親の言いなり人生は不幸になるだけ…親の価値観から抜け出す方法
あなたは、「親の言いなりになりたくない」と思ったことはありませんか?
「いつも親に小言を言われる…」
「親が自分の行動に対して口出しをしてくる…」
そんな悩みやイライラを抱えるあなたに向けて、この記事では以下の内容を紹介します。
- 親の言いなりで人生が不幸になる理由
- 子供を支配しようとする親の心情
- なぜ親の言うことに逆らえないのか
- 親の言いなりから抜け出す方法
この記事を読むことで、あなたは子供をコントロールしようとする親に正しく対抗し、自らの意志で人生を送ることができるようになるでしょう。
あなただけの幸せをつかむために、この記事を最後まで読んでみてください。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.親の言いなりで人生が不幸になる理由|あなたに起こる10の悲劇とは?
まずは、親の言いなりになることであなたが不幸になる理由について解説します。
実は、自分の願望を我慢して親の意見に従うことにはとても多くのデメリットが存在しています。
それらのデメリットについて、一緒に学んでいきましょう!
- 「自分の個性」が育たなくなる
- 「生きている意味」が分からなくなる
- ネガティブな感情が増える
- 「やらなかった後悔」が残る
- 親との関係が悪くなる
- 社会の中で一人ぼっちになる
- 成長する機会が無くなる
- 経済的に不幸になる
- 周りからの評価が下がる
- 自己肯定感が下がる
1-1.「自分の個性」が育たなくなる
これまでに数千人をカウンセリングしてきた著名なセラピストであるスーザン・フォワード氏は、自身の著書「毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)」の中で、「親の支配を受けている子供は自分のアイデンティティ(個性)を確立することが難しい」と述べています。
親の意志に沿って行動することによって自分で物事を考える力や積極性が消失し、結果として、魅力的な個性を持たない人格が形成されてしまうのです。
親の言うことに従い続けることで、あなたもだんだんと
「自分の良いところが分からない」
「私は無個性でつまらない人間だ」
と感じるようになってしまうかもしれません。
1-2.「生きている意味」が分からなくなる
一般的に、他人の考えに合わせてとった行動では、
「この行為が何の役に立っているのか」
「その行動で誰が幸せになるのか」
という行動が持つ社会的な意義を見出すことは難しいとされています。
日々の自分の行動が何の役に立っているのか分からなければ、「自分自身の生きている意味」を日常生活の中で実感することはできません。
このようなことから、親の言ったとおりの行動をとることで、自分の生きている意味を見失い、人生に希望が持てなくなることが分かります。
1-3.ネガティブな感情が増える
実は、海外で行われた研究によって、子供が「親の期待に応えられていない」と感じた場合、うつ病のような症状を示すことが明らかになっています。
こうした傾向は支配欲が強い親を持つ子供に特有のものであり、親から過度なプレッシャーを受けている場合には自分に対して否定的な感情を抱く危険性はかなり高いといえます。
また、「親の言いなりになる=完全に親の期待に応えることができる」というわけではありません。
あなたが親の言うとおりに行動をしても親がその行動に満足するとは限らず、「親の言うことを聞いたのに責められ続ける」状況になる可能性は十分にあると考えられます。
1-4.「やらなかった後悔」が残る
親の言う通りに行動することは、自分の本当にやりたい事を我慢することにもつながります。
自分の願望を我慢した人生を送るうちに、あなたの頭の中ではどんどんと「やらなかった後悔」が募っていくことでしょう。
言わずと知れた大企業であるApple社の創業者のスティーブ・ジョブズは、後悔について次のような名言を残しています。
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」
彼は「やらなかった後悔」を残さないように行動した結果、人生において数多くの成功を成し遂げることができました。
このジョブズの言葉からも、親の言うことを気にして多くの後悔を残すことがいかに有害であるかが分かります。
1-5.親との関係が悪くなる
少し意外かもしれませんが、親の言いなりになる人生を送ることは親子関係の悪化にもつながります。
なぜなら、あなたが親の言うことに従って悪い結果を残した場合、「親の言うとおりにしたら失敗だった」「親が間違っていた」と強く親を責めてしまうからです。
親も完ぺきな人間ではなく、親の言うことに従ってもその結果が100%成功だとは限りません。
親の言いなりになって失敗し、親に対して攻撃的な言葉や態度をとることで親との信頼関係は大きく崩れることでしょう。
1-6.社会の中で一人ぼっちになる
親の言いなりになる=親とのコミュニケーションに多く時間を割かれている状態であり、その状態が慢性化すると親以外の人と交流する時間や機会は失われてしまいます。
その結果、職場や学校での良好な人間関係を築くことが難しくなり、家族以外のコミュニティでは居心地の悪さを感じるようになるかもしれません。
自分が本当に心を許せる相手や場所が見つからないことで、あなたは社会の中から孤立して毎日を窮屈な思いで過ごすことになるでしょう。
1-7.成長する機会が無くなる
「親との関係性が悪くなる」の部分でも述べたように、親の言いなりになることで「親が悪い」という他責思考(=何でもかんでも他人のせいにする考え方)が強くなります。
そのような他責思考のもとでは、自分が犯した失敗を素直に受け止めて反省し、次に向けて改善することは疎かになるでしょう。
失敗の原因を改善するための適切なプロセスが行われないと、人としていつまでたっても成長することができません。
1-8.経済的に不幸になる
悲しいことですが、今の日本は昔と比べて経済の低迷や人口減少などが著しく、親世代と同じ仕事内容・仕事量で親と同じ程度の収入を得ることは難しいのが現状です。(参照:(2)長期的な経済の低迷 国土交通省)
つまり、職業観などについて親の言うことだけを聞いていると経済面で失敗する確率が非常に高いのです。
また、親の固まった観念を刷り込まれることで経済状況や社会集団の変化に鈍感になり、変化の激しい現代社会に取り残されてしまう危険も発生するでしょう。
1-9.周りからの評価が下がる
親の言いなりになることのデメリットには、周囲から見たあなたの評価が下がることも含まれています。
なぜなら、親の言うことを常に聞いて行動することで他人からの指示を待つクセがついてしまうからです。
そのようなクセがついた場合、親が近くにいない場面(仕事や自分の家庭など)においても主体的に行動することができなくなってしまうでしょう。
その結果として、周囲の人から「あの人は指示がないと何もできない人なんだ」と見下げられてしまう可能性が高いです。
1-10.自己肯定感が下がる
親の指示に従うことにより、あなたは自分に対して無意識に「自分は親がいないと何もできない人間」というレッテルを貼ってしまうかもしれません。
自分に対して貼ったそうしたレッテルは、あなたの自己肯定感を下げる大きな要因となります。
自己肯定感が下がることによって日々の幸福を感じづらくなり、あなたの人生はどんどんとつまらないものになっていくでしょう。
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2.子供の人生を台無しにする毒親の思考とは?
ここでは、上のような様々なデメリットがあるにもかかわらず「なぜ親は子供を自分の言いなりにさせようとするのか」について解説します。
子供の人生を台無しにする毒親の思考を理解することは、親の言いなりから抜け出すためにとても重要なプロセスです。
子供を支配しようとする親の視点を踏まえながら、その心情を考察していきましょう。
- 「自分が正しい」と思い込んでいる
- 親が子供に依存している
2-1.「自分が正しい」と思い込んでいる
一般的に、人間は高齢化によって頑固で思い込みが激しい性格になるといわれています。(参照:高齢者の心理的特徴|健康長寿ネット)
そのため、あなたよりも年を重ねた存在である親は私たちが想像している以上に自分の考えに対して絶対的な自信を持っている可能性があるのです。
親が抱いている考えには多様な種類が存在しますが、自分でも無意識のうちに
「安定した大企業に就職するべき」
「学歴は高いほうが良い」
などの固定観念を正しいものとして思い込んでいるため、親は自分の子供にもその考えを押し付けてくるといえるでしょう。
2-2.親が子供に依存している
育児・教育ジャーナリストであるおおたとしまさ氏は、最近の傾向として、「子離れできない親が増加している」ことを自身の著書「正解がない時代の親たちへ 名門校の先生たちからのアドバイス」の中で述べています。
経済の動向が不安定になりつつある昨今では、親は「自分の子供が将来食べていけるのか」といった不安に悩まされています。
そのため自分の子供の行く末がどうしても気がかりになり、子供に対してしつこく干渉してしまう現象が増加しているのです。
3.親の言いなりになってしまう原因|社会人になっても親離れできない人の特徴
この記事を読んでいるあなたも含めて、多くの人は自分で決めた人生を歩みたいと考えたうえで、「親の言いなりになりたくない」という強い意志を抱いていることでしょう。
しかし、そのような思いに反してなぜ人は親の言いなりになってしまうのでしょうか?
親の言うことをつい聞いてしまう原因について、詳しく解説していきます。
- 自分の中の”固定概念”に惑わされている
- 親の言うことを聞くクセがついている
- 自分に自信がない
3-1.自分の中の”固定概念”に惑わされている
親の言うことを聞いてしまう原因は、実はあなたの心の中にも存在します。
その原因の一つが、幼少期から刷り込まれた”固定観念”に惑わされることです。
幼いころから親に
「安定した職業に就くべき」
「あなたに〇〇を実現することなんて不可能」
といったことを言われ続けると、自分の中の深層心理が親のそうした言葉を正しいものだと思い込んでしまいます。
幼少期に刷り込まれた固定観念が常に自分の考えを否定し続けることで、あなたはなかなか行動を起こすことができなくなってしまうのです。
3-2.親の言うことを聞くクセがついている
親に指示を受けることが多かった子供は、無意識に「親の言うことに従うクセ」がついていることが多いです。
そのクセによって親の言うことに逆らうことが難しくなり、「親の言うことを聞きたくないけど、なぜか聞いてしまう」状態に陥ってしまうといえるでしょう。
自分の中に染み付いたクセはなかなか取り除くことが難しいため、この状態を改善するためには様々な対処法を実践する必要があります。
3-3.自分に自信がない
親の言うことを聞いてしまう主な原因には、自分に自信がないことも挙げられます。
自分に自信がない人はネガティブな思考に陥りやすいため、自分が本当にやりたいことで成功した姿を想像することが難しいです。
そのため、「親の言うことに逆らっても、どうせ失敗する」といった不安が心の中に長く存在し、つい親の言うことに従ってしまうと考えられます。
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4.親の言いなりを辞めるための親の価値観から抜け出す8つの方法
ここからは、あなたが親の言いなりから抜け出し、自分らしい自由な人生を送るための方法について解説します。
一番重要なことは、親の価値観から抜け出すことです。
多くの方法を紹介しますが、いきなりすべてを実行しようと焦る必要はありません。
自分に合った方法を見つけて出来るところから実践してみてくださいね!
- 自分の願望を紙に書きだす
- 「親も不完全な人間」だと考える
- 親以外の人と積極的に交流する
- 「小さい頃の自分」と対話する
- 小さいことから始めてみる
- 実家を離れて一人暮らしをする
- 全寮制の学校に進学する
- 親に相談せずに物事を決める
4-1.自分の願望を紙に書きだす
こちらは、会社の経営も行う教育学者の原田隆史氏の「目標達成ノート」の中で「自分のやりたいことを実行する方法」として取り上げられている方法です。
願望を紙に書き出して可視化することによって、その願いが実現しやすくなるんですね。
親の意見とは異なる「自分自身の本当の願望」を紙に書き出すことにより、あなたは親の言いなりから抜け出して自由な行動ができるようになっていきます。
4-2.「親も不完全な人間」だと考える
挑戦したいことがあっても
「親に反対される」
「親が自分に期待している道とは違う」
といった理由で行動をためらってしまう場合におすすめの対策方法です。
当然のことですが、親といえども不完全な人間であり「親の意見=絶対に正しい」というわけではありません。
しかし、「つい親の言うことを聞いてしまう」人の中には親の意見を絶対的なものとしてとらえてしまう人が非常に多いのが現実です。
もしかしたらあなたも、親の意見を正しいと思い込むことで自覚がないまま自らの願望を否定しているかもしれません。
そのような時には
「親の予想が当たるとは限らない」
「自分の想像する未来の方が正しいのでは?」
と考えてみると良いでしょう。
4-3.親以外の人と積極的に交流する
「親の言うことを聞かなければいけない」と考える人の特徴の一つには、親への精神的な依存度が高いことが挙げられます。
親へ精神的に依存した状態から抜け出すためには親以外の人との人的ネットワークを構築することが非常に有効です。
親以外の人と交流する機会を増やすことであなたの人間関係は豊かになり、自立した一人の人間として主体的に行動できるといえるでしょう。
また、近年の調査では全く異なる分野の人と関わる「ゆるいつながり」が個人の成長や幸福感の向上につながることが明らかにされているため、新たな場所(地域のコミュニティ、オンラインサロンなど)で他者と関わることが特におすすめです。
4-4.「小さい頃の自分」と対話する
自分でも「自分の本心」がはっきりと理解できていない場合、親の言うことに逆らうに値する根拠がないため親の言いなりにならずに行動することは困難です。
そのため、「親の言いなりにならない」ためには自分の本当の願望をしっかりと自覚することが重要になります。
「自分の本心が分かっていない」状態を解消するために有効な方法として、心理カウンセラーの武田友紀氏は「頭の中で幼少期の自分と対話すること」を提唱しています。(参考書籍:「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本)
幼少期は自分の願望が表に出やすい時期であり、頭の中で幼少期の自分をイメージして「やりたいこと」を尋ねることで、自分自身の本当の願いを把握できるようになるでしょう。
4-5.小さいことから始めてみる
親に言いなりにならずに自分の願いを叶える方法としては「小さなことから始める」方法も非常に有効です。
自分のやりたいこと全てをいきなり行動に移すのは難しい場合でも、本当に小さなこと(書籍を読む、参考になるサイトを見るなど)であれば実行できる場合も多いのではないでしょうか。
まずは自分にできる範囲のことから始めることで、成功するイメージがわいて行動する勇気が出る、夢を実現させるまでの具体的なステップが分かる、などの多くのメリットを得ることができます。
4-6.実家を離れて一人暮らしをする
もしもあなたが「自分の精神面を変えるだけでは親の言いなりから抜け出すのは難しそう」と感じているのであれば、親と物理的な距離をとることをおすすめします。
物理的に親から離れることで自分の行動に対して口出しを受けることが少なくなり、親の言うことを聞かなかければいけない状態に陥る回数が減少するからです。
「実家から離れた場所での一人暮らし」は、親と物理的に距離をとる方法の代表例といえるでしょう。
「なかなか親の言いなりを止めることができない」あなたが大学生や社会人の場合は、思い切って一人暮らしを始めてみるのはいかがでしょうか。
4-7.全寮制の学校に進学する
こちらも、上で紹介した「親と物理的な距離をとる」ための方法です。
中学生や高校生の場合、通学や経済的な事情から一人暮らしをすることが難しい場合も多いかもしれません。
しかし、寮や寄宿舎に住んで生活をすることで親と物理的に離れることは可能です。
一人暮らしが困難な場合でも、親から離れる方法は数多くあるといえるでしょう。
4-8.親に相談せずに物事を決める
「親の言いなりになってしまう」あなたが自分のやりたいことを実現する最良の方法は、「親に相談しないで行動する」ことかもしれません。
なぜなら、親が子供の行動に対して口出しをするきっかけが「子供が親に相談を持ちかける」ことである場合がとても多いからです。
近年、日本では成人と認められる年齢が18歳に引き下げられるなど、様々な分野において個人が自由に自己決定できる範囲が拡大しています。
自分のやりたいことに口出しを受けるのが嫌なのであれば、いっそ相談なしで行動してみるのも良いかもしれません。
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まとめ
この記事を読んでくださっているあなたは、親の意見と自分の願望との違いで悩み、苦しむことがあるかもしれません。
しかし、あなたのその悩みは「自分の望みを実現したい」「夢や目標を達成したい」という向上心にあふれた素晴らしい心があるからこそ生じるものです。
ぜひ記事の内容を活かして親の言いなりから抜け出し、自分だけの豊かな人生を送ってくださいね!
あなたの幸福な未来のために、この記事がお役に立てれば嬉しいです。
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
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本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
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