人のために生きると幸せになれる8つの理由と自己犠牲との違い
「幸せな生き方ってなんだろう」
「他人に尽くす人生って聞こえはいいけど、正直損じゃない?」
「人のためになろうとすると、すごく疲れてしまう…」
誰もが叶えたい「幸せな人生」。
「人のために生きることが美徳」というイメージもある中で、「他人のために頑張っても、自分は幸せになれないのでは?」「むしろツラくなってしまう私は、心が狭いのかな?」とモヤモヤすることもあると思います。
そこで今回は、計8冊の書籍をもとに、「人のために生きること」と「自分の幸せ」について考察。
「人のために生きること」と「自己犠牲」との違いもまとめます。
最後には、人のために生きる幸せを手に入れる方法も具体的に書きました。
自分も相手も幸せになれる生き方を知り、豊かな人生を築いていきましょう。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.人のために生きると幸せになる8つの理由
一見別物に感じる「人の幸せ」と「自分の幸せ」。
しかし現実には、人の喜びを作ることは、自分にとっての喜びにもなります。
まずは、人のために生きることが自分の幸せに繋がる理由を8つ見ていきましょう。
- 1.味方が増えるから
- 2.親切は自分に返ってくるから
- 3.物事がスムーズにいきやすいから
- 4.いい気分になれるから
- 5.商売が成功しやすいから
- 6.自分が欲しいものは、人から与えられるものだから
- 7.他者の存在があってはじめて「幸せ」になるから
- 8.トラブルが減るから
1-1.味方が増えるから
人のために行動できる人には、味方がたくさんできます。
なぜなら、人は自分のために努力や工夫をしてもらえると、感動したり相手に信頼感を抱いたりするからです。
自己啓発書の原点と言われるD・カーネギーの世界的名著『人を動かす』にも、人に好かれる方法として「相手のために時間と労力を費やすこと」が紹介されています。
人々は自分のために相手が時間と労力を費やして何をかしてくれると、その気づかいに感動するものだ。
「この人はわざわざそこまでしてくれたのか」という気持ちになるからである。
「親身になって話を聞く」「相手の好きそうなお店をリサーチして予約する」といったあたたかい言動には、味方を引き寄せる力があります。
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1-2.親切は自分に返ってくるから
親切は他人に伝染します。
自分が他人にした親切は、めぐりめぐって自分に返ってくるんです。
実際にハーバード大学の研究で、幸福度が高い人の近所に住む人や知人は、同じように幸福度が高いことが明らかになっています。(参照:NHK「幸福学」白熱教室制作班『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』)
また、近しい知人が幸福の場合、自分の幸福度も約15%上昇。
「知人の知人」が幸せだった場合も、幸福度が約8%上昇すると言われています。
研究結果から分かるように、身近な人が幸せになるほど、自分の幸福度もアップ。
まわりの人を幸せにすることは、自分が幸せになる環境を作ることにもなります。
1-3.物事がスムーズにいきやすいから
相手に喜びを与えようとできる人は、物事がよりスムーズにいきます。
なぜなら、交渉が通りやすくなるからです。
売上100万部を突破した佐々木圭一さんの著書『伝え方が9割』。
著書の中でも、「『ノー』を『イエス』に変える技術」として「相手にメリットを与えること」が紹介されています。
相手のメリットを入れる例
<デートに誘いたいとき>
×「デートしてください」→「ちょっとイヤだな・・」と思われる
○「驚くほど旨いパスタどう?」→「気になる!食べてみたい」と前向きになってもらえる
<お客さんに待ってほしいとき>
×「4分ほどお待ちいただけますか?」→「えー待つのやだな」と思われる
○「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」→「できたて楽しみだな」と待つ気になってもらえる
自分の願望を叶えようとするだけでは、なかなか思い通りにいきません。
相手のことを考える視点があると、物事がスムーズになっていきます。
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1-4.いい気分になれるから
「人に喜んでもらうと嬉しい」と感じるのは、「性格がいい人」だけではありません。
実は、「他者に与える喜び」は人間の本能だと言われているんです。
実際にアメリカで行われた実験では、他人に親切にした人の幸福感が高まったという結果が出ています。
アメリカの心理学者ソニア・リュボミアスキー博士は、学生たちに「週に1日だけ、5つの親切をすること」を実行させました。
すると、この単純な行動が人々を幸せにするという結果がでたのです。
この「親切にすると幸福感が高まる」という結果は、国や文化・年齢が違っても共通していたそうです。
人のためになることは「幸せそのもの」なんですね。
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1-5.商売が成功しやすいから
社会は、具合が悪いときに治療してくれるお医者さんがいたり、キレイな花を売ってくれる花屋さんがいたりして、お互いを支え合ってできています。
仕事とは人を喜ばせることそのもの。
そのため、人を喜ばせよう、と思える人ほど商売が成功しやすくなります。
シリーズ累計430万部を突破した著書『夢を叶えるゾウ』には、以下のような一説があります。
お客さんの一番喜ぶんはな、『期待以上だった時』やねん。
お客さんいうのは『たいだいこれくらいのことしてくれんのやろな』って無意識のうちに予想してるもんやねん。
で、その期待を超えたるねん。ええ意味で裏切んねん。サプライズすんねん。
そうしたらそのお客さんめっちゃ喜んでまた来てくれるんやで。
人のためになることこそ、商売を成功させる基盤です。
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1-6.自分が欲しいものは、人から与えられるものだから
- お金が欲しい
- 評価が欲しい
- 尊敬されたい
- 人気になりたい
- 愛されたい
人間には、欲しくてもなかなか手に入れられないものがたくさんありますよね。
しかし、人を大切にできる人には、お金も人気も愛も自然に集まってきます。
理由は、上記のようなモノはすべて他人が自分に与えてくれるものだからです。
自分らは、お金も、名声も、地位も、名誉も、自分で手に入れる思てるかもわからんけど、ちゃうで。
むしろ逆やで。
お金は他人がお前にくれるもんやろ。
名声は、他人がお前を認めたからくれるもんやろ。
全部、他人がお前に与えてくれるもんなんや。
部下を粗末に扱う上司より、思いやりを持って接してくれる上司の方が信頼されるのは自然だと思います。
他人を大切にできる人ほど、手に入るものも大きいのですね。
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1-7.他者の存在があってはじめて「幸せ」になるから
「他人の存在ってそんなに大切?」「1人でも幸せって感じられるよな」と思うことはありませんか?
しかし、認知科学者の苫米地 英人(とまべち ひでと)さんによると、「幸せ」とは、他者の存在があってはじめて生まれるもの。
1人で感じるのは「心地よさ」であり、「幸せ」と区別されると述べられています。
一人だけでは心地よいと思うだけなのですが、相手がいたり、家族がいたりすることで、幸せを実感できるようになります。
だから、人が幸せを感じるときには、必ず周囲に別の人が存在します。
幸せを共有することが大切なのではなく、喜ばしい出来事を他人と共有することで、幸せを感じるのです。
だからこそ、人間は一人では生きられないのです。
たとえばコーヒーを飲む場面で考えると、幸せと心地よさの違いは以下のようになります。
幸せと心地よさの違い
- 1人で「コーヒー美味しいなぁ」と至福のひと時を過ごす→心地よさ
- 好きな人と一緒に美味しいコーヒーを飲む→幸せ
こう見ると、幸せとは、心地よさのうえに「喜びを分け合える人がいる充実感」や「相手の笑顔が見れる喜び」が重なったものとも言えそうです。
さらに、幸福度が高い人上位10%の共通点は、内向型・外向型の人共に「周囲との良好な人間関係」だったという研究もあります。
幸せな人の中には、運動好きもいればインドアもいます。用心深い人もいれば無神論者もいました。
このように、それぞれのタイプは違いますが、上位10%の人たちに共通していたのはたった1つ、社会との結びつきが強いことでした。
幸せな人たちはみな、友人や家族と良好な関係を築いています。
人間関係を重視しないからといって、必ずしも不幸になるわけではありません。
しかし、人を大切にしたり、幸せを分け合ったりしたほうが、より大きな充実感を得られると言えそうです。
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1-8.トラブルが減るから
人を思いやって行動できると、トラブルが減ります。
たとえば、普段から人に親切な人は、そうでない人に比べて、周囲から不満や反感を持たれることが少ないでしょう。
また、仮にトラブルが起きた際も、相手の身になって誠実に対応できる人の方が、スムーズに問題を解決しやすくなります。
世界的名著『人を動かす』でも、徹底的に相手の話に耳を傾けたり相手を尊重したりすることで、無意味な口論が減り、クレーマーも落ち着き、人間関係もスムーズになると述べられています。(出典:D・カーネギー『超訳 カーネギー 人を動かす』)
このように、人の幸せが自分の幸せに繋がる理由を知ると、「人のために生きる人生はたしかにいいかもしれない」と思える部分もあるのではないでしょうか。
しかし、ここで問題になるのが、「他人を優先すると、精神的に疲れてしまう・・」という悩み。
「人のことばかり考えていたら、自由がなくなってしまいそう」
というマイナスイメージもあると思います。
次の章では「他人のために生きること」と「自己を犠牲にすること」の違いについて見ていきましょう。
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2.人のために生きることと自己犠牲の違い
- 自分も幸せになれる「人のために生きる人生」
- 自分が不幸になってしまう「人のために生きる人生」
2つの大きな違いは、「自分軸」か「他人軸」かです。
「自分軸」とは、自分を大切にし、納得した道を歩むこと。
目的意識や充実感を持って過ごせるので、自分がすでに持っている幸せを「他人に分け与えること」で人に喜んでもらうことができます。
逆に、「他人軸」とは、自分の意志よりも、周囲の意見や評価・社会的な価値観などで自分の道を決めること。
余裕がないのに「人の役に立たなきゃ」と考えてしまうため、自分の幸せを捨てた「自己犠牲」になってしまいます。
「自分軸」と「他人軸」を見分けるポイントは以下の3点です。
- 1.すすんで「やろう」と思えているか
- 2.ネガティブな感情が原動力になっていないか
- 3.ツライと感じないか
2-1.すすんで「やろう」と思えているか
自分の意志で「やろう」「やりたい」と思える親切は「自分軸」です。
すすんで「やろう」と思えることは、自分に余裕がある証拠。
人の幸せを喜ぶゆとりがあるので、親切がお互いにとってのプラスになります。
反対に、「親切にしなきゃいけない」「人の役に立つべき」といった考えが強い場合は「他人軸」。
やりたくもない親切は、むしろ自分の幸福度を下げる原因です。
実際の実験でも、自発的な親切はポジティブな影響がある一方、強制された親切にはネガティブな影響があることがわかっています。
他者のために自発的に何かをした人は、その日、機嫌がよくなることがわかっています。
しかし、人助けを強制されたときは、むしろ逆に機嫌が悪くなってしまうのです。
お金に限らず、無理強いされて他人に何かを与えても、いい気分になれません。
「よし、ひと肌脱ごう」と思ったときにこそ、人は最大の幸せを感じるのです。
お互いの幸せに繋がる行動をとるには、自分が自発的に「やろう」と思える状態であることが大切です。
2-2.ネガティブな感情が原動力になっていないか
ネガティブな感情が理由で人に尽くしてしまうと、幸せが遠のきます。
なぜなら、親切なことをするたびに根っこにある負の感情がつきまとってくるからです。
このネガティブ感情が原因で人や行動から離れられない状態が「執着」です。
心理カウンセラーの根本 裕幸さんも、著書の中で「執着は幸せを遠ざける」と述べています。
執着は絶対にないほうがいいー私はそう断言します。
なぜなら、執着はその人の心から幸福感を奪うから。
執着している限り、誰もが人生に幸せを感じられないのです。
私の友人は、自信のなさから「褒められたい」「居場所がほしい」という執着心を持ち、同棲中の家事を1人で完璧にこなそうとしていた時期がありました。
しかし、頑張るほど心の余裕がなくなっていき、逆に喧嘩が増加。
良かれと思ってやったことでも、ネガティブな感情が根本にあると、逆効果になってしまいます。
2-3.ツライと感じないか
「ツライ」と感じる他者貢献は、自分にムリがある証拠。
人は、相手に合わせて作り笑顔をしているだけでも、精神的な負担を感じることがわかっています。
たとえば、「笑顔で接客しなきゃダメ」というルールがあるアメリカでは、サービス業で働く人のストレスレベルが高く、反対に、笑顔での接客がルール化されていないフランスでは、従業員のストレスは小さいそうです。(出典:内藤 誼人『世界最先端の研究が教える すごい心理学』)
では、自己犠牲にならず、人の幸せが自分の幸せに繋がる生き方をするにはどうしたらよいでしょうか。
次の章で、自分も他人も幸せになる「人のために生きる2ステップ」を紹介します。
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3.自分も他人も幸せになる「人のために生きる2ステップ」
人の幸せが自分の幸せに繋がるためには、最初に自分の人生を満たすことが重要。
自分がまず幸せを手に入れたうえで、他人に幸せを「分け与える」ことがポイントです。
自分も幸せになれる「人のために生きる方法」2ステップ
- 自分の人生を満たす
- 幸せを人に分け与える
具体的な方法を見ていきましょう。
3-1.自分の人生を満たす
自発的に「誰かのためになろう」と思えるようになるには、まず自分の人生が満たされている必要があります。
自分の人生が満たされるとは、以下のような状態です。
- 自分の心の声を尊重できる
- 納得できる道を選択できる
- 自分を大切にできる
- 日々の幸せを実感できる
自分の人生を満たすことは、日々の小さな積み重ねで叶えることが可能です。
具体的な方法を7つ紹介します。
- 1.自分軸で生きる
- 2.ポジティブワードを使う
- 3.感謝する
- 4.今に集中する
- 5.笑う
- 6.自分は幸運だと知る
- 7.幸せをちりばめる
3-1-1.自分軸で生きる
人の評価や他人からの期待に合わせる人生でなく、自分の意志を基準に選択をしましょう。
自分の本当の気持ちを尊重でき、満足度が高まります。
自分軸で生きるメリット
- 納得できる
- 満足度が上がる
- 失敗が学びになる
- 執着が手放せる
- 自分の人生が歩める
- 自分を大切にできる
反対に、自分の気持ちを我慢し、人に合わせる人生は幸福度を下げる原因。
実際に、集団意識や協調性の強い日本人は、他の先進国と比べて幸福度が低いと言われています。(出典:NHK「幸福学」白熱教室制作班『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』)
食事のメニューや仕事に取り掛かる順番など、日常の小さな選択も自分の意志で行うようにすると、幸福度は上がります。
その他自分軸で生きるメリットや方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
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3-1-2.ポジティブワードを使う
ポジティブな言葉は、心身によい影響を与えてくれます。
正直「気のせいでしょ」も感じてしまいますが、実際に長寿や免疫アップにも効果的であるという結果が出ているんです。
アメリカで行われた実験では、85歳と93歳時点での生存率を調べたところ、日記にポジティブな言葉をたくさん書いている人のほうが、生存率が高いことがわかりました。(参考:内藤 誼人『世界最先端の研究が教える すごい心理学』)
また、(許可をとったうえで)被験者を風邪のウィルスに感染させた実験では、ポジティブな感情を持つ人ほど免疫力が高く、風邪をひきづらかったという結果が出ています。(出典:NHK「幸福学」白熱教室制作班『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』)
心身ともに健康な毎日を送るために、「おいしい」「幸せ」「楽しい」といったポジティブな言葉をたくさん使っていきましょう。
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3-1-3.感謝する
感謝とは、物事のいい面を見るポジティブ思考です。
「当たり前」と感じるようなことにも感謝の気持ちが持てると、日々の充実感や幸福度がアップします。
たとえば、
- 今日も同僚がきちんと挨拶してくれた
- ランチがおいしかった
- コンビニの店員さんが優しかった
- ラジオで好きな音楽が流れてきて嬉しかった
などなど。
実際に、日々の感謝を日記に記したところ、ふつうに日記を書くよりも幸福度が上がるという実験結果もあります。
あるグループには、週に1日、10週間、ごく普通に日記を書いてもらいました。
また別のグループには、どんな小さなことでもいいので感謝の気持ちをつづる「感謝日記」をお願いしました。(中略)
感謝を表現した人たちはみな、ただ日記をつけていたグループよりも、驚くほど幸福感が増していたのです。
おすすめは、夜寝る前に、その日の感謝を思い浮かべること。
感謝を記録できる無料の日記アプリもあるので、活用してみるのもおすすめです。
日記アプリはこちらの記事内で紹介しています。
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3-1-4.今に集中する
目の前にあることに集中すると、ストレスが減り、幸福感が高まります。
理由は、脳が「ながら状態」から解放されるからです。
作業中や会話中にスマホが鳴ると、集中力が途切れてしまいますよね。
一方、1日のメールチェックを3回に減らすと、注意力散漫が軽減。
ストレス軽減や幸福アップに効果的であることが明らかになっています。(出典:NHK「幸福学」白熱教室制作班『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』)
目の前のことに集中すれば、食べ物のおいしさ・会話の楽しさをより感じることができ、作業も速く終わります。
スマホをはじめ、なるべく自分が目の前のことに集中するための工夫をしてみましょう。
目の前のことに集中する工夫
- スマホを見ながら食事をしない
- 人の目を見て話を聞く
- 気が散らないよう机を整理する
- 嫌なことは紙に書き出して頭の外に出す
など。
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3-1-5.笑う
笑顔には、ストレスを軽減させ、精神状態や体の健康を改善する効果があります。
また、周囲からの信頼も得やすくなり、幸福度アップに効果的です。
- 笑うことで心拍数が遅くなり、ストレスのレベルが下がることがわかったのだ。微笑むことで物事がうまくいっているというシグナルを脳に伝えることができる。
- 複数の研究によると、微笑んでいる人は自信がある印象を与えるから、周囲の人の信頼が深まるという。人びとは微笑んでいる人と一緒にいると気分がよくなるから、そういう人の周りに集まりたがるものだ。
私たちは「いいことがあったから笑う」と考えがちですよね。
しかし、「笑う門には福来たる」という言葉どおり、笑っているからこそ、いいことが起こるんです。
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3-1-6.自分は幸運だと知る
「自分は幸運だ」と思っている人は、本当に幸運になります。
スピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、心理学の実験でも証明されている事実です。
たとえば、「自分は幸運だ」と思っている人ほど、新聞に書かれたお得情報に多く気づき、反対に、「自分は不運だ」と思っている人は、有益な情報を見落とす傾向があるという結果があります。
「自分は幸せだ」と思うからこそ、脳は「幸せ」に気づけるんです。
幸運か不運かは、いいことが自分の身に起こることを予想しているかどうかという問題にすぎない。
ネガティブな物の見方をしている限り、脳はチャンスに気づかないのだ。
物の見方がポジティブなら、脳はチャンスを見つけて掴むことができる。
幸せを取りこぼさないためにも、今日から「自分はツイてる」「今日もいいことありそう」と考えてみましょう。
3-1-7.幸せをちりばめる
自分が喜ぶことを日常にちりばめることで、幸福感は大幅に高まります。
幸せをちりばめる例
- お気に入りのコーヒーを淹れる
- 肌触りのいいパジャマを持つ
- 見たかった映画を週末に見る予定を入れる
- 毎晩ホットアイマスクでゆっくりする時間を持つ
- 月曜の朝食はおしゃれなカフェで過ごす
ただ待っているだけでは、なかなか楽しい出来事はやってきません。
自分で幸せをちりばめることができれば、なんでもない毎日にも幸福感が生まれます。
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3-2.人のためになることをする
自分の人生を満たした後に、人のためになることをしましょう。
すでに自分の人生に充実感・幸福感があると心に余裕が生まれ、人に喜んでもらうことが自分の喜びになります。
人のためになることの例は以下の3つです。
- 1.相手が喜びそうなことを先取りする
- 2.1日5回他人に親切にする
- 3.相手の予想を上回る
3-2-1.相手が喜びそうなことを先取りする
家族、友達、上司、取引先、お客さんなど、人が喜ぶことを先取りして考え、プレゼントしましょう。
先取りの例
<家族に対して>
- 手のまわりづらい水場の掃除をしておく
- 少し珍しいお取り寄せグルメを注文する
<友達に対して>
- なんでもない日に小さな贈り物をする
- 悩んでいそうな人に声をかける
<上司に対して>
- 日ごろの感謝や尊敬している点を伝える
- 全体の業務がスムーズになる+αの仕事をする など
「こんなことしたら喜んでもらえるかも」と考えて、実際に喜んでもらえたときの嬉しさは特別です。
もし「なにをしたらいいかわからない」というときは、褒め言葉や感謝の気持ちを伝えるのもよいでしょう。
3-2-2. 1日5回他人に親切にする
「1-4.いい気分になれるから」の章で、以下の心理実験を紹介しました。
アメリカの心理学者ソニア・リュボミアスキー博士は、学生たちに「週に1日だけ、5つの親切をすること」を実行させました。すると、この単純な行動が人々を幸せにするという結果がでたのです。
「1日5つの親切をする」という心理実験をそのまま実践し、幸福度を上げましょう。
たとえば、
- 人の荷物を持ってあげる
- 後ろの人のためにドアを開けてあげる
- 困っていそうな後輩に声をかける
- トイレットペーパー補充する
- おつりを募金する
などなど。
実験では週に1日行うだけで効果があったと書かれているので、気軽に始められそうですね。
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3-2-3.相手の予想を上回る
人の期待をいい意味で裏切ると、相手にとても喜んでもらえます。
嬉しい裏切りは、日常的な些細なことでも印象に残りやすいです。
たとえば、
- 30分くらいかかると思っていた宅配ピザが10分で届く
- クレームを出したら、思った以上に誠実に対応してもらえる
- 部下が期待以上の成果を上げてくれる
- 朝起きたら旦那が朝食を作ってくれている
などですね。
実際に私の友人も、ヘアカットのために行った美容院で、話の流れから無料でメイクのコツを実演付きでアドバイスしてもらえることになり、期待以上のサービスにとても感動したそうです。
相手の予想を超えて、まわりの人の喜ばせてみましょう。
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4.豊かな時代こそ人との繋がり大切
ここまで見てきたとおり、人のために生きることは、社会の中でいる私たちにとって、自分も他人も幸せになるカギとなる生き方です。
しかし私たちは、人のために生きるメリットを実感しづらいのも事実。
理由は、生活基盤が整っており、欲しいものがいつでも手に入るなどなにもしなくても恵まれた環境で生活できるからです。
ですが、恵まれた環境で暮らすだけでは、大きな幸福感は得られません。
現に、人間関係の希薄さが、日本人の幸福感と下げているというデータも出ています。
孤独死や、地域と接点を持たない独居老人など、高齢化社会の問題が浮き彫りになっています。
日本では、人間関係の希薄さが幸福度をぐっと下げていたのです。
原始時代から集団で生活してきた人類にとって、コミュニティの繋がりは命をつなぐ鎖です。
本能として「与える喜び」が人間に備わっているように、人間関係は幸せな人生を送るための重要な要素と言えます。
人との関わりが薄くなりがちな現代こそ、改めて人間関係の重要さを見直すことが、より豊かな人生に繋がるのではないでしょうか。
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まとめ
社会の中で生きる私たちにとって、「人のために生きること」は、めぐりめぐって自分の幸せにも繋がる充実した生き方です。
しかし、「人のために生きること」が「自己犠牲」にならないためにも、まず自分軸で生きることが重要。
最初に自分の人生を満たすこと。
そのあとで、持っている幸せを他人に分け与えることが、自分も他人も幸せになるポイントです。
1人でも不自由なく暮らせる現代だからこそ、精神的な豊かさを与えてくれる人間関係の見直しがカギ。
モノの豊かさだけで終わらない、本当の幸せを感じられる人生を作っていきましょう。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
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自分のやりたいことや自分軸の見つけ方がわかります。
「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
先に参加した方々からは、以下のような感想も届いています。
重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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