大人の危機?「アイデンティティーの確立ができない」と人生が狂う理由

大人の危機?「アイデンティティーの確立ができない」と人生が狂う理由

アイデンティティーの確立ができない

アイデンティティーの確立ができない

 

「自分には個性がないような気がする」
「考えや行動に一貫性のない自分に嫌気がさす」
「アイデンティティーの確立ができなかったらこの先どうなってしまうのか?」

 

もういい大人なのに、自分が何者なのか分からず、将来の方向性もはっきりしない。

 

そんな状態が続いたら、不安や焦りが増えていくものです。

 

ですから、「アイデンティティーが確立できない」という状態は、早めに解消したいですよね。

 

 

この記事では、「アイデンティティーの確立ができないと人生が狂う理由とその対策」を中心にお伝えしていきます。

 

このまま読み進めていけば、

 

  • アイデンティティーの確立ができないと起こる問題
  • なぜ大人からでもアイデンティティーを確立できると言えるのか?
  • 大人がアイデンティティーを確立する方法

 

といったことが具体的にわかり、今後の人生への不安や焦りが大幅に軽くなるでしょう。

 

ぜひ最後まで読んで、自分を見つめ直すきっかけにしてみてくださいね。

 

 

実績プロフィール

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この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。

 

 

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1.アイデンティティーの確立に失敗するとどうなるか

 

アイデンティティーの確立に失敗することを、心理学では「アイデンティティー拡散症候群」と言います。

 

「自分が何者なのかはっきり分からない状態」のことを指し、自分の役割や目標について迷いが生じたり、不安を感じたりすることが多くなるでしょう。

 

 

第1章では、「アイデンティティーの確立に失敗するとどうなるか」について、以下の6つのポイントに分けて詳しく解説していきます。

 

  1. 表面的な人間関係しか築けなくなってしまう
  2. 決断する場面でいつまでも悩み続けてしまう
  3. 意見がコロコロ変わってしまう
  4. 周りの環境によってキャラが変わる
  5. 自分に対する不信感があり自分の意見を言えない
  6. 感情が不安定になりやすくなる

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

1-1.表面的な人間関係しか築けなくなってしまう

 

アイデンティティーの確立に失敗することで起こる問題の1つ目は、「表面的な人間関係しか築けなくなってしまう」ことです。

 

 

アイデンティティーの確立に失敗すると、自分が何者なのかわからない状態になるため、自分に自信がもてません。

 

そのため、周りに本当の自分の姿を見せるのが怖い、と感じてしまいます。

 

すると、自分を守ることにばかり意識が向いてしまい余裕がないために、人に対して冷たくそっけない態度をとってしまうのです。

 

 

たとえば、

 

「友人や上司からの指摘やアドバイスを、素直に受け止められず、聞き流してしまう」
「失敗したときに、自分を正当化してしまい、他人や環境のせいにしてしまう」

 

など。

 

 

このような態度を取り続けてしまえば、

 

「この人は話をちゃんと聞いてくれない」
「成長の見込みがないな」
「自分のことしか考えてないんじゃないか」

 

という印象を周りに与えてしまいます。

 

結果として、相手から深い関係を築きたいと思われなくなってしまうのです。

 

 

また、アイデンティティーが確立できない人は、自分の感情や価値観がよく分からないため、他人の気持ちに共感しにくくなることがあります。

 

そのため、恋愛でも相手の気持ちに寄り添うことができずに、関係が深まる前に距離をとってしまうことも。

 

結果として、アイデンティティーが確立できていない状態のままだと、気軽に遊べる仲間はいても、何でも話せる親しい友人やパートナーがいない状態になってしまうでしょう。

 

 

このままずっと、アイデンティティーがなく、表面的な人間関係しか築けない状態が続けば、老後、孤独を感じることが増え、寂しさを抱えたまま人生を送ることになってしまうかもしれません。

 

 

1-2.決断する場面でいつまでも悩み続けてしまう

 

アイデンティティーの確立に失敗することで起こる問題の2つ目は、「決断する場面でいつまでも悩み続けてしまう」ことです。

 

アイデンティティーの確立に失敗すると、明確な目標や価値観がないため、「何を優先するべきか」、「どの選択が正しいのか」という判断基準が、曖昧になってしまいます。

 

そのため、自信をもって決断することができず、考えすぎてしまうことが多くなります。

 

 

たとえば、高校で部活を決めるときに、「テニス部にするかバレー部にするか」かと悩みすぎてしまい、決められなかったとしましょう。

 

ようやく「テニス部にしよう!」と決めた後も、「本当にこれでよかったのかな…?、間違えたかもしれない」とずっと不安を感じ続けてしまう、ということがよくあります。

 

 

このように悩んでばかりいると、あなたの人生の大切な時間を無駄にしてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

先ほどの例で言うと、「テニスを始めたからには、まずは全力で取り組んでよう」とか「やっぱりバレーがやりたい!思い切ってバレー部に転部しよう!」といった前向きな行動ができれば、その分、経験を積んで成長することができます。

 

それなのに、行動せずに悩んでばかりいたら、入部してから真剣に取り組んでいる仲間はどんどん練習していくので、差がついてしまいますよね。

 

結果として、「自分だけなかなか上達できず、レギュラー争いに勝てない」といった悔しい思いをすることにもなるかもしれません。

 

 

このまま、アイデンティティーが確立できずに悩んでばかりの残念な人生を送っていたなら、大人になってからも「決断が遅くてチャンスを逃す人」になってしまい、成功を掴めない人生になってしまうかもしれません。

 

 

1-3.意見がコロコロ変わってしまう

 

アイデンティティーの確立に失敗することで起こる問題の3つ目は、「意見がコロコロ変わってしまう」ことです。

 

アイデンティティーの確立に失敗すると、自分の価値観や信念が固まっていないため、意見に安定感がなくなってしまいます。

 

 

たとえば、秋冬もののアウターを購入する場面で、憧れの女優の影響を受けて、「今年はトレンチコートを買うぞ!」と思っていたのに、レザージャケットを着てきた友人の影響を受けて「おしゃれなレザージャケットに変更!」と気持ちが揺らいでしまうのです。

 

その後、さらにバラエティー番組のアウターランキングで「今年はデニムジャケットが売れ筋」と紹介されると、「やっぱりデニムジャケットが正解かも」と、また迷ってしまいます。

 

自分の意見に自信が持てないので、周りからの影響で自分の意見が簡単に塗り替えられてしまうのです。

 

 

逆に、アイデンティティーが確立していたなら、「自分はきれいめのファッションが好き。だから今年はトレンチコートを買おう!」と、自分の好みや価値観を軸にして選ぶことができます。

 

たとえ、友人がかっこよくレザージャケットを着こなしていたとしても、「かっこいいけど、私のファッションには合わないな」と、冷静に判断ができますし、流行だからといって、安易に飛びつくこともありません。

 

 

アイデンティティーがなく意見がコロコロと変わってしまう人は、周囲からの信頼を得にくくなります。

 

「一貫性がなくて何を考えているのかわからない」とか「安定感がなくていまいち信用できない」と思われてしまうからです。

 

 

仕事では「指示がころころ変わって、やりづらい」と、部下や後輩から不満を持たれたり、家庭では「気分次第で言うことが変わるから、振り回される」と家族にウンザリされてしまったりすることもあるでしょう。

 

このままアイデンティティーを確立せずに、意見をコロコロと変えながら生きていったなら、「自分についてきてくれる人がいない」「頼れる存在としてみてもらえない」という状態になってしまうかもしれません。

 

 

1-4周りの環境によってキャラが変わる

 

アイデンティティーの確立に失敗することで起こる問題の4つ目は、「周りの環境によってキャラが変わる」ことです。

 

 

アイデンティティーが確立できていない場合、他人からの評価や承認を過度に求めてしまう傾向があります。

 

なぜなら、自分に自信がないので、「これでいいのかな?」と常に不安があり、誰かに「それでいいよ」と言ってもらうことで、安心する必要があるからです。

 

その結果、人から好かれるために、周りに合わせて自分のキャラを変えてしまうことがあります。

 

 

たとえば、学校内のある友人グループAでは「無口で控えめなキャラ」になり、別の友人グループBでは「強気でリーダー的なキャラ」になるなど、環境によって自分の振る舞いを変えてしまうことも。

 

このようにキャラを使い分けていると、やがて「一体どっちのキャラが本当なの?」と疑問をもたれたり、「なんで友達なのに、演じるの?」と誤解されてしまうことがあります。

 

最悪の場合、どちらのグループからも距離を置かれてしまうこともあるでしょう。

 

 

また、「人から好かれたい」という気持ちから無理に自分を作ってしまうと、本当の自分が分からなくなり、精神的な負担も増えていきます。

 

キャラを演じることで起こる「キャラ疲れ」は、以下のような身体的な症状を引き起こす危険性があります。

 

  • なんとなくだるく、疲れやすくなる
  • ストレスや緊張から頭痛が起こる
  • 寝つきや睡眠の質が悪くなる
  • 首・肩・背中がこりやすくなる
  • 胃の不調や消化不良を感じる
  • 免疫力が落ちて、風邪をひきやすくなる

 

このような状態にならないためにも、アイデンティティーを確立し、無理に自分を作らずに自然体で生きていけるようにすることが大切です。

 

 

もしこのまま自分を偽り続けて生きていったなら、ありのままのあなたを理解し、大切にしてくれる人との縁が遠のいたり、健やかな人生を送るのが難しくなってしまうかもしれません。

 

自分らしく生きるということは、長い目でみても大事なことなのです。

 

 

1-5.自分に対する不信感があり自分の意見を言えない

 

アイデンティティーの確立に失敗することで起こる問題の5つ目は、「自分に対する不信感があり自分の意見を言えない」ことです。

 

 

アイデンティティーの確立に失敗すると、自分の価値観や信念に自信が持てないため、何を基準に考えるべきかが分からなくなってしまいます。

 

そのため、他人から「それって違うんじゃない?」と指摘されたり、「それどういうこと?」と深く質問されたときに、うまく説明できずに黙ってしまうことが多くなるのです。

 

結果として、他人の意見に流されるばかりで、自分の考えを出せなくなってしまいます。

 

 

たとえば、職場のチームメンバー内で熱心に意見を出して議論している場面があるとします。

 

そのときに、あなたが「こうしたらいいのではないか」という違った意見を持っていたとしても、「反対意見を言って場の空気を乱したら嫌だな」と思ってしまい、意見が言えなくなってしまうとか。

 

 

パートナーと一緒に過ごす、週末の予定を決めるときに、「本当はこっちに行きたいな」と思っていたとしても、相手の希望が強いと、「面倒になりたくないから、合わせておこう」と自分の意見を押し殺してしまうことも。

 

 

このように、自分の意見を言えない状態が続くと、次のような問題が出てきます。

 

  • 自分の考えが伝えられない事で、自己肯定感が下がる
  • 我慢が積み重なり、ストレスや不満を感じることが増える
  • 精神的な負担が大きくなり、心身の健康に悪影響が出る
  • 個性や自分らしさが失われてしまう
  • 周囲から「何を考えているのかわからない」と軽く扱われるようになる

 

 

自分の意見を言えなくなることを回避するには、自己理解を深め、「本当はどう感じているのか?」「何を大切にしたいのか?」を意識することが大切です。

 

もしこのまま、アイデンティティーを確立せずに自分の意見を言えないままでいたなら、自分の希望や想いが誰にも伝わらず、思い通りに生きられない満足度の低い人生を送ることになってしまうかもしれません。

 

 

1-6.感情が不安定になりやすくなる

 

アイデンティティーの確立に失敗することで起こる問題の6つ目は、「感情が不安定になりやすくなる」ことです。

 

アイデンティティーの確立に失敗すると、自分の価値観や生き方が定まりません。

 

そのため、ちょっとしたことで気持ちが揺れ動きやすくなってしまうのです。

 

 

たとえば、SNSでちょっと否定的なコメントをもらっただけで、気持ちが沈んでしまったり、噂話が聞こえてきたときに、「みんなが自分のことを悪く言っているのでは」と不安になってしまったり。

 

他にも、

 

  • 他人のちょっとした言葉に、傷つきやすくなる
  • ストレスを感じたときに切り替えができず、何かあるとすぐに落ちてしまう
  • ネガティブな思考パターンに陥って、自分を責め続けてしまう

 

ということも多いでしょう。

 

 

また、環境の変化に対して、「自分はどうすればいいのかわからない」と強い不安を感じることもあります。

 

うまく適応できなかった自分に対して、「自分には柔軟性がない」と責めてしまうこともあるでしょう。

 

 

このような状態が続くと、精神的に疲労し、無気力になったり、ストレスを溜めやすくなったりしてしまいます。

 

 

感情が不安定になりやすいことを回避するためには、自己理解を深め、自分の軸を明確にし、他者に振り回されないようにすることが重要です。

 

 

このままアイデンティティーを確立せずに、不安定な感情を抱えて生きていったなら、仕事や学業のパフォーマンスが落ちて成果が出せないことも多いでしょう。

 

最悪の場合、うつや不安障害などの精神症状に悩まされる人生になってしまうかもしれません。

 

 

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2.アイデンティティーが確立できない理由

 

第2章では、「アイデンティティーが確立できない理由」についてお伝えします。

 

 

もし、

 

「アイデンティティーのない大人のままでは、不安」
「ふわふわしていて現実感のない自分が嫌」
「このままでは、つまらない大人になりそう」

 

そう思っているのに、アイデンティティーを確立するためのアクションが起こせないなら、これから解説する「アイデンティティーを確立できない人の特徴」が自分に当てはまっていないか、チェックしてみて下さい。

 

自分の状況を知ることで、「今のままではマズイかも」という気づきが得られ、一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。

 

 

「アイデンティティーが確立できない理由」は以下の4つです。

 

  1. 自己成長や成熟をあえて遅らせている
  2. 成長して大人になることを拒んでしまう
  3. 「嫌いじゃないからこれでいいや」で決めている
  4. 親に敷かれたレールや、世間の常識にとらわれて生きている

 

1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

2-1.自己成長や成熟をあえて遅らせている

 

アイデンティティーが確立できない理由の1つ目は、「自己成長や成熟をあえて遅らせている」ということです。

 

心理学では、自己成長や成熟をあえて遅らせている人のことを「モラトリアム人間」と呼びます。

 

 

この状態が続くと、アイデンティティーを確立するのが難しくなってしまいます。

 

なぜなら、社会の中で役割を果たす経験や自分で問題を解決する機会が少なくなり、自信や自己理解を深めるチャンスを逃してしまうからです。

 

 

たとえば、大学を卒業した後も、就職や将来のことを考えずにひきこもってしまうとか。

 

「どんな働き方が自分にあっているのかわからない」と悩み続け、行動を起こせないまま時間が過ぎてしまうとか。

 

また、特に明確な目標がないまま大学院へ進学し、同世代の人達と職務経験の差がついてしまい、いざ就職活動やキャリアをスタートさせるときに苦労するケースもあります。

 

 

自己成長や成熟をあえて遅らせている人には以下のような特徴もあります。

 

  • 「早く一人前になろう」という意識が薄く、社会的な役割や責任に対する自覚が少ない
  • 趣味や遊びだけに没頭しすぎて将来のことを後回しにする
  • パーティーやイベントなど、一時的な楽しさを優先し、現実から目を逸らしてしまう

 

 

もし、思い当たる部分があるなら、アイデンティティーを確立するために、少しずつでも、自己理解を深めることが大切です。

 

  • 自己分析シートや性格分析テストを活用する
  • 新しいことに挑戦してみる
  • 日記を書いて自分の思考や感情を把握する

 

など、いますぐ出来ることから始めてみるといいでしょう。

 

 

そのうえで、

 

「食に対する興味関心が強いから、食を追求できる道に入ろう」
「体を動かすのが好きだから、フィットネスの世界に飛び込んでみよう」

 

など、具体的な目標を立て、目標達成に向けた行動を、少しずつ積み重ねていくようにすることが大切です。

 

 

2-2.成長して大人になることを拒んでしまう

 

アイデンティティーが確立できない理由の2つ目は、「成長して大人になることを拒んでしまう」ことです。

 

 

心理学では、精神的な成熟を避けたり大人としての責任を負うことを拒んだりする特徴がある人のことを、「ピーターパン症候群」といます。

 

この状態に陥ると、アイデンティティーの確立は困難です。

 

なぜなら、自己中心的で依存心が強く、子供っぽくて責任感や社会性が欠けているため、大事な決断や長期的な目標を避けてしまい、自分の価値観が曖昧なままになるからです。

 

 

たとえば、30代後半になっても定職に就かず、ほとんどの時間を「アイドルの推し活」や「趣味のコミュニティーの集まり」などに費やし、一人暮らしをせずに親の庇護のもとで楽をして暮らし続ける。

 

また、生活の管理が苦手で、「片付けが出来ずに汚部屋になってしまう」「お金の管理ができずに、気づけば金欠」などの問題が発生しても、自分で解決しようとせずに、家族やパートナー、友人を頼り、他人任せにしてしまことも。

 

さらに、結婚など人生の大きな決断をせまられると、「結婚はまだ早い」「自分にはまだやりたいことがある」と言って話をはぐらかし、責任を負うことを避けようとする傾向もあります。

 

そのほか、現実から目を背けるために、自己理解を深める努力をせず、ファンタジーやゲームの世界に没頭してしまうことも、特徴の一つです。

 

 

思い当たる部分はありませんか?

 

 

ピーターパン症候群を克服し、アイデンティティーを確立するためには、まず、日常の小さな責任を意識することが大切です。

 

「家事をこなす」「仕事の締め切りを守る」といった身近なタスクを確実にこなすことから始め、少しずつ責任を受け入れる習慣をつけていきましょう。

 

そして、小さな成功体験を積み重ねながら責任感を養い、自己肯定感を高め、責任を負うことへの抵抗感を減らしていくことが重要です。

 

 

それから、「他者の気持ちを考えて行動する練習をする」「挫折を乗り越える経験を積む」というステップを意識することで、徐々に精神的な成長を促すことができます。

 

家族や信頼できる友人、メンターのサポートを活用したり、心理カウンセラーやセラピストなどの専門家の助けを借りて、適切な対処法を学ぶのも有効な方法です。

 

 

2-3.「嫌いじゃないからこれでいいや」で決めている

 

アイデンティティーが確立できない理由の3つ目は、「嫌いじゃないからこれでいいや」で決めていることです。

 

 

「嫌いじゃないからこれでいいや」と、安易に決めてしまうことが続くと、アイデンティティーの確立は困難になります。

 

なぜなら、選択をするときに深く考えずに決めてしまうことで、本当にやりたいことや本当に好きなものについて、向き合う機会を逃してしまうからです。

 

 

たとえば、仕事を決めるときに、「特に興味がある仕事ではないけど、給料が貰えればいいから」と適当に決めてしまうとか。

 

友人やパートナーを選ぶときに、「強く惹かれるところがあるわけじゃないけど、一人いるよりマシかな」と妥協してしまうとか。

 

住む場所を決めるときに、「ここがいい!というわけじゃないけど、安いし、まあいいか」と決めて、後で後悔するとか。

 

このような選択を積み重ねていくうちに、「自分は何が好きで、何を大切にしたいのか」が分からなくなってしまうこともあります。

 

 

「嫌いじゃないから」と安易に決めてしまうクセがつくと、満足度の少ない残念な人生を送ることになってしまうかもしれません。

 

 

アイデンティティーを確立させ、自分らしい人生を生きるためには、選択の場面で「どうしてこの選択をするのか」をしっかりと考えることが大切です。

 

具体的には、

 

  • 選択肢に関する情報を集めて、じっくりと比較する
  • 定期的に自分の選択や行動を振り返る時間をもつ
  • 周りの目を気にするのではなく、自分の価値観を満たす選択をする

 

などが効果的です。

 

 

こうした習慣を取り入れることで、少しずつ自分が本当に納得できる選択を増やしていくことができます。

 

これからの選択を、「嫌いじゃないからこれでいいや」ではなく、「本当にこれがいい!」と思えるものにしていきませんか?

 

 

2-4.親に敷かれたレールや世間の常識にとらわれて生きている

 

アイデンティティーが確立できない理由の4つ目は、「親に敷かれたレールや世間の常識にとらわれて生きている」ことです。

 

 

親に敷かれたレールや世間の常識にとらわれて生きている状態とは、

 

  • 家族が代々医師の家系だからといって、自分の興味や適正を無視して医学部に進む
  • 世間体を気にして、偏差値や知名度だけで進学先や就職先を決める
  • 「この年齢までに結婚しないと…」という周囲のプレッシャーに押されて、本当は心が動かない相手との結婚を決めてしまう

 

といった状態です。

 

 

このように、他人の期待に応えることを優先し自分の気持ちや意見を押し殺して生きていると、アイデンティティーを確立させるのが難しくなります。

 

なぜなら、自分は本当はどうしたいのか、どんな価値観を大切にしたいのか、といった大事な問いに向き合う機会が減ってしまうからです。

 

 

その結果、「人の意見を優先しないで自分で決めればよかった」と後悔してしまうかもしれません。

 

「やりたくもない医学の道に進んだせいで、勉強や仕事に身が入らず、結局キャリア形成がうまくいかなかった」
「選んだ学校の雰囲気が自分に合わなかったことで、学ぶ意欲やモチベーションが低下し、将来の進路にも迷うはめになった」
「誰もが認める有名企業に就職したものの、激務に追われて心身を壊してしまう」
「周囲の期待に応えるために結婚を決めたけれど、価値観が合わず、結果的にうまくいかなかった」

 

というように。

 

 

親や世間の常識は、必ずしも自分にとっての正解とは限りません。

 

だからこそ、アイデンティティーを確立し、自分の意志で道を選ぶことが大切です。

 

 

そのためには、

 

  • 自己探求の時間を取り、自分の価値観を見つめること
  • 自分の良いところを認めて自己肯定感を高めること
  • 小さな成功体験を積み重ねて自信をつけること

 

が大切です。

 

 

こうしたことを意識することで、「自分はどう生きたいのか?」を深く考えることができ、結果として、外からの圧力に流されずに進むパワーを身に付けることもできるでしょう。

 

 

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3.アイデンティティーは何歳からでも確立できる

 

「年齢的には十分大人なのに、アイデンティティーがない」
「アイデンティティーが確立できずに50歳になった自分は、精神に問題があるのか」

 

という悩みを抱えている人がいます。

 

 

では、年齢を重ねてからだと、もうアイデンティティーの確立はできないないのでしょうか?

 

 

結論から言うと、アイデンティティーは何歳からでも確立できます。

 

アイデンティティーの確立は、年齢に関係なく、自己理解や自己成長を通じて進めることができるものだからです。

 

 

エリクソンの発達段階理論では、アイデンティティー(自己同一性)の確立は青年期(13~22歳)の課題とされていますが、青年期でなければ取り組めないわけではありません。

 

エリクソンの発達成長段階

エリクソンの発達成長段階

(参照:エリクソンの発達段階とは?年齢別の発達課題とその乗り越え方を解説

 

 

年齢を重ねていても、焦って自分の年代の課題に取り組む必要はなく、今の自分の状態に合った青年期の課題に取り組めばいいだけなのです。

 

第4章では「アイデンティティーを確立する方法」をさらに詳しく紹介していきます。

 

 

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4.アイデンティティーを確立する方法

 

第4章では、アイデンティティーを確立する方法をお伝えしていきます。

 

詳しくかつ具体的にお伝えしていくので、最短で確実にアイデンティティーを確立していけるでしょう。

 

 

アイデンティティーを確立する方法は、以下の5つです。

 

  1. 本能のままにシンプルに考える
  2. 情報を取り込みすぎないようにする
  3. 自分で決めたことをとりあえずやってみる
  4. 自分の過去の経験を棚卸ししてみる
  5. 定量的に考える

 

1つずつ詳しくみていきましょう。

 

 

4-1.本能のままにシンプルに考えて行動する

 

アイデンティティーを確立する方法1つ目は、「本能のままにシンプルに考えて行動する」ことです。

 

本能のままにシンプルに考えることで、「こうあるべきという社会の期待」や「普通はこうするよね、という周囲の声」などの固定観念をいったん忘れることができます。

 

その結果、自分が本当に求めるものや大切にしたいことを重視できるようになるのです。

 

 

たとえば、「この人に惹かれる」という気持ちに正直に相手との距離を縮めてみるとか、「このコミュニティーのイベントには絶対に参加したい」という感性を信じて飛び込んでみるとか。

 

そんな経験の積み重ねや自分の内側から出てくる感覚こそが、アイデンティティーの基礎になります。

 

 

反対に、行動を起こさずに頭の中だけでアイデンティティーを確立しようとすると、理想と現実のギャップが大きくなり、自分自身に対する不信感や混乱を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

 

 

4-2.情報を取り込みすぎないようにする

 

アイデンティティーを確立する方法2つ目は、「情報を取り込みすぎないようにする」ことです。

 

 

情報を取り込みすぎると、どんどん入ってくる情報への反応に追われ、アイデンティティーの確立に必要な自分の内面を整理する時間がなくなってしまいます。

 

成功者の華やかな一面をみて、「同年代のあの人は年収1,000万円なのに、自分は…」と思ったり、インフルエンサーが発信した「キラキラ投稿」の影響を受けて、「自分の生活はなんて地味でつまらないんだ」など、劣等感に支配されたりしてしまう可能性もあるでしょう。

 

結果として、アイデンティティーの確立に必要な、自己肯定感が下がってしまうのです。

 

 

周りからの影響を受けすぎると、自分が本当に求めるものが「不労所得でのんびりと暮らすこと」や「誰かの賞賛を浴びながら生きていくこと」ではないにも関わらず、「自分も絶対にこうなるんだ!」と無理に目指してしまうパターンもあります。

 

このような状態だと、自分の本当の気持ちを見失ってしまうかもしれません。

 

 

自分の本当の気持ちを見失わないためには、情報を取捨選択し、本当に必要な情報だけを取り込りいれることが大切です。

 

定期的にスマホやSNSから離れる「デジタルデトックス」の時間を作るのがオススメ。

 

 

情報の洪水から少し距離を置くことで自分自身と向き合う時間が増え、心の声が聞こえるようになります。

 

すると、自己理解が深まり、自分のアイデンティティーが自分でわかるようになっていくのです。

 

 

4-3.自分で決めたことをとりあえずやってみる

 

アイデンティティーを確立する方法3つ目は、「自分で決めたことをとりあえずやってみる」ことです。

 

 

自分で決めたことをやってみることで、「実際に自分がどう感じるか?」を理解できるようになります。

 

「自分はどんな物事にどう感じるか?どう考えるか?」それもアイデンティティーの1つなのです。

 

 

私のお客様の中に、青木さんという方がいます。

 

彼は「何かスキルをつけよう」と考え、特に理由もなくプログラミングを始めました。

 

慣れないプログラミングへの取り組みに、最初は何度もくじけそうになりましたが、「自分が決めたことだから、もう少しやってみよう」と学習を継続していったのです。

 

 

そして徐々に力をつけ、小さなアプリが出来るようになったときには、「自分はものづくりが好きだったのだ」と気づくことが出来ました。

 

そこからは、本格的にエンジニアの道を志すように。

 

現在ではプログラミングを極めてエンジニアとして企業で活躍しています。

 

 

この事例のポイントは、青木さんが慣れない取り組みに対し、思い通りに成長できないジレンマを感じながらも続けたことが、アイデンティティーの確立につながったということです。

 

 

「とりあえずやってみる」場合は、「今やっていることは、正解か不正解か」とすぐに答えを出そうとしないことが大事です。

 

迷ったらすぐに、ネットで正解探しをしてしまうのも、おすすめできません。

 

自分以外の他人の感覚を取り込むことで、余計に迷いが深まり、わけがわからなくなる可能性があるからです。

 

 

「とりあえずやってみる」という姿勢で取り組むことには、他にも以下のようなメリットがあります。

 

  • 未経験、未知のものに対する不安や恐怖を減らすことができる
  • 行動しているので、停滞することなく、前進することができる
  • 行動しながら経験を積むことで、柔軟性や適応力を身につけることができる

 

このように、自分が決めたことに、集中して向き合ってみることは、アイデンティティを確立する近道になると言えるでしょう。

 

 

4-4.自分の過去の経験を棚卸ししてみる

 

アイデンティティーを確立する方法4つ目は、「自分の過去の経験を棚卸ししてみる」ことです。

 

人のアイデンティティーは、生まれつき固定されたものではなく、経験の積み重ねで形成されていくものです。

 

 

ですから、過去の出来事を振り返り、

 

  • 自分が何に喜びを感じたか
  • どんなときに辛かったのか
  • どんな価値観を大事にしてきたのか

 

を整理することで、アイデンティティーの確立に必要な自己理解を深めることができるのですね。

 

 

たとえば、

 

  • 人を助けることが好きだった
  • 新しいことに挑戦するのが楽しかった
  • 細かい作業を丁寧に進めるのが得意だった

 

など、人生のなかで繰り返されてきたパターンが見つかることもあります。

 

 

私のお客様の飯塚さんは、5年以上営業職を続けてきたものの、「本当に合っているのかな」と違和感を感じていました。

 

彼女は、過去の経験を棚卸しするワークに取り組み、「楽しかったこと」「辛かったこと」「人から感謝されたこと」を書き出す中で、新入社員のキャリア相談にのった経験を思い出したのです。

 

同時に「人の話を聞いて、適切なサポートをするのが好きだった」ことにも気づきました。

 

 

「喜びを感じるのは、営業ではなく人の成長をサポートすることだ」と確信した飯塚さんは、休日に勉強してキャリアカウンセラーの資格を取得。

 

副業で転職相談を始めて、徐々に相談者を増やしていきました。

 

そして現在、キャリアカウンセラーとして独立し、「人の人生の転機を支える」というアイデンティティーを確立して活躍中です。

 

 

ポイントは、飯塚さんが自分の過去の経験を振り返り、それを活かせる道をみつけ、小さな成功体験を積み重ねたことで、アイデンティティーを確立することができたということです。

 

 

自分の過去を棚卸しする場合は、自分とじっくり向き合える環境を準備して取り組むと、より深い自己探求の助けになるでしょう。

 

たとえば、「騒音や邪魔の入らない場所」「自然の中やリラックス出来るカフェ」「温かい飲み物や心地好い香り」などですね。

 

 

自己理解を深める際に、「自分で一から取り組むのは面倒」「自己理解が深まる前に挫折しそう」と思うのであれば、無料で自己発見ワークに取り組める「DISCOVERYメソッド」がおすすめです。

 

DISCOVERYメソッドは、心理学や脳科学をベースとした自己理解メソッドで、15個の質問に答えていくだけで自分の価値観・やりたいこと・強みなどが見つかります。

 

 

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「もし『DISCOVERYメソッド』に出会えていなかったら、自分のことがよくわからずに、ふわふわした感覚のまま、周りに流されて生きていたと思います。自分の価値観や強み、弱みが明確になったことで自信がつき、地に足をつけて生きられるようになって、本当によかった」

 

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4-5.定量的に考える

 

アイデンティティーを確立する方法5つ目は、「定量的に考える」ことです。

 

自分の特徴や強みを、感覚的・感情的にしか捉えられていないと、どうしてもブレが起こってしまうものです。

 

そんなとき、自分を特徴を定量的に考えることが、アイデンティティーの確立に役立ちます。

 

 

「定量的に考える」とは、感覚や直感ではなく、数値やデータに基づいて客観的に判断することを言います。

 

 

たとえば、「自分は読書が好きだ」と思っているのなら、1年間で読んだ本の冊数を記録してみるとか。

 

1年に50冊以上読んでいるなら、「自分は立派な読書家だ」という自信がつき、自己認識が明確になります。

 

さらに、読んだ本のレビューを発信することで、「知識人」としてのアイデンティティーも確立できるかもしれません。

 

 

「自分はカレーが好き」だと思っているとしたら、これまでに考えてきたオリジナルレシピの種類や数を記録してみる。

 

すると、「毎月2つは新しいカレーのレシピに挑戦している」とか「50種類のスパイスの知識がある」とかなら、「カレーの専門家を目指せるレベルのカレー好き」という自己認識が明確に。

 

SNSやブログで、カレーに関する情報を発信することで、「カレーの専門家」としての道が開けてくる可能性もあるでしょう。

 

 

反対に言うと、定量的に考えみることで、「読書好きだと思っていたけど、思ったほど読めてなかったんだな」とか、「カレー好きだと思ってたけど、まだ浅かったな」と気づくこともできます。

 

「真の読書家であり知識人」「カレーの専門家」というアイデンティティーを構築するために、足りなかったものが見えてくるのです。

 

 

結果として、今後「何をどのようにして補っていったらいいか」を明確にすることができるでしょう。

 

「これからは、毎月10冊は読むようにするぞ」とか「スパイスやカレーの資格を3つは取得するぞ」というように。

 

そこから、行動を積み重ね、「自分の目指す理想」のアイデンティティーを確立していけばいいのですから。

 

 

以上のように、定量的に考えることは、「自己認識を明確にし、成長を認識し、自己肯定感を高める」ためや「自分の理想を叶える」ために役立ちます。

 

そのためアイデンティティーの確立や再構築に効果があるといえるのです。

 

 

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5.アイデンティティーを確立・再構築するメリット

 

第5章では、アイデンティティーを確立・再構築するメリットについて、お伝えしていきます。

 

メリットを理解しておけば、アイデンティティーを確立するためのモチベーションを維持していけるでしょう。

 

 

アイデンティティーを確立・再構築するメリットは、以下の3つになります。

 

  1. 人や環境に流されずに、自分らしく生きていける
  2. 「自分というもの」がわかっているので、人からどう言われても気にならなくなる
  3. 一貫性のある生き方ができるようになり、信頼されやすくなる

 

それでは、1つずつみていきましょう。

 

 

5-1.人や環境に流されずに、自分らしく生きていける

 

アイデンティティーを確立・再構築するメリット1つ目は、「人や環境に流されずに、自分らしく生きていける」ということです。

 

アイデンティティーが確立すると、自己肯定感が向上し、自分に自信が持てるようになります。

 

すると、自分の感覚や考えを信じてどんどん行動出来るようになるので、周囲の意見や環境の変化などに影響されにくくなくなるのです。

 

 

たとえば、職場でちょっと口うるさいタイプの先輩からあれこれ指摘されたとしても、必要なことだけを受け止め自分の意見をしっかり伝えたり、無理に合わせずに受け流すことができたりするのですね。

 

要するに、どのような場面であっても、人の意見に流されることのない、しっかりとした自分でいられるということ。

 

 

つまり、アイデンティティーを確立すれば、自分軸で自分らしい人生を築いていくことができるのです。

 

 

5-2.「自分というもの」がわかっているので、人からどう言われても気にならなくなる

 

アイデンティティーを確立・再構築するメリット2つ目は、「自分というものがわかっているので、人からどう言われても気にならなくなる」ということです。

 

アイデンティティーを確立すると、「自分はこういう人間なのだ」という、自己認識がが明確になります。

 

すると、他人からどう言われても、あまり気にならなくなるのです。

 

 

たとえば、「自分は内向的で不器用なタイプ」という自覚があったとしましょう。

 

この自己理解があると、誰かに「積極的じゃないね」と言われても、「この人にはそう見えているんだな」と冷静に受け止めることができます。

 

逆に「明るくて元気な人」と評価されたとしても「そう見えているんだな」と思うくらいで、無理にそのイメージに合わせる必要性も感じなくなります。

 

つまり、他人の評価によって自分の価値が変わるのではなく、「自分は自分」と思えるようになるのです。

 

 

このように、アイデンティティーが確立し、自己理解が出来ていると、他人からの言葉に過剰に振り回されることがなくなり気持ちが安定します。

 

結果として、周囲の期待に応えようと無理をしたり、キャラを作って演じたりする必要がなくなり、自然体で楽に生きられるようになるというワケです。

 

 

5-3.一貫性のある生き方ができるようになり、信頼されやすくなる

 

アイデンティティーを確立・再構築するメリット3つ目は、「一貫性のある生き方ができるようになり、信頼されやすくなる」ということです。

 

自分の価値観や欲求が理解できていると、目先の誘惑に流されることなく、長期的な視野で物事を見ることができるようになります。

 

目の前の選択肢は自分にとって本当に必要なのかどうか、深く落とし込んで考えることができ、一貫性のある行動をとれるようになるというワケです。

 

 

たとえば、「この人は安定感があって頼りになる」と思われたり、「言葉と行動が一致していて誠実な人だ」と評価されたりすることが増えるでしょう。

 

また、自分の行動に対して責任をもつ姿勢が伝わることで、周囲からの好印象にもつながります。

 

 

人からの信頼は、人間関係の土台になる重要な要素です。

 

アイデンティティーを確立し、一貫性のある生き方ができるようになると、自然にあなたの味方が増え、人生や仕事がよりスムーズに進むようになるでしょう。

 

 

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6.自分のアイデンティティーを確立させることができた人の体験談

 

最後に、実例として「アイデンティティーを確立させることができた」梅沢さんの話を紹介します。

 

 

 

こんにちは!

 

西村さんからご紹介いただいた梅沢と申します。

 

よろしくお願いします。

 

 

今ではしっかりとしたアイデンティティーが確立できたと感じていますが、20歳ごろの私は、不安や、もやもやを抱えて生きていました。

 

当時、職場の先輩や友人からは、「いつも明るいね」とか「素直で性格がいい」などと評価されていました。

 

それでもなぜかいつも心が晴れず、漠然とした違和感を抱えていたのです。

 

 

その原因がなんなのか分からず、とある占い師さんに相談したとき、「あなたには芯がない。だから良い人と関われば良くなるけれど、悪い人と関わると影響を受けてしまう。」と言われました。

 

この言葉が、当時の私には不思議としっくりきたのを覚えています。

 

 

つまり、「私の不安は、アイデンティティーが確立できていないことからきている」ということだったのです。

 

 

そこから私は、「どうしてこんな思いをしなくてはならないのか」「どうして自分は普通の人生を送れないのか」と悩みながら、波乱万丈な人生を送ることになります。

 

「自分は何をやっても報われない…」と自暴自棄になってしまったこともありました。

 

それでも、歯を食いしばり、目の前のことにひとつひとつ向き合い続け…。

 

 

それは決して楽な道ではありませんでしたが、今振り返ってみると、「人生の中で経験してきたこと全てが、私のアイデンティティーを形成するための、大事な要素になっていた」と感じています。

 

「安定したキャリアや仕事を手放し、アルバイトやパートを経験した」ことで、「働けることのありがたさや、お金を稼ぐことの大変さ」を実感しました。

 

「人より不器用で、何を習得するにも苦労をしてきた」ことで、人の苦しみに共感でき、優しさを持てるようになりました。

 

「人から見下されたり、雑な扱いを受けた経験があった」ことで、「人に対して傲慢な態度はとらないようにしよう」と思えたり。

 

「苦しい恋愛に精一杯向き合った」ことで、「自分を大切にすること」の大事さを知ったり。

 

「エネルギーを奪われる人間関係」を経験したことで、「自分を守る方法」や、「人に流されない強さ」を学びました。

 

本当にいろいろなことがありました。

 

 

自分に自信がなく、人に嫌われないようにするために、「感じのいい子」を演じていただけの20歳の私に伝えたいことがあります。

 

「これからの人生で経験することは、すべて意味があるよ。だから諦めずに精一杯頑張ってね!」

 

「あなたは自分で思っているより、ずっと強いよ。そんな強い自分を認めてあげてね!」

 

ということ。

 

 

そして、「アイデンティティーが確立できない」と悩んで、この記事に辿り着いた皆様に私からお伝えしたいことは、以下のようなことです。

 

  • 失敗を恐れずに、どんどん挑戦したほうがいい
  • 目も前のことに真剣に向き合えば、大人としての成熟につながる
  • 負けることや悔しい経験が、強さや優しさを育てる
  • 「自分というもの」が分かると、人生が生きやすくなる

 

 

あなたの経験は、決して無駄ではありません。

 

一つひとつの出来事を大切にしながら、自分らしいアイデンティティーを見つけていってください。

 

 

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まとめ

 

この記事では、「アイデンティティーの確立ができない自分を卒業し自分らしく生きる術」について、お伝えしました。

 

まとめると以下の通りです。

 

アイデンティティーの確立に失敗するとどうなるか

  • 表面的な人間関係しか築けなくなってしまう
  • 決断する場面でいつまでも悩み続けてしまう
  • 意見がコロコロ変わってしまう
  • 周りの環境によってキャラが変わる
  • 自分に対する不信感があり自分の意見を言えない
  • 感情が不安定になる

 

アイデンティティーが確立できない理由

  • モラトリアム人間になっている
  • ピーターパン症候群になっている
  • 「嫌いじゃないからこれでいいや」で決めている
  • 親に敷かれたレールや、世間の常識にとらわれて生きている

 

アイデンティティーを確立する方法

  • 本能のままにシンプルに考える
  • 情報を取り込みすぎないようにする
  • 自分で決めたことをとりあえずやってみる
  • 自分の過去の経験を棚卸ししてみる
  • 定量的に考える

 

 

アイデンティティーを確立するのは、まるで雲を掴むかのように難しい、と感じるかもしれません。

 

 

ですが、

 

「自分のアイデンティティーがないことに不安を感じる」
「一生アイデンティティーのない大人ではいたくない」

 

と、危機感をもち解決策を見つけようとしている時点で、あなたはもうすでに「アイデンティティーを確立したしっかりとした大人」に近づくことができています。

 

 

あとは、今回の記事を参考にし、アイデンティティーを確立するための行動をできるところからことから始めてみてください。

 

 

アイデンティティーを確立し、自分軸で、自分らしく生きていけるようになったら、人は強くなれます。

 

自分の人生に責任をもち、自分の意志で選択しながら、自分の力で切り開いていくのですから。

 

たとえ多少の困難や苦労を感じたとしても、きっと後悔のない輝きに満ちた人生を築いていくことが出来るでしょう。



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この記事を書いた人

―西村敏(にしむらさとし)―

西村敏

西村敏


1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。

2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。

10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。

今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。

私のプロフィール詳細はこちら↓↓
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聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
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本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
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右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。

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