし、私の友人は、カウンセリングやメンタルクリニックに行ったことでうつを改善できました。
その友人に話を聞く限り、もう少し気軽に専門家に頼っても良いのではないか、と感じました。
理由は以下の4つです。
- 医師も「もっと頼ってほしい」と言っている
- 会話がメインだから怖くない
- 身近なところから相談できる
- 意外とみんな通ってる
それぞれの理由をもう少し詳しくみていきますね。
3-4-1.医師も「もっと頼ってほしい」と言っている
精神科やメンタルクリニックは、なんとなく重いし怖い印象がありますよね。
頼りたくても思ったように頼れない、頼っていいのかさえ分からないのではないでしょうか。
しかし、精神科医の和田秀樹さんは、「必要な時はもっと専門機関を利用してよい」と語っています。
日本にはまだ、「精神科なんて行きたくない」とか「カウンセリングなんて大げさ」と考える人が多いのですが、それは誤解もはなはなだしいと言うべきでしょう。
第三者に悩みや不安を聞いてもらうだけで、心の整理はずいぶんとついてしまうものです。
またメンタルクリニックのHPにも、「生活に支障が出るレベルの落ち込みや憂鬱は、治療の対象になる」と書いてあります。
人は誰でも悲しいことや失敗を体験すると、落ち込んだり憂鬱になりますが、多くは時間がたてばもとに戻ります。
ところが、落ち込んだ気分が長く続き、生活に支障がでる場合、治療の対象になります。
心の悩みを相談できる病院を探す際は、以下の看板が目印になります。
- 精神科
- 精神神経科
- メンタルヘルス科
- メンタルクリニック
- 心療内科(心理的な要因による体の症状がメイン)
(参照:うつ病こころとからだ『うつ病はどこで治療してもらえる?』)
3-4-2.対話がメインだから怖くない
精神科やメンタルクリニックと聞くと、どんな治療をするのか分からない点も不安ですよね。
たとえばうつ病の場合、治療ですることは主に以下の3つです。
- しっかり休む
- 必要に応じて症状に合った薬をもらう
- 対話を通じて一緒に解決法を探してもらう
(参考:うつ病こころとからだ『うつ病の治療方法』)
治療法は症状によって変わると思いますが、病院で主にやるのは「対話」と「薬の処方」。
実際に私の友人が軽度のうつを治療したときも、医師との対話がメインでした。
馴染みがない病院には警戒心も持ってしまいますが、対話が中心だと分かれば恐怖や不安も少し和らぐのではないでしょうか。
3-4-3.身近なところから相談できる
いきなり病院やカウンセリングに行くのが難しくても、身近なところから相談ができます。
たとえば、以下のような場所。
- 会社や学校のカウンセラー
- かかりつけの内科
- 保健所や精神保健福祉センターの相談窓口(参照:こころの相談窓口)
- こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)(参照:電話相談)
- 働く人の「こころの耳相談」(参照:相談窓口案内)
どの病院に行ったらいいか迷った場合、まずは内科で相談することもできます。
実はうつ病は精神科や心療内科だけではなく、一般の内科でも相談可能。(中略)
うつ病を抱えている患者さんの60%以上は、初診の段階で内科を受診しているという報告もされています。
馴染みのある内科なら行きやすいですよね。
また私の友人は最初は、身近な学校のカウンセラーに相談したそうです。
他にも周囲にバレるのが心配な場合はオンラインでの相談窓口の利用するなど、自分にとってやりやすい方法を取り入れてみてください。
3-4-4.意外とみんな通っている
カウンセリングやメンタルクリニックは、利用者が少なく行きづらい印象がありませんか?
心の問題にはいろいろな種類がありますが、うつ病だけでも日本人の20人に1人が経験すると言われています。(出典:森下 克也『決定版「軽症うつ」を治す』)
「まさか自分が」と思いがちな心の病ですが、実は誰でもかかる可能性のある身近な問題なんです。
実際に私の友人が通ったメンタルクリニックでも、待合室にはいつも4~5人の患者さんがいたそうです。
「心の悩みを抱えるなんて今までの自分には信じられなかったけど、同じように苦しんでいる人は、思ったよりも多いのかも、と感じた」と言っていましたね。
3-5.自分ができることにフォーカスする
壊れた心の治し方の5つ目は、自分ができることにフォーカスすることです。
ある程度心が回復したとしても、また精神的に無理をしたり、自分が向かない仕事や環境で我慢して耐え続けたりしてしまうと、また心が壊れてしまいます。
なので、再び心を壊さないためにも、自分ができないことや苦手なことを我慢して続けるべきではありません。
自分が出来ることや得意なことを知り、得意を生かせる仕事や価値観が合う環境を選ぶようにする。
そうするだけで、心の疲労は激減するし、溜まりにくくなります。
ぴったりと自分に合えば、「仕事が楽しい!」と思えるようになることもあるかもしれません。
そのため、壊れた心を治した後、再び心を壊さないためにも、自分の価値観や出来ることにフォーカスできるようにしていきましょう。
\ すでに1,191人も参加してくれました /
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/ 自分を知ることができるでしょう \
心が壊れてる人の特徴と対処法:まとめ
心が壊れてしまうと、「気持ち」「見た目・体」「日常生活」に変化が起こります。
その変化を見逃さず、放置せず、早く気付いて、壊れた心を1日でも早く快復させていけるといいですね。
この記事でお伝えした「壊れた心の治し方」を、取り組みやすいものから試してみてください。
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
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自分のやりたいことや自分軸の見つけ方がわかります。
「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
先に参加した方々からは、以下のような感想も届いています。
重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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