仕事で疲れて勉強できない社会人でも勉強を習慣化できる技術18選
「資格取得の勉強がしたいのに疲れて勉強できない」
「仕事で必要な勉強をしたいがやる気が続かない」
勉強しなきゃいけないのにできないと、社会人として成長することはできません。
場合によっては会社や上司からの評価を落とすことにもなってしまいます。
そうならないためにも、仕事で疲れて勉強できない状況を改善し、朝でも夜でも勉強できるようになれたらいいですよね。
この記事では、社会人になって勉強するべきだと考えている優秀な人に向けて、忙しい社会人でも勉強を習慣化する技術を18個紹介します。
1つずつ試していただければ、どんどん前向きに勉強に取り組めるようになっていくはずです。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.社会人が疲れて勉強できなくなる原因とは?「勉強がしんどい原因3選」
人材会社エン・ジャパンが1万人を対象にした社会人へのアンケートで、「学習時間は週に1~3時間未満(61%)が最多」という結果が発表されました。
引用:「社会人の学習習慣実態調査」エン転職ユーザーアンケートより
「学習時間は週に1~3時間未満」という人の中にはそもそも勉強する気がない残念な社会人もそこそこいるでしょうが、毎日疲れて勉強できないという人も多いはずです。
しかし逆に、毎日忙しい中でも時間を作って勉強に励む人もいます。
勉強する人とできない人の違いはどこにあるのでしょうか?
まずは、疲れて勉強できない原因を見ていきましょう。
原因をキチンと知ることで、的確に対策できるようになります。
今のあなたが疲れて勉強できない原因はどれか、ぜひチェックしながら読み進めてみてください。
- 1.毎日仕事の残業があって帰りが遅い
- 2.精神的・体力的な疲労が蓄積して限界
- 3.効果的な学習方法を知らない
1-1.毎日仕事の残業があって帰りが遅い
「家に帰るのが21時以降でご飯やお風呂に入ったりするとあっという間に24時…」
そんな方も少なくないのではないでしょうか。
しかも、巷には睡眠時間を削って勉強に勤しむような頑張るエピソードが溢れています。
そういうエピソードに触れるたびに、「自分も寝る時間を削って頑張らなければ・・・」と焦りますよね。
しかし、睡眠時間を削って勉強しても、翌日眠くて生産性が落ちるだけです。
数日はテンションで乗り切れたとしても、次第にしんどくなって続けられなくなるでしょう。
そのため、仕事の帰りが遅くなってしまったとしても、睡眠時間を削って勉強するのは辞めた方がいいですね。
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1-2.精神的・体力的な疲労が蓄積して限界
疲労といってもさまざまな種類があるのをご存知でしょうか?
具体的には、疲労には3つの種類があります。
「疲労は、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3つに大きく分けることができます。」
「これら3つの疲労は、互いに密接に関係しており、放っておくとさらにしつこい疲労へとつながります。」
身体が疲れているならマッサージやストレッチをして筋疲労などを癒していくことが必要ですし、精神的に疲労しているのならストレスを発散する必要があります。
自分に今どんな疲労が溜まっているのかを知ることで、何を回復していけばいいかが明確になり、気持ちよく勉強に励むことができるでしょう。
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1-3.効果的な学習方法を知らない
「口コミで評判のいい教材を買って勉強しているけどあまり進んでない」という方。
もしかしたら、今使っている教材や教わっている人があなたには合っていないのかもしれません。
もしくは、1人で勉強するよりも数人で学習した方がモチベーションが保てるタイプかも?
このあとで詳しく紹介しますが、教材や環境選びも勉強のモチベーションや集中力に関わってくる重要な要素なのです。
自分のタイプがよくわからない場合には、性格診断テストなどを受けてみるといいですね。
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2.仕事で疲れて勉強できない社会人が朝でも夜でも勉強できるようになる技術18選
千葉科学大学の横山悟教授は論文の中で、「学習へのモチベーションを維持・向上させるためには4つのポイントがある」と指摘しています。
学習へのモチベーションを維持・向上させる4つのポイント
- 内発的モチベーションの重要性
- 自己効力感・自己有能感・自信
- 学習内容の学習者への関連性
- 学習者による学習の自律性・自己制御
以上の4点をわかりやすく言い換えると下記のようになります。
- その学習が自発的かどうか
- 自己効力感が高い状態か
- 自分に合った最適な教材を使用しているか
- 目的→戦略→反省のルーティンを繰り返すこと
以上の4点を踏まえて、疲れて勉強ができない社会人が勉強できる人へと変わるための技術を18個紹介していきますね。
2-1.モチベーションに依存しない!習慣化のコツ5選
普段から勉強できるようになるためには、モチベーションに依存せず習慣化をしていくことが大切です。
とはいえ、
「習慣化が大事なのはわかるけどそれができないから悩んでいる・・・」
という場合も多いでしょう。
そうですよね。そんな簡単に習慣化できるのなら、苦労はしません。
フィリップ・ラリー博士による「習慣化の研究」によると、以下のような分析結果が出ています。
日常生活における習慣形成のプロセスを調べるために、96人のボランティアが12週間にわたり、同じ状況で毎日実行する飲食や活動の行動を選んだ。(略)
参加者が習慣化といってよい状態に達するのにかかった時間は、18日から254日であった。
「21日間あれば習慣化する」というインキュベートの法則は大変有名ですが、実はこの法則は根拠が見つかっていません。
フィリップ・ラリー博士の研究を見ると、習慣化に必要な期間は個人差が激しいことがよくわかります。
「1日1時間勉強すると決めたけどやっぱり続かなかった・・・」
とネガティブな感情を抱けば、モチベーションが低下し、習慣化は難しくなるでしょう。
モチベーションは簡単に上がったり下がったりしてしまうので、モチベーションだけに頼ると物事を継続するのが難しくなるのです。
そのため、モチベーションは一定に保ち、いい意味で淡々とやるべき勉強を続けられるようにすることが、継続・習慣化のポイントです。
まずはモチベーションを一定に保つための方法を5つお伝えしますね。
- 1.勉強目的を明確にする
- 2.他の人の力を借りる
- 3.使う教材を絞る
- 4.リフレッシュ策を考えておく
- 5.「自分にできること」に取り組み続ける
2-1-1.勉強目的を明確にする
今勉強したいことは何のためなのか、簡潔にハッキリと答えられるでしょうか?
「資格を取得したいから!」
「英語が話せるようになりたい!」
そういう方は、資格取得や語学勉強自体が目的になってしまっているかもしれません。
資格を取得してやりたいことは何でしょうか?
英語を話せるようになって、どんなことがしたいですか?
まずは、「なぜ自分がこの勉強をするのか?」を改めて明確にしましょう。
ハッキリと見えたら、その目的・目標を紙や手帳に書き出すなどして常に目につく位置に貼っておくのがオススメです。
目的・目標を常に意識できるようになることで、前向きな気持ちを維持できるようになります。
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2-1-2.他の人の力を借りる
誰かに勉強していることを打ち明けると、いい意味でプレッシャーがかかり、やらなければならない環境を作ることができます。
もし周りに打ち明ける人がいなければ、TwitterやFacebookを活用するのもありですね。
資格の試験日を発表して敢えて怠けられない環境を作ったり、覚えた単語や例文を使って日記を発信してみるなどアウトプットにも役立ちます。
周りの目を自分にとって前向きなプレッシャーに変えて取り組んでみましょう。
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2-1-3.使う教材を絞る
もし、いろいろな教材を使っても勉強が長続きしないのであれば、使いやすい1冊に絞って何度も繰り返し勉強してみるのも有効です。
手をつけなければいけないものがたくさんあると、脳がキャパオーバーになり何もやりたくなくなってしまいます。
そのため、やることを絞って、やる気を失わないようにするのが良いのです。
1冊では足りないと思うかもしれませんが、わからないことはインターネットで調べたり周りの仲間に聞いたりすると、解決できるものです。
それに、そもそも1冊の本・1つの教材である程度は体系的に知識やノウハウがまとめられているので、基本的には1冊をマスターすれば必要な情報の多くは手に入ります。
それでも足りないとなったら、そのときに他の教材に手を出せばいいですね。
自分に必要な知識が明確になったときは、ちゃんと自分に合った教材を選べるようになっているはずです。
2-1-4.リフレッシュ策を考えておく
ただでさえ毎日忙しい仕事で疲れている身体とメンタル。
身体とメンタルが疲れたままで無理矢理モチベーションを上げ続けるのは難しいので、リフレッシュタイムもスケジュールに組み込んでおきましょう。
たとえば、以下のようなものです。
- 散歩する
- お酒を適度に飲む
- 好きなものを食べる
- 友達とショッピングをする
- 好きな音楽を聴く
自分に合った方法で休息をしっかりと取り、勉強に集中できるように心身を整えることで、勉強を習慣化させやすくなります。
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2-1-5.「自分にできること」に取り組み続ける
「毎日1時間勉強しようと決めたのにできなかった」
自分で決めたことが守れないと、落ち込んだり自信を失ったりしますよね。
でも、それも一つの教訓として次に活かせば、何の問題もありません。
あえて厳しく言えば、次に活かさず、ただ感情的に落ち込むだけなら時間の無駄です。
習慣化に大切なことは、まずは自分のできる範囲のことを続けていくことです。
1時間で続けられなかったのなら30分、20分、10分と時間を縮めて再挑戦!
落ち込んで全く何も勉強しないよりも、1日10分勉強し続ければ確実に前進できます。
また、毎日続けられなくても、1年365日の内300日勉強できたら、十分「1年勉強を頑張った!」と言えると思います。
「毎日やらなければいけない」などとハードルを上げすぎずに、ただ目の前の1日1日でできることを淡々と積み重ねていくことが継続のコツなのです。
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2-2.時間を有効活用する方法3選
夜に疲れて勉強できないのであれば、わざわざ夜にやる必要はありません。
他の時間を活用するようにしましょう。
ここでは時間を有効活用するためのアイディアをお伝えします。
「どうしても忙しくて無理!」と諦めずに一緒に時間を生み出す工夫を考えていきましょう!
- 1.朝晩にやるべきことを決める
- 2.スキマ時間にやるべきことを決める
- 3.ポモドーロ・テクニックを活用する
2-2-1.朝晩にやるべきことを決める
脳の特性によって、朝と晩でやるべき勉強内容は異なります。
朝は脳がリフレッシュしていて、記憶やモチベーションを高めるドーパミンや、集中力を高めるアドレナリンが大量に分泌される時間帯です。
逆に夜は、1日の疲労が溜まっており、脳が働きづらい状態ですが、睡眠を取ることで記憶が定着するので、寝る前には覚えておきたいことを勉強すると効果的と言われています。
朝晩でやるべき勉強
- 朝:前日暗記したものの復習、論理的思考や創造力が必要な勉強
- 夜:暗記もの
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2-2-2.スキマ時間にやるべきことを決める
日々の「ほんの数分」を無駄にしていませんか?
電車を待っているとき。
会議が始まるまでの時間、歩いて移動しているとき。
合間に生まれる数分も、積み重なれば10分、20分、1時間と大きくなっていきます。
時間ができてから何をするか迷っていると、貴重な数分を取り逃してしまいますね。
スキマ時間を有効活用するためにも、前もって時間ができたときにやることを決めておきましょう。
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2-2-3.ポモドーロ・テクニックを活用する
「集中力が長続きしない」という方に有効なのが、ポモドーロ・テクニックです。
ポモドーロ・テクニック(英: Pomodoro Technique、ポモドーロ法)とは、時間管理術のひとつ。
1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案された。
このテクニックではタイマーを使用し、一般的には25分の作業と短い休息で作業時間と休息時間を分割する。
とりあえず25分間頑張ればいいので、精神的なハードルも低くなり、一気に集中できます。
スマホのタイマー機能を使えば誰でもすぐにできますが、最近はYouTubeでもポモドーロ・テクニックができるようにタイマーの動画をアップしてくれている方もいます。
自分で使いやすい動画を探して取り組んでみましょう。
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2-3.自分に合った学び方(環境やアプリ)を選ぶ方法4選
自分の性格や特性・生活リズムに合った学び方を選ぶことで、モチベーションも成果も出やすくなります。
最近では学習に便利なアプリも多々あります。
なかなか勉強ができない状況が続くようなら、以下を参考に自分にあった勉強ツールや環境を見直してみるのもよいでしょう。
- 1.専門スクールや通信講座などに申し込む
- 2.YouTubeなど動画で学ぶ
- 3.アプリを活用してみる
- 4.オーディオブックを活用する
2-3-1.専門スクールや通信講座などに申し込む
スクールや通信講座は、多くの人に専門の教養を教えてきたプロ集団です。
どのような順番でどのような内容を勉強していけば学びやすいかを知っていますので、効率よく学習ができます。
学校のように通う環境であれば、一緒に目標を持った仲間もできて、モチベーションを高く保てるでしょう。
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2-3-2.YouTubeなど動画で学ぶ
最近は、専門家がYouTuberとなってオンライン講座のような形式の動画がたくさんあります。
知識だけでなく、勉強テクニックまで教えてくれるような動画もありますので、まずは自分が学びたいものを検索して見てみるのも良いでしょう。
質問があればコメントで書き込むこともできるので、無料版スクールと言っても良いですね。
これを活用しない手はありません。
ちなみに、私も「言語化」をテーマにYouTubeで動画をあげています。
言語化力を高めれば、説明力やプレゼン力が上がったり、自分の気持ちや考えを言葉にできるようになるだけでなく、メンタルを強くすることもできるので、学んで損はありません。
2-3-3.アプリを活用してみる
学習に便利なアプリもたくさんありますのでぜひ活用していきましょう。
アプリはスマホにダウンロードすればすぐに開けるので、スキマ時間の活用に役立ちます。
また、自分の時間を管理してくれるスケジュール系のアプリもおすすめです。
自分がどんなことに時間を割いているのかが振り返って見ることができるので、勉強の時間を捻出するのに役立ちます。
モチベーションを維持してくれるようなアプリもありますので、活用しながら習慣化に役立てましょう。
モチベーションやスケジュール管理をしてくれるアプリ4選
▼TIME HACKER(iPhone)(Android)
今自分が何をしているのか、ボタンをクリックすると時間を計上してくれる。後から何に時間を使ったのかがわかるため、時間のマネジメントに便利です。無料かつシンプルで使いやすい点も人気の秘訣。
▼みんチャレ(iPhone)(Android)
「三日坊主防止アプリ」として、同じ目標を持った人同士でチームを組んで、励まし合うことができるコミュニケーション型アプリ。同じ目標を持った人が周りにいないという方には特におすすめ!
▼継続する技術(iPhone)(Android)
目標を一つだけ設定し、毎日やるべきことをクリアすると褒めてくれたり、継続するための情報を提供してくれるという応援アプリ。褒めてくれるだけか、と侮るなかれ。口コミの評価がかなり高いです!広告もなく使いやすいのもポイント。
▼Donelist(iPhone)(Android)
To Do Listのようにやるべきことを挙げて消化していくのは同じですが、完了ボタンを押していくとスタンプが積み上がっていき、今までの頑張りが可視化されていくというアプリです。シンプルで使いやすくて好評です。
2-3-4.オーディオブックを活用する
歩きながら勉強や読書ができるオーディオブック。
本の内容を読み上げてくれるサービスで、歩いて移動するときも車を運転するときも、耳で本の内容を学ぶことができます。
日中の移動時間を有効活用するためにも必須サービスといってよいでしょう。
まだ使ったことがない方は、何を選んでよいかわからないかもしれませんが、まずは作品数が業界トップクラスの「Audible」を選ぶのが無難です。
まずは無料で試せるので、1冊分を試しに聞いてみるといいですね。
私は正直、「やっぱり本は紙の本で読まないと!」と思っていたのでなかなか手を出さなかったんですが、一度使ってみたら耳でも十分日本で学べる、と感じました。
\まずは無料で試せます/
2-4.勉強は健康あってこそ!やる気を維持する体調管理法3選
忙しい人ほど、睡眠時間や食事を適当に考えがちです。
しかし、体調管理は、勉強だけでなく何かを継続するための基礎とも言えます。
特に疲労は学習だけに限らず全てのモチベーション低下にも繋がるものです。
ここでは、身体を健康に保つための具体的な管理法をお伝えします。
あまり時間やお金をかけずに簡単にできる方法をピックアップしたので、今日からでも試せるはずです。
- 1.湯船に使って入浴する
- 2.最適な睡眠時間を確保する
- 3.適度に運動する
2-4-1.湯船に使って入浴する
忙しい毎日を過ごしていると、湯船に浸からずシャワーだけで済ませてしまう人が多いのではないでしょうか。
ですが、湯船に浸かると疲労回復に繋がり、睡眠にもいい影響を与えてくれます。
リラックスに専念して頭も身体を癒すもよし、オーディオブックなど流して勉強しながら半身浴するもよし。
入浴時間をしっかりと確保して、有意義に過ごしましょう。
2-4-2.最適な睡眠時間を確保する
NHKが5年に1度行っている「国民生活時間調査」では、国民全体の1日の睡眠時間は、平日7時間12分で、男性40〜50代は6時間台と短いというデータが出ています。(引用:「国民生活時間調査・2020」NHK)
睡眠不足の悪影響は、6時間しか睡眠時間が取れない状態が続くと、2日間徹夜したのと同じくらいの集中力に低下するレベルです。
そんな状態では、まともに勉強なんてできませんよね。
しっかりとした睡眠は、体調管理の基本です。
しかし、闇雲に長く寝ればいいというわけではありません。
『ハーバード集中力革命』の著者であるエドワード・M・ハロウェルは、最適な睡眠時間は個人差があることを前提とした上で、目覚まし時計などを使わずにどれだけ眠れるのか試してみると、自分に合った睡眠時間がわかると述べています。
それでもどうしても必要な睡眠時間よりも短くなってしまうのなら、睡眠時間を確保してから1日をスケジューリングするなどして、なるべく睡眠重視の生活を送るように心がけましょう。
2-4-3.適度に運動する
身体を動かすことも健康的な身体作りには不可欠です。
忙しくて時間がない人には、HIITトレーニングがおすすめです。
HIITとは、「High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略で、負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法のこと。
限界まで体を追い込むことで、常に脂肪が燃焼しやすい状態をキープし、体脂肪減少と筋肉増量効果を得るものです。
HIITのやり方は、20秒間の運動と10秒間の休憩を8回繰り返す(1セット2分を2セット行う)だけ。トータルで5分に満たないため、時短筋トレとしても注目を集めています。
毎日やるよりも2・3日に1回やるほうが効果的とも言われています。
2・3日に5分であれば時間も作りやすく、継続しやすいのではないでしょうか。
2-5.自分の可能性を信じると気持ちが安定する!自己効力感を高めるコツ3選
自己効力感とは、スタンフォード大学教授やアメリカ心理学会長を務めたアルバート・パンデューラが提唱した心理学用語です。
自己効力感(self-efficacy・セルフ・エフィカシー)とは?
自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。
よく似た言葉に「自己肯定感」がありますが、意味は全く異なります。
- 自己肯定感:自分は生きていていいんだ、これでいいんだ
- 自己効力感:自分はできる、達成できる
この二つは生きる上で大事な要素ですが、「自分にはできない・・・」と自己効力感が低い状態でいると、勉強へのモチベーションを高く保つことはできません。
なので、「自分はできるんだ!」と思えるための行動をとっていくことが大切です。
パンデューラは自己効力感を高めるために必要なことは、以下の4つにまとめられると言います。
- 直接的達成経験(成功体験を積む)
- 代理的経験(誰かの成功体験に触れる)
- 言語的説得(他者から評価される)
- 生理的情動的歓喜(心身共に健康でいる)
健康になる方法はすでに述べたので、ここでは残りの3つの項目について、自己効力感を高める方法を見ていきます。
- 1.成功体験を積み重ねる
- 2.友人や著名人の成功体験に触れる
- 3.尊敬する人から認められる
2-5-1.成功体験を積み重ねる
自分が目標にしていたことを成し遂げることにより、「自分にもできる」という自信が育まれていきます。
ただ、パンデューラは先にあげた著書の中でこのようにも話しています。
「効力感の強さには、忍耐強い努力によって障害に打ち勝つ体験が要求される。」
つまり、簡単な成功体験では自己効力感は育むことができません。
しかし、いきなり高い目標を設定して達成していくのは難しいと思う人もいるでしょう。
その場合は、長期的に達成したい高い目標を設定しつつ、高い目標を達成するために短期的に達成すべき小さな目標(通過点)をいくつか設定するといいですね。
すると、日々の生活では小さな目標を意識するだけでよく、ハードルが下がります。
その上、小さな目標をコツコツと達成していけば、最終的には大きな目標も達成できるようになるのです。
結局、大きな目標だろうが小さな目標だろうが、達成するには自分にできることを完結していくことが第一歩となります。
それらを積み上げていく内に、大きな目標を達成できる自分へと成長していくのです。
\あわせて読んでおきたい/
2-5-2.友人や著名人の成功体験に触れる
自分と同じような環境で頑張っていた人が何かをやり遂げたとき、人は「自分もやってやる!」「自分にもできるはずだ!」と感じ、自己効力感が高まっていくといいます。
または、人気のテレビ番組「プロフェッショナル」や「カンブリア宮殿」など大変な人生を送っている人が苦境を乗り越えていくエピソードなどにも、やる気を高めていく効果があります。
周りからの刺激を有効的に吸収し、自己効力感を高めていきましょう。
\あわせて読んでおきたい/
2-5-3.尊敬する人から認められる
自己効力感を高めるにあたってさらに大切なのは、周囲から褒められたり、認められたりすることです。
尊敬する人や親、会社において「あなたはできる」と認められることで、自己評価が高まり、自信に繋がっていきます。
\あわせて読んでおきたい/
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まとめ
今回は、仕事で疲れて勉強できない社会人の方に向けて、勉強を続けていくための対策をお伝えしました。
まとめます。
疲れて勉強できない社会人が学習する方法まとめ
結論:モチベーションに左右されない勉強の習慣化をめざそう!
解説:習慣化に必要なこととは?
- モチベーションをコントロール
- 時間を有効活用する
- 自分に合った学び方を知る
- 体調管理
- 自己効力感を高く維持
習慣化には時間が必要ですが、自分を信じて、勉強の先にある本当にやりたいことを実現しましょう。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
参考文献一覧
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
お仕事の依頼はこちらから↓↓
>>サービス・仕事の依頼について
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自分のやりたいことや自分軸の見つけ方がわかります。
「DISCOVERYメソッド」で学ぶことで、自分のやりたいことや自分軸の正しい見つけ方がわかり、もう他人に振り回されることがなくなり、自分がすべきことを自分で決断できるようになるでしょう。
先に参加した方々からは、以下のような感想も届いています。
重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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