親子の確執が生じる理由と解決方法|母親・父親とうまくいかない人へ
「親ともう何年もまともに会話していない」
「父親に話しかけられるだけで、なぜだかイラッとしてしまう」
こんな気持ちを抱えて毎日を過ごす人もいらっしゃいますよね。
なかには、幼少期に親から言われたちょっとした言葉が原因で、親子の確執が生まれてしまうパターンも。
<親から言われて嫌な言葉(一部抜粋)>
- 早く〇〇しなさい!
- 親の言うことが聞けないなら出ていけ!
- そんなことでは、ろくな高校(中学校・大学)に入れない!
- 私はあなたと同じ頃、もっとできたよ!
- お兄ちゃんの時は、こんな苦労はなかったのに!
あなたも、これらの言葉を親から言われ続けてきた経験はありませんか?
私の友人(女性)も、父親の言動を許せず、確執を抱えていました。
幼少期から父親の性格が苦手で、20年間も嫌っていたんです。
しかし「このままではダメだ!」と自分の抱える問題と向き合い、親子の確執を乗りこえました!
今では、素直な気持ちで父親と対等に会話ができるようになり、自分でもびっくりしているそうです。
この記事では、大人の親子関係で悩む方へ向けて、親子の確執の理由と解決方法をお伝えしていきます。
親子関係が悪い・しんどい状態の解決方法がハッキリとわかるでしょう。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.大人になっても親子の確執に悩む人の実例
大人になった今でも親との関係に苦しむ人は少なくありません。
まずは、親子の確執に悩む人の実例を2つ紹介いたします。
あなたの家庭ではどうかを照らし合わせてみてくださいね。
- 父親を嫌いになって20年の娘
- 妻が実母との確執を抱えて悩んでいる夫
1-1.父親を嫌いになって20年の娘
1人目は、冒頭で少し紹介した私の友人(女性)です。
彼女は、幼少期から父親の乱暴な言葉遣いや、母を下に見る態度に嫌悪感を抱いていました。
暴力こそなかったもの、家庭内では「自分が一番正しい」と思っているのがわかり、ずっと父の性格を理解できずにいたんです。
そのため、父に何を言われても「信用できない」「言うことを聞きたくない」「顔も見たくない」という気持ちでいっぱいでした。
社会人になっても父への不信感はぬぐえず、気がついたら父を嫌いになって20年が経過。
本来ならお互い対等に会話ができるはずなのに、いつも見下されているような気がして、父との会話を避けるようになりました。
1-2.妻が実母との確執を抱えて悩んでいる夫
そして、2人目は、知人の男性の奥様。
その奥様は、実母との確執を抱えて悩んでいました。
彼女の母親は、子供がしたことすべてを否定するタイプだったそうです。
そのため、否定されないように母親の好きなものやことに合わせて、機嫌をうかがいながら育ってきたとのこと。
我慢しながら成長した彼女は、彼と出会い結婚したものの、自立しても母親の態度が変わらないことにショックを受けます。
それどころか、大切な彼にも「なんで〇〇しないの?」ときつい態度を取ってくるように。
母の言動に耐えられなくなった彼女は、怒りを抑えられず、母親と音信不通になることを決めました。
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2.親子の確執が生まれる理由は何?
親子の確執に苦しむ事例を見てわかるとおり、幼少期から発生した問題は大人になっても変わらずに子供を苦しめています。
なぜ、親子間でこんなにも深い溝が生まれてしまうのでしょうか?
考えられる理由を2つ解説します。
- 親のマインドコントロール
- 親の育ってきた環境が子供に影響を与える
2-1.親のマインドコントロール
まず、挙げられるのが「親のマインドコントロール」によるもの。
マインドコントロールは、一般的にイメージされる「洗脳」とは異なり、「心理操作」と呼ばれています。
心理操作には、暴力などの物理的行使がない代わりに、親が子供を愛するあまり、子供の思考や感情・行動を制御してしまうことも含まれているんです。
たとえば、
「友達から嫌なことをされても我慢しないとダメだよ」
「テストで悪い点を取ったら、ママは悲しい」
と言われるなど。
あくまでも親は、あなたを「よい子に育てよう」と思う気持ちで動いているため、罪悪感がありません。
そのため、マインドコントロールは、無意識に発生している可能性が高いでしょう。
親が良かれと思ってした行為が、受け取り手である子供に「苦痛」「脅威」に変換されて伝わった場合には、子供は防衛反応を示します。
それが、「親を受け入れられない」「親へのイライラ」につながるのです。
引用:一般社団法人平和政策研究所「政策オピニオンNo.122」
脳が状態の改善を認識しない限りは、防衛反応が続いたままです。
つまり、親への拒否反応を抱いたまま大人になった結果が「親子の確執」とも考えられるでしょう。
2-2.親の育ってきた環境が子供に影響を与える
次に「親の育ってきた環境」によるもの。
親が子供時代に受けた愛情や態度は、自分の子供にも影響するというものです。
たとえば、暴力やネグレクトなどを受けて育つと、それが「普通の教育」であると思いこんで成長してしまうんですね。
その結果、「親と同じ育て方をしなくては、よい子に育たない」と認識して、子供を傷つけてしまいます。
親の子に対する態度は、自分が親にそうされた(と認知している)パターンと関連性をもっているが、特に母親は、まさに自分が母に育てられたように子を育てると言えそうである。
つまり、自分が育てられた方法で子供を育てた結果、親子の確執につながることもあるのです。
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3.性格が合わない親との確執を解決する方法とは?
では、どうしたら親との確執を解決できるでしょうか?
私の友人・知人が試してきた方法も含めて、紹介いたします。
- 親と距離を取る
- 自分が変わりたい気持ちを持つ
- カウンセリングを受ける
- 認知行動療法をおこなう
3-1.親と距離を取る
まずは、物理的に親と会えない&会わない環境をつくることです。
- 親に所在を知らせず、別居する
- 連絡が来ても返信しない
- 実家に足を運ばない など
あなたの意志が強く、ぜったいに親とは関わらないと決めて行動に移せるのであれば、試してみるのもよいでしょう。
ただし、距離を取っても以下の状態にある方には、あまり有効とは言えません。
- どんなに離れていても親のことを思い出してしまう
- なにか不安なことや問題が起こるたびに、親との記憶がよみがえり嫌な気持ちになってしまう
「距離さえ取れば穏やかに過ごせる」「イライラしない」という方は、思いきって親から離れてみてもよいかもしれませんね。
ちなみに、法的に問題がある親の場合は、公的機関を利用してすぐに距離を取ることをおすすめします。(※法的に問題があるとは、暴力・DV・ストーカー行為など)
総務省では、申請すれば住民票の閲覧や交付の制限をつけることも可能です。
配偶者からの暴力(DV)、ストーカー行為等、児童虐待及びこれらに準ずる行為の被害者の方は、申出によって、住民票の写し等の交付等を制限できます。
引用:総務省
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3-2.自分が変わりたい気持ちを持つ
次に、あなた自身の意識改革をすること。
私の友人たちも「変わりたい」と考えることから始めました。
実は、物事がうまくいかないことを親のせいにする背景には、「自分も親に甘えている」側面があります。
親のせいにすることで、自分の責任から逃れていると捉えてもよいでしょう。
「親に認めてもらう」
「怒られないように振る舞う」
などと感じる気持ちの裏にも、同様に甘えや依存が隠れています。
私の友人たちも「自分の意志で人生を生きられていない」と気づき、すべてを親のせいにするのを辞めました。
また、大人になり、親が自分を産んだ年齢を超えたという人もいるでしょう。
あるいは、自分が親の立場になった人も。
そこで、改めて親の視点になって考えてみます。
すると、親なりに「親」であろうとした結果ではないか、と理解できる点が出てきませんか?
「自分には合わなかったけど、父(母)なりに考えて行動しただけだったのかも」と思えるだけで、気持ちが全然違いますよ。
そのため、以下のことから始めてみるのもおすすめです。
- 改めて自分や親を客観視して「子供」の状態から抜け出そうと決める
- 自分を変えようと決める
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3-3.カウンセリングを受ける
自分の意志で行動や思考を見直すのが難しい人は、第三者に相談して話を聞いてもらう「カウンセリング」も有効です。
「身内の話を他人に話すのは気が引ける」
「家族の悪口を話して、ダメな人間だと思われないかな」
こんな風に思って、カウンセリングをためらう人もいるでしょう。
しかし、親子の確執をカウンセリングで解決するのは、決して後ろめたいことではありません。
一人で抱えて苦しんでいる悩みは、人に話すことでスッキリしますし、何が要因なのかも特定しやすくなるんです。
対面での相談が不安なら、メールや電話で相談を受け付けてくれるクリニックや組織もありますので、自分に合う方法で話してみてください。
3-4.認知行動療法をおこなう
そして、話を聞いてもらうだけのカウンセリングで足りない場合は、心療内科などがおこなっている「認知行動療法」もよいでしょう。
認知行動療法は、親との確執などによって精神疾患や依存症など、なんらかの疾患が出ている人に用いる治療方法です。
各診療所によって、ステップや通院回数・内容は異なるものの、おおむね以下の流れでおこなわれています。
引用:千葉大学千葉認知行動療法
長期間の治療で、少しずつ改善を目指していく方法ですね。
生活習慣や思考法など、あらゆる視点から心理検査をおこない、客観的に分析してもらえます。
「親のことを考えると体調が悪くなる」などの不調をお持ちなら、一度相談してみてもよいですね。
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まとめ:親子の確執は無理に修復しようとしなくても大丈夫
親子の確執が生まれた理由は、各家庭によって異なります。
しかし、自分を責める必要は全くありません。
また、関係を戻そうとして、苦手な話し合いの場を無理に設ける必要もないんです。
まずは、あなた自身の気持ちに気づいてあげましょう。
親の感情に流されず、自分の気持ちや思考を理解して「変えていこう」とする心を育てることが大切です。
私の友人たちも「もう親に流されない」「親の気持ちも理解しつつ自分の人生を自分で歩む」と決めたら、とても心が軽くなったようでした。
あなたも親を一方的に責めて嫌悪感を我慢するのではなく、自分と真剣に向き合ってみてくださいね。
親子の確執を乗りこえて、笑顔を取り戻す日々が来ることを祈っています。
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
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