徳を積む生き方とは?実践し功徳を得られる具体的な方法も5つ紹介します
「徳を積むってどういうこと?」
「功徳を得るにはどうしたらいいの?」
『徳』が良いものだということはなんとなく分かりますが、「具体的に何?」と聞かれると困りますよね。
っていうか、ちゃんと説明できる人ってかなりレアだと思います。
だからこそ、『徳』をきちんと知ることに価値があるんです。
なぜなら、『徳』について詳しく知っている人ほど、人生で大成功を収めているから。
こんなに有難いものなのに、知らないのは損。
この記事では「徳とはいったいなんなのか?」「徳を積むとどういうメリットがあるのか?」「徳を積む方法」について詳しく書いています。
それから、先にお伝えしておきますが...。
徳を積みには、人それぞれに合った徳の積み方があります。
徳の積み方によって得られる功徳が違うからです。
しかし、今あなたに直接お話を聞くことができないので、あなたにピッタリの徳の積み方をお伝えするのは難しい。
そこで、私が今までに得た知識や、実際に試して効果のあった方法を全てお伝えすることにしました。
なのでちょっと長めの記事になっていますが、あなたにピッタリの徳の積み方が見つかるはずなので、ぜひこのまま読み進めてみてください。
『徳』の正体や仕組みを理解して、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
この記事を書いている時点で私は、300件以上もの悩み相談に直接お答えしてきました。その知見・経験を活かして書いたブログやメールマガジンは、ありがたいことに多くの方に参考にしていただき、やりたいことが見つかった人や悩みが解決できた人がたくさんいます。
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1.徳を積むと「人生がなぜか上手くいく人」になれる
徳をたくさん積んでいる人ほど、困りごとがなくなります。
なぜかと言うと、徳をたくさん積み上げるほど、心配事やトラブルが起こったとしても、自然と誰かが助けてくれたり、棚からぼた餅的なラッキーな展開で物事が良い方向に進んでいったりするようになるからです。
たとえば、仕事でとんでもないミスをしちゃっても、なぜか大事にならずに解決しちゃったりとか。
ド貧乏だったのに、ビックリするぐらいの大成功を収めて莫大な財産を築きあげたりとか。
つまり、徳が高い人は人生をイージーモードで切り開いていくことができます。
逆に、徳を積まなければ人生はハードモード。
いくら努力しても報われなかったり、生活に困ったり、良いご縁に恵まれなかったり...。
「どうして私だけこんな目に遭うんだろう」
と思うことがたくさん起こりやすくなります。
はたから見ていると「あの人はツイてるよなぁ」って思う人と、「あの人は苦労の連続で大変だな...。」と感じてしまう人っていますよね。
人生は不平等だなと、あなたも感じたことがあるのではないでしょうか。
生まれる家庭にしたって、お金持ちの家に生まれるか、そうでないかでスタートラインが明らかに違いますよね。
このように自分ではどうしようもない一見「不平等」にも思えることには徳が関係しているんです。
だから、徳をたくさん積んで恩恵を授かることができれば、自分の人生をより豊かで充実したものにすることが可能。
「もしかすると、私って徳を積んでいないのかも...」
と思っても落ち込む必要はありませんよ。
徳は生まれ持った才能のようなものではなく、自分次第でどこまでも高く積み重ねていけるからです。
そして、いつからスタートしても遅すぎるということはありません。
「どうすれば徳を積めるのか?」については、これからお伝えしていきますね。
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2.そもそも徳を積む生き方とは?
まず、「徳ってなに?」っていう疑問がありますよね。
徳は目に見えないものなので、宗教や国によって細かい定義が違います。
共通しているのは「人として正しい心を持ち、行動にうつすことで得られるもの」です。
人として正しい心というのは、損得感情よりも道徳心を重視した行動をすること。
道徳的な行動をとったときに、目に見えないコイン(徳)がもらえるとイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
そのコインをどんどん貯金していくのが徳を積むということです。
じゃあ、どこからそんな話が出てきたのか?
ベースになっている考え方が分かるとより徳の存在を理解しやすくなります。
哲学的な考え方と仏教の考え方では徳のとらえ方が少し違うので、2つに分けてお話していきますね。
2-1.「与えたものが受け取るもの」という因果律をふまえた生き方
哲学上では、因果律という考え方があります。
因果律というのは、「全ての出来事には必ず原因があり、原因なしには何事も生じない」という原理のこと。
つまり、嫌なことが起こるのにも原因があるし、良いことが起こるのにも原因がある。
だったら、嫌なことが起こる原因を無くして、良いことが起こる原因だけを作っていけばいいよねっていう考え方です。
「良いことを起こすには、徳を積む行動をとればいいよ」っていうのが哲学的に見た時の徳を積む意味。
じゃあ、徳を積むにはどうすればいいのか?
哲学者として有名なプラトンは、『徳』の正体について以下のように説明しています。
「勇気・知恵・節制の3つ全てが調和したとき、正義という名の徳になる」
哲学上で徳のある人というのは、賢くて勇気もあって、それでも欲におぼれずに正義を軸に思考や行動をできる人のことを指します。
つまり、頭がいいだけでもダメだし、勇敢なだけでもダメ。
頭が良くて行動力もあるからといって、調子に乗ってもダメ。
知恵と勇気と欲に負けない心をバランスよく持って生きることが、徳を積む生き方ということですね。
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2-2.稲盛和夫や仏教も重視する徳
哲学でいう「徳」と、仏教が考える「徳」は少し性質が違います。
哲学では嫌なことが起こるのも良いことが起こるのも、自分が原因を作っているという考え方でしたね。
一方、仏教では、「自分の中にある悪い心を消滅させれば、善い心だけが残るよね?そうすれば自然と良い行動ができるでしょ」っていう考え方です。
人間には欲があるので、どうしても悪い考えが浮かんだり、私利私欲に走りたくなることもあります。
その悪い気持ちに打ち勝つことが徳を積むということです。
そして、善いこと(徳)を積み重ねることで幸せになれますよというのが仏教の考えかた。
「えー、でも...。今まで、お寺や神社でお参りしたときの願い事、叶ったことないんだけど。それなのに幸せになれるって言われても...」
と思う方もいるかもしれません。
でも、叶わないほうが幸せになれる願い事の場合、神様や仏様は願いを聞き入れてくれないんだそうです。
どういうことのなのか、経営の神様とも言われる稲盛和夫さんの人生をみてみると、分かりやすいと思います。
稲盛和夫さんは、京セラや第2電電(現KDDI)を造り上げ、JALの会長にも抜擢された人物。
どれか1つの肩書を持つだけでも奇跡のようなストーリーがありそうなのに、とんでもない経歴ですよね。
そんなすごい人でも順風満帆な人生かと言えば、そんなことはありませんでした。
医学部受験に失敗して工学部に進学。
学校では成績が良かったのにも関わらず、就職活動は失敗続き。
先生にお膳立てしてもらって、やっとのことで就職した工場は、ストライキが多発するような劣悪なところで、給料の支払いは最初の月からまともにされなかったそうです。
こんなひどい工場にはいらなれないと、自衛隊に転職しようとすれば兄に止められ...。
他にも、結核にかかってしまたり、空襲で全てを失ってしまったり、失礼を承知で言えば、ザっと見ただけでも踏んだり蹴ったりの人生。
「私の人生はどうして何をやっても上手くいかないのか?」
と不満を言ったり、世間を恨んだこともあったそうです。
でも、ある時を境に、そんなことをしていても仕方ないと心を入れ替え、工場の仕事に一心不乱に打ち込むようになります(仕事を一生懸命にすることは他者に尽くすことなので徳積みですね)。
そうすると、不思議と良い結果が出るようになったんです。
赤字続きで、設備や環境が整っていない工場で、大手を相手に成果を出すのはスゴイこと。
それなのに、やむをえぬ事情で会社を辞めなければいけなくなってしまいます。
せっかく成果を出せるようになったのに、ツイてないですよね。
でも、そんな稲盛さんを周りの人が放っておくはずはなく、工場の人が出資したりして助けてくれ、起業できるように準備を進めてくれたそうです。
そうして造られたのが京セラ。
創業当時はたったの8人でスタートしたのに、今では売り上げが1兆円を超えるような大企業に成長しました。
しかも、創業から60年以上が経つ今でも、一度も赤字になった事がなく成功し続けています。
稲盛さんはそんな人生を振り返って、こう語っています。
「人生の明暗を分けたのは、運不運ではなく、心の持ちようだった」
これが、徳を積むことの核心部分。
環境を変えなくても、心持ちを変えれば幸せになれるということを実証してくれたんです。
他の人がすぐ辞めてしまうような劣悪な環境の工場に勤務し続け、一生懸命働くことで徳を積み、大きな成功のきっかけを作ったのですから。
そして、
もし、あの時、医学部に合格していたら...。
良い会社に就職できていたら...。
嫌気が差すほど嫌だった工場を、自分の思い通りに辞めていたら...。
京セラもKDDIもなかったんですよね。
このように、自分の願い通りに事が進まないほうが、良い人生につながることがあります。
そんなとき、神様や仏様は願い事を聞き入れてくれないんだそうです。
そして、常識では考えられないような大成功を収めた人たちは、口をそろえたように徳の大切さを説いています。
稲盛和夫さんもそうですし、日本一のお金持ちと言っても過言ではない斉藤一人さん、パナソニックを創設した松下幸之助さんもその一人。
稲盛和夫さんは「人生で一番大事なものは何ですか?」という質問にこのように回答しています。
「やっぱり人生で一番大事なものというのは、1つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。それともう1つは、人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです」(引用:稲盛和夫が即答した「人生で一番大事なもの」)
稲盛和夫さんが出版された『人生と経営』という本では、このようにもお話されていました。
「謙虚さを忘れ、自分のことのみを考えるようになると、必ず失敗する。心を高めて、徳を磨いていかなければ、永続した成功はない。」
つまり、自分の利益だけを考えるのではなく、みんなが幸せになれるような行動をとることが徳を積む生き方であり、成功の秘訣だということですね。
経営の神様である稲盛さんを例にお話したので、経済的な成功の話が中心になりましたが、徳の効果はもっと多方面に発揮されます。
次の章では、徳を積むとどんな良いことが起こるのか具体的にお話していきますね。
3.徳を積む生き方で得られる驚異的な効果4つ
徳を積むとビックリするような恩恵をたくさん得られるようになります。
大きく分けると4つの効果があるので、ひとつずつみていきましょう。
- 3-1.雰囲気(オーラや波動)が変わる
- 3-2.人間関係が変わる
- 3-3.経済状況が変わる
- 3-4.悩み事が自然と解決されてしまう
3-1.雰囲気(オーラや波動)が変わる
徳を積む生き方で得られる効果のひとつめは、雰囲気が変わること。
徳の高い人の特徴は、いつもニコニコしていて、温かいオーラをまとっています。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がありますが、まさしくそんな雰囲気。
ものすごいパワーや知恵を持っているのに、どこか親しみやすくて、一緒に居ても相手を疲れさせないような優しい雰囲気を持てるようになります。
オーラを見る能力のある人の話によると、徳の高い人はとても強いキラキラした光を放っていて、遠くからでも分かるほど強く美しいオーラなんだそうですよ。
オーラが強くなると、魅力が増します。
よく見ると顔立ちは普通なのに、なぜが美人だったり美形に見える人っていませんか?
そういう人は、オーラや波動が強いから、美しく見えるそうですよ。
3-2.人間関係が変わる
徳を積む生き方で得られる効果の2つ目は、人間関係に困らなくなること。
徳を積む生き方をしていると、人から信頼されるようになるからです。
信頼している人に対して、嫌なことを言ったり、嫌がらせをする人ってほとんどいませんよね。
それに徳が高くなると、同じように徳が高い人が周りに集まってきます。
徳が高い人は人間性が優れているので、相手が不快に思うようなことはしません。
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3-3.経済状況が変わる
徳を積む生き方で得られる効果の3つめは、経済状況が変わること。
徳を積んでいると、仕事が上手くいくようになります。
トラブルが起こったり、ピンチな状況になったとしても、不思議と状況が良い方向へ。
職場での評価が上がったり、あなたがよりイキイキと働ける環境へ導いてくれたりします。
その結果、収入アップにつながるんです。
3-4.悩み事が自然と解決されてしまう
徳を積む生き方で得られる効果の4つ目は、悩み事が自然と解決されてしまうこと。
徳の高い人が困っていると、周りの人が放っておいてくれません。
論語には徳の高い人について、このように書いてあります。
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
どういう意味かというと、徳の高い人は決して孤立することがなく、困ったことがあると理解者や助けてくれる人が必ず現れるということ。
ポイントは、困った時に何もしなくても自動的に助け船があるということではなく、放っておけないと思わせる人望があるということです。
逆に、徳を積まない人は利害関係で人とつながっています。
だから、利用価値がなくなると、サーっと人が離れてしまうんです。
つまり、「あの人が困っていたら、自分に得がなくても助けてあげたいな」と思われる人は徳が高いということ。
では、具体的にどのような行動をとれば、徳を積むことができるのか?
誰でも簡単にできる「徳を積む生きかた」についてお話していきますね。
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4.徳を積む生き方の始め方|まずはこの5つを意識してください
徳を積むというと、ものすごくハードルの高い事のように思うかもしれませんが、心がけ次第で誰にでも簡単に始めることができます。
日常生活で徳を積む心の持ち方のポイントは5つ。
この5つの心の持ち方を意識するだけで、どんどん徳をつめるようになりますよ。
- 1.小さなギブから始める
- 2.小さなギブを積み重ねる
- 3.欲しい現実を周りにギブする
- 4.もらう事を期待せずにギブし続ける
- 5.自分の雰囲気や現実が変わるまでの時間差を気にしない
4-1.小さなギブから始める
徳を積む生き方を始めるとき、まずは小さなギブを意識しましょう。
小さなギブというのは、別に自分がしなくてもいいけど、誰かが助かったり、誰かの喜びにつながることをすることです。
たとえば、
- 落ちているごみを拾う
- 人に親切にする
- 誰かにご飯を作ってあげる
- 綺麗な言葉を使う
- 誰に対しても平等に笑顔で接する
- 人の幸せを祈る
など。
「誰かがやってくれるだろう」
と思うことを進んで自分からやるようにします。
でも、自分が苦手なことをイヤイヤする必要はないですよ。
徳を積むことと自己犠牲は違うので、あなたが気持ちよくできることでOK。
4-2.小さなギブを積み重ねる
徳を積む生き方の2つ目のステップは、小さなギブを積み重ねること。
徳積みをしていると、
「誰も見てないのに、こんなことして意味あるのかな...」
と思うこともあるかもしれません。
でも、誰にも見つからないように徳を積めたらラッキー。
誰にもバレないように、さりげなく徳を積む事を『陰徳』と言います。
陰徳は、誰かに「良いことしました!」とアピールできる陽徳よりも、価値が高いと言われています。
だから、誰にも見られていない時こそ、徳を積むチャンスなんです。
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4-3.欲しい現実を周りにギブする
徳を積む生き方の3つ目のステップは、欲しい現実を周りにギブすること。
あなたが欲しい現実は、他の人も欲している可能性が高いからです。
誰かを喜ばせたり、「ありがとう」と言われることができたら、それは立派な徳積みです。
4-4.もらう事を期待せずにギブし続ける
徳を積む生き方の4つ目のステップは、もらうことを期待せずにギブし続けること。
徳を積むことのポイントは、損得勘定を捨てることだからです。
人のために尽くしてばかりいると、
「なんか自分ばかり損してる」
と思うかもしれませんが、いつか必ず自分に返ってきます。
先ほど陰徳について触れましたが、陰徳が陽徳よりも価値が高いのは、相手からの見返りを求めない善行だからです。
誰かに喜んでもらえたら、それを自分の喜びとして感じられるようになれば、みんながハッピーになれるし、「徳を積むため」と意識せずとも、自然と徳を積み上げていける人になれますよ。
そうなれたら、本当に徳の高い人になれた証ですね。
4-5.自分の雰囲気や現実が変わるまでの時間差を気にしない
徳を積む生き方の最後のステップは、自分の雰囲気や現実が変わるまでの時間差を気にしないこと。
徳は積めばすぐにリターンがあるというものではないからです。
徳は貯金と似ていて、積んだ徳のおかげで良いことがあると、使った徳の分減ってしまうんだそうです。
例えば、人助けをしてニュースで報道されたとしましょう。
周りの人からはチヤホヤされるし、良い気分になりますよね。
そうすると、『良い気分になる=徳を使った』ということになるので、人助けした分の徳はチャラ。
だから、目に見えた変化がないのは必ずしも悪い事ではありません。
変化が感じられないということは、どんどん徳がたまっているということだからです。
なので、即効性を期待しすぎず、
「なにかあっても私なら大丈夫」
と効果バツグンのお守りをもっているような感覚で過ごしていくといいかもしれませんね。
ここまでは、徳を積む生き方を始めるときの心の持ち方をお話してきました。
次の章では、徳を積める具体的な行動例をお伝えします。
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5.徳が積める(功徳が得られる)誰でもできる具体的な5つの行動例
この章では、誰でもできる具体的な徳を積む方法を5つ紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
- 1.掃除する
- 2.寄付する
- 3.他人を笑わせる
- 4.他人を助ける
- 5.他人を育てる
5-1.掃除する
徳を積む方法のひとつ目は、掃除をすること。
掃除をすると、自分の心の汚れやモヤモヤも一緒に洗い流してくれるからです。
実は、掃除って、心を磨く修行になります。
お寺ではよく床をピカピカに磨き上げている姿を見かけませんか?
なぜそんなに汚れてもいないのに毎日丁寧に掃除をするかというと、掃除をすることが自分の心を磨く修行になるからなんだそうです。
綺麗な心でいることは、徳を積むうえで重要なポイント。
自分の家の掃除でもOKですが、会社や公衆トイレなど、みんなが使う場所の汚れや乱れを見つけたら、こっそり掃除すると陰徳を積むことができます。
ただし、陰徳を積みたいなら、誰かに掃除しているところを見られたり、「私がキレイにしたんだよ!」とアピールするのはNG。
徳を積むということは、「人の心を明るくしてあげよう」「誰かの心を軽くしてあげよう」と思う慈愛の心を自分の中に育てることです。
でも、誰かにワザと見られるようにしたり、自分でアピールしたりすると、「自分の評価を良くするために自分のためにした行為」になってしまいます。
だから、こっそり掃除をするときにも「これで陰徳が貯められる。うっしっし」と思いながらするのではなく、「みんなが気持ちよく過ごせますように」と思いながらできるようになるのが理想です。
5-2.寄付する
徳を積む方法の2つ目は、寄付をすること。
寄付をするということは、誰かを金銭的に助けることにつながるからです。
稲盛和夫さんや松下幸之助さんも、億単位の寄付をしています。
それだけたくさんの人からの感謝を集めることができたから、廃ることなく成功し続けられたのではないでしょうか。
もちろん、額が大きければ良いというわけではありません。
無理のない範囲で大丈夫。
コンビニのレジ横にある募金箱に小銭を入れるのも、誰かの「ありがとう」につながりますよ。
5-3.他人を笑わせる
徳を積む方法の3つ目は、他人を笑わせること。
笑わせるということは、その人の心を温めてあげることだからです。
「笑わせるのはハードルが高いな」
と感じる人は、自分自身がいつもニコニコ笑顔でいてください。
笑顔は他人に幸福感と安心感を与えることができるので、ニコニコしているだけでも徳を積むことができるんです。
逆にぶすーっとしていると、他の人が不安になりますよね。
暗い顔をしていると、せっかく積んだ徳が減ってしまうので注意しましょう。
5-4.他人を助ける
徳を積む方法の4つ目の方法は、他人を助けること。
人に親切にすることは、徳を積む方法の基本です。
でも、人助けって、あからさますぎて抵抗のある人もいるかもしれません。
たとえば、電車でお年寄りに席を譲ろうとする場合、「どうぞ」と言って席を立つのってちょっと勇気がいりませんか?
しかも、頑張って譲ったのに、断られたりしたらちょっと気まずいですよね。
そこで、天才的に他人に気を使わせない徳の高い人は、「どうぞ」と言わずに席を立ったりします。
もしくは、席が必要な人のために最初から座らないとか。
このように、どうすれば受け取る側が気負しないようにヘルプできるか、スマートな助け方を日々考えるクセをつけるといいですよ。
ちょっと難しいですけどね。
でも、スマートな助け方は陰徳になりやすいので、自分のためにもなりますよ。
5-5.他人を育てる
徳を積む方法の5つ目は、他人を育てること。
人を育てるということは、その人に尽くしてあげることだからです。
子育てとか、自分の知っている知識を惜しみなく人のために使ってあげたりとかが当てはまりますね。
「他人を育てる機会があまりないなぁ」っていう時には、ペットを育てたり、植物を育てることでも徳を積むことができます。
ただし、徳を積むために植物やペットを飼ってはみたものの、ろくにお世話しないのであれば無意味。
人を育てることも、動物や植物のお世話をすることも、生き物に対する慈愛の心を自分の中に育てることが徳になるからです。
つまり、愛情を持たずに人を指導したり、むやみに生き物を手元においても徳積みにはならないということ。
ちなみに、生き物を大切にする心を育てて積んだ徳は、『健康と寿命の徳』として加算されるそうですよ。
「えっ?!なにをして徳を積むかによって功徳がちがうの?」
とビックリされた方もいるかもしれません。
ちょっと、そのへんのことについてお話すると...。
徳を積むということは豊かな人間性を身に着けることです。
豊かな人間性って抽象的な言葉で分かりにくいですが、色々な要素が組み合わさって人それぞれの人間性ができあがります。
たとえば、哲学的に徳を説明すると「勇気」「知恵」「節制」から成り立っているとお話しましたね。
でも、人によって、「知恵をたくさん持っているけど、ちょっと勇気が少ない」「大きな勇気を持っているけど、節制が足りない」というように個人差があります。
知恵をたくさん持っていると、勇気をたくさん持っている人では起こりうる現実が違うというのは、なんとなくイメージできるのではないでしょうか?
だから、どうやって徳を積むかで得られる功徳も変わってくるんです。
つまり、
自分の中で人間性のどの部分を大きくするか=なんの徳を多く積むか
ということにつながります。
そこで、あなたが欲しい現実を得るためには、どのように徳を積めばよいのか?
『お金』『環境』『願望実現』の3つに分けて、具体的な徳の積み方をお伝えしますね。
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6.具体的な3つの悩みを解決できる徳を積む生き方を考えてみました
せっかく徳を積むなら、自分の願いに沿った功徳を得られたら嬉しいですよね。
そこで、『お金』『環境』『願望実現』の3つに分けて、徳の積み方をご紹介しています。
基本的には、自分の積んだ徳と同じ種類の恩恵を得やすくなると考えればOK。
それでは具体的にお話していきますね。
6-1.【お金】他人の経済状況を良くして、ムダなお金を使わない
経済的に豊かになりたい人におすすめの徳の積み方は、他人の経済状況を良くして、ムダなお金を使わないこと。
具体的には、
- 寄付をする
- 自分のためだけにお金を使いすぎない
- 応援したい人に喜んでお金を使う(サービスを買ったり、その人のお店でお金を使う)
など。
お金に執着しすぎると、貯めこむ事だけを考えてしまいがちですが、徳を積むお金の使い方をすれば、使った以上のお金が返ってきます。
徳を積むお金の使い方とは、人を喜ばせるために気持ちよく支払うことです。
自分が楽しむためだけにお金を使ったり、渋々お金を出しても、徳積みにはならないので注意してくださいね。
例えば、募金箱にお金を入れるとき、
「あー、お金もったいない。ホントは募金なんてしたくないんだよー」
と思いながら募金しても徳を積んだことにはなりません。
「このお金で、少しでも誰かが喜んでくれますように」
というように、前向きな気持ちでするのがコツです。
6-2.【環境】小さな掃除を習慣化させて、清潔オーラと思考整理術を体得する
自分の置かれた環境を良くしたい人におすすめな徳の積み方は、小さな掃除を習慣化させること。
自分の部屋をキレイすることはもちろんですが、職場や公共の場所など、少し気になるところがあったら、ササっと掃除してあげましょう。
掃除をすると、思考が整理されて気持ちがスッキリするし、オーラもクリーンになります。
オーラが綺麗になると、美人度(美男度)が上がります。
美人(美男)な人がいるとその場がパーッと明るくなりますよね。
それって、他人の心を明るくすることなので徳積みになるんです。
あ、ここでいう美人っていうのは、女優さんのような目鼻立ちの整った美人ではなく美人に見えるオーラを放っているということです。
具体的な行動をまとめますね。
- 自分の部屋を掃除する
- 職場や公共の場所でも、気になることろがあれば整えてあげる
- 身だしなみに気を付ける
- いつも明るい表情でいるようにする
「なぜか人間関係に恵まれない」「モヤモヤすることばかり起こる」「もっと人生を豊かにしたい」と思っている人におすすめな方法です。
6-3.【願望実現】他人の願いを叶えて、本気で取り組めない事を約束しない
叶えたい願い事がある人におすすめな徳の積み方は、他人の願いを叶えてあげること。
そうすると、自分の願いを叶えるための功徳を得られやすくなります。
でも、注意点があって、あなたが本気で取り組めないことは引き受けないこと。
他人の助けになることであっても、自分が心からやりたいと思えることじゃないと、
「こんなにしてあげたのに...」
と見返りを求める心が生まれてしまうからです。
ポイントは、他人も自分もハッピーだと思えるかどうかを基準に判断してみてくださいね。
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7.徳を積む生き方は、人生を面白くしてくれる
生きていると、どうしても理不尽なことも起こるし、辛いこともありますよね。
でも、徳を積む生き方を意識すると、人生に嫌なことが起こりにくくなるんです。
そのワケは、普通なら、
「えー、めんどくさい...」
「貧乏くじ引いた...」
と思ってしまうようなことが徳になるから。
例えば、会社で新人教育をしたり、雑用をまかされたり。
それがお給料に反映されるならまだ納得できますが、自分に目に見えたリターンがないなら、「なんで私が...?」と思ってしまうこともあります。
しかも、せっかく頑張ったのに誰にも感謝されることもなく、評価されることもなく、残ったのは疲労感のみ。
「せめて、ありがとうの言葉ぐらい言ってくれてもよくない?」
なんてムカッとしてしまったり。
でも、そんなときに、ふと「あ、今徳を積めたな」と思うと、イライラもモヤモヤも吹き飛んで、ニヤリと心の中で笑う余裕が生まれます。
だって、感謝されたら徳がちょっぴり減ってしまいますからね。
(「徳を積むために○○をしてあげよう」と思うのは徳積みになりませんが、後から「徳を積めた!」と思うのはOK)
このように徳を積むことを意識すると、良いことがあったら素直に喜べばいいし、アンラッキーなことが起こっても面白がることができるようになります。
そして、ある日気づくはずです。
「なんか私、人としての器が大きくなってない?」
と。
徳を積むためには、「徳を積むために○○してあげよう」と思うのはダメなことなんですが、最初はそういう下心があっても良いと私は思います。
もちろん、最初から下心なしでできるのが1番ですが、それまでの心のクセや習慣を直すのは難しいからです。
それに、徳を積むためと下心有りきで始めたことでも、それが習慣になればいつのまにか下心は消えていくもの。
徳を積む生き方は、功徳を得られる恩恵もありますが、なによりもあなた自身を魅力的な人に造り上げていく修行になります。
ぜひ、徳を積む生き方を習慣にして、あなた自身とあなたの人生をますます輝かしいものへとブラッシュアップしていってくださいね。
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まとめ|『徳を積む生き方とは?実践し功徳を得られる具体的な方法も5つ紹介します』
この記事では、「徳を積む生き方とは?実践し功徳を得られる具体的な方法も5つ紹介します」として、
- 徳を積む生き方とはどういうものか?
- 徳を積むための心がけ
- 徳を積むための具体的な方法
- 悩み別に功徳を得る徳の積み方
についてお話してきました。
徳を積む生き方は、いつでも誰でもどこでも簡単に始めることができます。
そして、人生を楽しく豊かなものにしてくれるんです。
まずは、以下の5つの心がけを意識してみてください。
環境は何一つ変わっていなくても、あなたの心の角度をちょっと変えてみるだけで、どんどん徳が積み重なっていき、人生の風向きが良くなるはずです。
- 1.小さなギブから始める
- 2.小さなギブを積み重ねる
- 3.欲しい現実を周りにギブする
- 4.もらう事を期待せずにギブし続ける
- 5.自分の雰囲気や現実が変わるまでの時間差を気にしない
最後までご覧いただきありがとうございました。
あなたの人生に温かい追い風が吹きますよう、願っています。
【次ページ:1,191人が学んだ「やりたいこと発見メソッド」を、今だけ無料公開しています】
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この記事を書いた人
1986年生まれ、長野県出身、宮城県在住。
株式会社ジャストコネクションズ代表取締役。
2011年から副業でブログを開始。ブログ歴は10年。
独立後はコンサル業・通信講座事業も開始。得意の言語化力を活かし、多くの顧客の言語化力・説明力・文章力アップ、起業・副業による収入アップ、やりたいこと発見などをサポート。
2018年9月には法人化。
10年前から「自分のやりたいことで生きる」を実践。
今までの経験を通して、沢山の方の夢や目標を応援することが出来て、とても充実した日々を送れています。
私のプロフィール詳細はこちら↓↓
>>家庭崩壊、父の死、いじめ、裏切り、失敗を乗り越えた先で見つけたもの
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先に参加した方々からは、以下のような感想も届いています。
重要で濃い内容を教えて頂きありがとうございました!憂鬱だった日々の自分が心の底から湧き上がってくる衝動に戸惑うぐらい効果があってほんとすごいなって思います。毎回楽しみです!
聞いていると、もうこれは自分だなってなりました。今まで行動はしたものの、なにか違う、ピンと来ない、燃え尽きるということばかりだったので、自分の常識だと思っていたことがみるみる破られていく感じでした。
本やセミナーでのもし〇〇だったら?という質問で興味関心が見つかったとしても、それがあなたのやりたいことです!みたいなのはどうも腑に落ちなくて、その理由がわかった気がします。
右手で書いた方がきれいな字が書けるのに左手で書こうとしている、という例えは非常に分かりやすくしっくり来ました。今やりたいことはいくつかあるのですが、私は右利きなのにどれのこれも左手でやろうとしているから上手く行かないことに気付きました。正直、半信半疑で登録しましたがここまでためになる話が聞けるとは思っていませんでした。登録して本当に良かったです。
ぜひあなたも、自分に対する理解がどんどん深まってく楽しさを体験してみてください。
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